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私は現在国立大学の農学部に所属しています。3回生です。

私は将来農学部で学んだ農学、生物学の知識を生かしたバイオ企業経営をしたいと考えています。それ以上の具体性が決まっていない非常に漠然とした夢ではありますが・・・。

最近では、育種関係に興味があり、遺伝子改良などでより良い質の農作物を作る会社はどうだろう、などと考えています。

さて、先にも書いたとおり、私は大学で学んだ知識を生かして企業を起こしたいと考えているのですが、3回生になってやっと気づいたことは、大学の講義だけ受けていては殆どまともな知識が定着しないということです。このままでは駄目だと思い、自主的に勉強をしていこうと思ったのですが、ここで、いったいどこまでの知識が必要となってくるのかが分からず困っています。

とりあえずは大学の生物学の基本的な教科書として挙げられているCELLをやっていきたいと思っているのですが、これだけ分厚い教科書の内容すべてをまさかすべて覚える必要があるのでしょうか?

実際にバイオ系企業の技術経営をしている方々はいったいどれくらいの知識をお持ちなのでしょうか?

生物学、起業カテゴリーの方に書くべきか悩みましたが、こちらに書かせていただきました。

もし何かコメントをしていただける方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

 私は国立大学園芸学部で修士課程を修了し、卒業後9年で独立し、農業系の会社を去年設立したものです。



 あなたの夢、応援したい気持ちでいっぱいです。頑張ってください。

 具体的な話をすると、徹夜になってしまうので(笑)、概略だけ言いますと、

 一回、関連する業種の企業に就職するべきです(競争力の働いてる一般企業をお薦めします)。
 そこで、あなたがおっしゃっている「大学で学んだ知識を生かして」がいかに小さなものだったか実感してください。そして、とにかく専門知識をがむしゃらに蓄積するのです。
 一つ気をつけなければいけないのは、会社に入ると思いのほか忙しいですから、自分の充電どころではなくなってしまうことです。でも、あなたは若い。時間は「作る」ものです。頑張ってください。
 私は9年間ある会社で色々技術を蓄積させていただきました。そして、学会の教授の話や同業者の方の話を聞きながら、これならいけるかもしれないと思い、踏み出しました。

 そして、その企業にいる間一番重要なのは、社外に「師匠」、「ビジネスパートナー」と呼べる人、信頼の置ける同期、先輩、後輩の友人を作ることです。
 起業者は孤独です。前職の友人を大切にしましょう。

 切り札をたくさん作りましょう。

 次に、会社を経営する場合、「机上の」理論だけでは全く不足です。
 資本金はどうしますか。最低限の分析機器はいるでしょう。また、会社設立自体、そして当初は作った物、技術が売れるとは限りません。その間、従業員を養えるたくわえも必要です。他人に出資してもらう事もありえます。が、そのためには、前述の人たちの信頼が不可欠です。
 さらに、経理、総務に関する処理をするのも会社経営者としての責任です。

 以上簡単ですが、私が苦労している事を元に、書いてみました。

 でも、私は、独立し、給料も減りましたが、全く後悔はしていません。
 あなたの「野望」、今すぐ達成できなくても、大切にしてください。
 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。応援してくださる気持ちが伝わってきて、とても嬉しいです。

また、実際に起業されての経験談ということで大変参考になりました。

先の回答でも指摘されましたが、やはり人間関係は重要なのですね。これから意識しなければいけない点だと思っています。

”「大学で学んだ知識を生かして」がいかに小さなものだったか”との事ですが、では大学の勉強の存在意義っていったいなんなのでしょうか・・・?時間の無駄遣いですか?

大学院は、今の大学の経済学部の院でMBAをとれる研究室が来年から開講されるので、そこに進むことも選択肢の一つとして考えています。もし大学で学ぶ理系の知識が無駄なものなのであれば、院は経済学部を目指した方がベターなのでしょうか?

お礼日時:2005/08/17 00:43

>大学の勉強の存在意義っていったいなんなのでしょうか・・・



 いえいえ、必要ないのではなく、起業するには専門知識だけでもまだまだ勉強しなければならないこといっぱいあるのでは?ということです。大学院に行くのもその面ではいいでしょう。

 一生勉強です。社会に出ると、違う学科の技術も学ばなければならない事もあります。そういう「引き出し」の数が重要になってきます(例えば新商品開発のためのアイデア等)。
 そして、そんな時、大学で学んだ専門知識は、それらを理解する助けになります。

 また会社を経営するにあたって…
 取引先(売り先)を見つけ、その相手に自分の会社とその技術を「信頼」してもらうには、社会人経験があったほうがいいでしょう。
 また、社会には海千山千の詐欺師みたいな人がてぐすねひいて待っています(笑)。それらの人にだまされないよう、取引先を選ぶ目も養う必要があるでしょう。
 そして、従業員の管理。人付き合いがやや苦手のようですが、従業員の生活はあなたの肩にかかってくるんですよ。従業員同士のトラブル、問題社員…
 経営者は、大小さまざま分岐点で的確により良い道を選択しなければなりません。大学のテストと違って、正解はなく、答え合わせも出来ません。
 また、企業時には銀行等から融資を受けることになるでしょうが、その担保はありますか?
 ある新商品の開発をするかどうか判断するにあたり、採算を予測しなければなりませんが、その積算方法わかりますか?

 ま、思いつくまま挙げてもこんな事があります。

 というわけで、企業で10年ぐらい「修行」してからでも遅くないかなと思うわけです。 

「なるほどに こうべをたれる いなほかな」
私はこの句が大好きです。

 がんばって。
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この回答へのお礼

また回答をいただけて大変ありがたく思います。

> 起業するには専門知識だけでもまだまだ勉強しなければならないこといっぱいあるのでは?ということです。

なるほど、よく分かりました。

最近の日本では、文系理系分野の知識を総合した技術経営(MOT)が必要と言われていますよね。起業するなら本当にいろいろな知識が必要なのですね。

経済学部の大学院の進学も真剣に検討してみたいと思います。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/08/17 21:41

私は国立大学の農学部に所属していた、まもなく30歳の男です。

元農学部教授が事業を起こした例しか知らないのでなんとも言えませんが、起業にはあなた個人の能力はもちろんですが、人脈がかなりモノをいうと思います。

私なら、目指す分野で有力な研究室で博士号と「このテーマに関しては誰にも負けない」といったなにかしらを獲得し、一度は企業で経験を積み、これらから得られた人脈を最大限に利用することを考えます。

あと「CELL」の内容をまる覚えする必要はありませんが、理解する必要はあるかと。
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この回答へのお礼

素早い回答ありがとうございます。

taruaniさんの仰るとおり、人脈が大事であろうとは私も思います。私はいまひとつ人間関係が苦手なところがあるのですが・・・、大学時代は一人でも多くの知人を作れるようにこれから意識していきたいと思います。

とりあえずの独学としては、CELLをザッと読んでいって、要点をメモしていく、という形で行きたいと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/16 01:57

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