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 私は工学系の大学院に所属するM2の者です。今年は就職活動があって非常に苦戦したために研究にほとんど手をつけていません。正直かなり内心焦っています。
 修士論文を書いた経験のある方、または研究者の方に特にお聞きしたいのですが、修士論文はいつ頃から書き始めましたか?また論文には必ずオリジナリティー(工夫)が必要ですよね?自分なりのオリジナリティーってどのように探すものなのでしょう?
 私は色々な論文を読み、それを自分の研究にそのまま利用する形でやろうとも思いましたが、これだと盗作になりますよね?研究のあり方について教えていただけませんか?基本的な質問かもしれませんが非常に大切な事だと思うのでぜひお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

「それを自分の研究に...」と書いておられますし、No.1・2への「お礼」からお見受けするに、「研究テーマ」自身はほぼ決まっていると考えてよろしいですね。



問題は、「そのテーマの中で、どうオリジナリティを発揮するか」ですね?

まず第一に、「そのテーマのゴールをどこに置くか」ではないでしょうか?
「その研究によってこんなことが分かった・達成できた」という目標にする部分が、「今まで報告されていない・誰もやっていない・実現できていない」というところに持ってくることができれば、文句ない「オリジナリティ」ですね。

第二に、上で書いた「今まで報告されていない・誰もやっていない・実現できていない」というのは必ずしも「ゴールの成果」の評価の大小を言っているのではない、ということです。つまり、そりゃもちろん「達成できた結果」が「世の中・人類にこんなにも貢献できる」ことであれば大変素晴らしい訳ですが、そんなに大上段に構えなくても、「科学的に見て少なくとも有益である」「こんな知見が分かっただけでも有益である」レベルであれば最低限OKではないでしょうか。もっと言えば「ある技術にはこの程度の効果しかないことが実証できた」だって十分有益な「知見」でしょう。

私が思うに、これが「オリジナリティ」の基本ではないでしょうか。

まとめると、大切な点は"自分のレベル"に合わせて、「今まで報告されていない・誰もやっていない・実現できていない」ことで「それが分かった・実現できたことが少なくとも科学的に有益」なことを目標にして取り組めばよいのではないでしょうか。ただし、目標は「探す」というような受動的な姿勢ではなく、是非「自分の頭」で能動的に考えて見つけ出してください。

目標レベル設定の高低によって差はあっても、「今まで報告されていない・誰もやっていない・実現できていない」ことですから、当然それを研究していく過程で、やはり「今まで報告されていない・誰もやっていない」工夫を強いられることになると思います。それを乗り越える工夫(ブレークスルー!)もまた「オリジナリティ」ですね。

「オリジナリティ」は「自分の頭」で考え、「自分の言葉」で語れて、初めて本物です。是非、あまりに背伸びして人の業績をマネするようなことを考えるより、「自分のレベル」に合った(多少は背伸びしてがんばるのは必要ですよ!)研究をされることを期待します。

それでは、がんばってください。
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この回答へのお礼

 コメントありがとうございます。良い意味で肩の力が少し抜けた気がします。非常に分かりやすく書かれておられるので助かります。修士論文頑張ります!

お礼日時:2005/08/18 17:02

理系の修士課程Mの研究は、ふつうは次のような手順ではないでしょうか。


専門分野や研究テーマによっても異なることはあるでしょうけれど、大差はないのでは。私の場合は化学が専門で、ある物質を合成し、性質や構造を決定するテーマでした。いろいろな機器分析を用いました。分析機器のデータの解析も大変でした。文献はほとんど英文です、たまにドイツの文献も。
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>ア:研究のあり方について教えていただけませんか?基本的な質問かもしれませんが非常に大切な事だと思うのでぜひお聞きしたいと思います。

について。
1)修士1年(M1)の4月以降、研究室の研究分野に沿った「研究テーマの決定(実験結果の推移により、修正は当然あり得る)」・・・自分でケミカルアブストラクトなどの文献調査をして、指導者とたびたび、打ち合わせをして決める。このテーマ選びは結構大変。数ヶ月から半年かかることも。

以降は、予備実験などして、テーマを具体的に絞り込む作業。これも予想通りに実験結果が得ることは少ないので、実験結果の解釈や再現性の問題に取り組む。4年生の卒業研究とはおおちがい)

 (4年の卒業研究では、研究テーマを4年生が見つける力がないので、研究室の教授・助教授・ドクター・マスターなどから、与えられる。ふつうは前年度の継続が多い。これは楽。苦労なし。当然。)

 年に1~2回の、研究室全体の中間報告会がある。実験結果が出てきて、ある程度まとまってくる。同時の関連するテーマの4年生の実験操作などの指導にもあたる。M2の研究学会での研究発表の準備(想定質疑応答。申し込みの要約提出。発表スライド作り)

2)修士2年(M2)・・・関係の研究学会で、研究発表(指導者同伴)。問題点の明確化。実験もきつくなる。年1~2度の中間報告会。修士論文ができるか否か不安になってくる。文献調査も継続して行う。大学に提出する修士論文の作成作業、何度も指導者と打ち合わせ。就職関係の試験の受験については、個別に教授に相談、受験。そのため、自分の研究に1週間くらいのブランクあり。」
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>イ:私は・・・M2の者です。今年は就職活動があって・・・研究にほとんど手をつけていません。修士論文はいつ頃から書き始めましたか?また論文には必ずオリジナリティー(工夫)が必要ですよね?自分なりのオリジナリティーってどのように探すものなのでしょう?

について。あなたのいう独創性(オリジナリティー)は、論文の研究テーマと実験結果の内容をさしていないような印象を持ちましたが。
私の場合を考えると「16ヶ月間、どんな研究室生活をされてきましたか?」という質問をせざるを得ません。
中学・高校生の夏休みの自由研究の宿題の発想のように思われます。
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>ウ:私は色々な論文を読み、それを自分の研究にそのまま利用する形でやろうとも思いましたが、これだと盗作になりますよね?

について。
なにを「やろう」としておられるのでしょうか。趣旨が理解できません。
「修士課程の理系の学生であるあなたは、16ヶ月間に何度、指導者(教授・助教授・講師・ドクター)と打ち合わせを行ったのでしょうか?」という質問をせざるを得ません。
 理系の学生さんの発想ではないと思われますが。
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修士修了した者です。


現在M2で、修論が手つかずなのは疑問です。
私が在籍した院では修士論文は入学した時点で、すでに研究は始まっていました。
そしてM2の6月に中間発表会があるので、発表会で骨子ができていなければその時点で留年が決定するので、それまでには最低限の形はできあがっていました。

>私は色々な論文を読み、それを自分の研究にそのまま利用する形でやろうとも思いましたが、これだと盗作になりますよね?
とありますが、それらの論文を読み、きちんとした裏付けからそれらの論文を批判することも立派な研究だと思います。
ただ、理系の場合は過去の論文に捕らわれてしまってはいけないのではないでしょうか?(もちろん論文を読むことは必要最低限なことですが。)
自分なりのオリジナリティーについても、自分で疑問に思ったこと、不思議に思ったこと、
それを自分なりに裏付けを取りながら掘り下げていくことに他ならないと思います。

厳しい意見になると思いますが、あなたは何の為に大学院に進学したのですか?
自分自身で考えて論文の1本も書けないようでは、大学院に進学した意味はないと言っても過言ではないです。
一度、自分の担当教授に相談なさってはいかがでしょうか?
あなたを合格させたのはその教授なのですから、呆れながらも相談に乗ってくれるとは思いますが……。
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この回答へのお礼

 コメントありがとうございます。補足ですが、修士論文にほとんど手付かずと書きましたが、基本となる部分は既に完了してます。私の言いたかった事は、今現時点でオリジナリティーがほとんど無いという事です。また、あなたの場合は中間発表会があるようですが、私のところにはありません。私のところでは代わりに月1の進捗報告はあります。
 あと、他の研究室では指導教官がちゃんと指導するとは分かっています。しかし、私の研究室ではほとんど指導などしてくれません。だから基本的な部分かもしれませんが、研究のあり方についてお聞きしました。指導教官に相談に乗れるなら今すぐにでもしたいですが・・・。
 

お礼日時:2005/08/18 03:41

研究テーマは、指導教官から与えられてはいないのでしょうか?



正直なところ、修士までの学生が独力で、オリジナリティーのある研究テーマを考えることは、難しいです。

研究のテーマのポイントは3つ、新規性、独創性、有効性です。もちろん、既存の研究と同じことをやっては意味がありません。

さまざまな他の文献を読むことは必要ですが、そこから、何らかの違いを出す必要があります。

とりあえずテーマを作るやり方としては、やりたいこと(理想)を考えて、現時点までの他の研究などでできている点(現実)を見据えて、その理想と現実をつなぐことを考えます。

理想が大きい場合は、理想のすべてが達成されなくても、部分的に達成できれば良いこともあります。

テーマを設定した上で、具体的な達成の方法(アイデア)は、自ら考える必要があります。そこは研究者としての実力を問われるところです。

自分なりに、何らかのアイデアを思いついた時点で、先生にアドバイスをもらうなりして、研究として成立するテーマであるかどうかは、最低限確認してもらう必要があるかと思います。
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この回答へのお礼

 コメントありがとうございます。私のみならずうちの研究室の院生はテーマを与えられていません。自分で出来そうなテーマを探してやっています。正直なところ、技術面で指導教官に習ったことなど無いと言っても過言ではないと思います。
 外部の方が見たら信じられないような研究室かもしれません。このような境遇の中で自分なりに精一杯出来るようにこのような質問をさせてもらいました。参考にさせてもらいます。

お礼日時:2005/08/18 03:29

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