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最近、道路で転がる蝉の死骸をよく目にします。
そこでふと思ったのです。
「蝉は一週間の寿命と聞きますが、何故死んでしまうのですか?」
自分では「それだけのエネルギーしか持ち合わせずに成虫となる」気がしますが
正確な知識としてとても気になります。
どなたかお詳しい方がいらっしゃいましたらご教授願います。

A 回答 (3件)

子孫を残すことが人生(虫生とでも言うのでしょうか)最大の目的であって、目的を達成すれば、その後の生存に意味がないからではないでしょうか?


子育てをする訳ではないので、それでよろしいのではないでしょうか。

よく蝉の命は短いと言いますが、確かに成虫になってからは1週間ぐらいですが、卵から考えると数年の寿命ですので、カブトムシや、スズムシなどの寿命1年の昆虫に比べれば、長い虫生なのかなと思います。

スズムシは春に卵に水をかけてやると幼虫が出てきて、最後に成虫になり卵を産んで死んでしまうので、アサガオなどの植物みたいだなあなんて思っております。

話がそれてすみませんでした。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
参考にさせて頂きます。

お礼日時:2005/09/02 15:52

成虫と幼虫の大きな違いとして、繁殖能力と移動能力があります。



繁殖能力に関しては、昆虫の中には成虫になってから養分をとらないと産卵ができないもの(蚊やマツノマダラカミキリを始め、多くの昆虫)と、幼虫期に十分な栄養を蓄えているので直ちに産卵できるものがいます。それと、同性の中での競争によりより強い個体が子孫を残す、という過程も重要です。蝉の場合、オスがまず出現して競争し、強い個体が淘汰された(大きな声で鳴きながら天敵のアタックを回避できた個体が生き残る)ところで産卵能力のあるメスが出現し、交尾、産卵をするというサイクルを持っていたと思います(成虫になってからの食事=後食は必要だったかもしれません。未確認です)。だから成虫はあまり長く生きなくてもOK。メス側からすると、あまり早く羽化するとカスを掴む率が高くなるし、あまり遅く羽化すると交尾すらできない可能性がある、ということからこのずれは維持されているのでしょう。

餌資源が不安定な動物では移動能力の高い成虫が子孫が利用するだけ十分な餌のあるところに移動して産卵する必要がありますが、蝉の場合は、何年も生き続ける樹木の根の、年中枯渇することがない樹液を餌に成長します。ですから、親の餌探しはさほどシビアなものとはなりません。ということで、成虫になってから長く生きる必要がないのです。あれだけやかましい声で鳴いて求愛行動をする虫です。どだい長生きはできません(鳥に食ってくれと言っているようなものですし)。これらのことが総合的に働いて、今の蝉の繁殖戦略が生まれたのでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
とても詳細な解説に感謝しております。
ところで「蝉の絶命するタイミング」はどのようなメカニズムで訪れるのかご存じでしょうか?
・電池が無くなってしまうように生体エネルギーの完全消耗状態の時
・ある一定運動量をこなした後の筋力疲労状態の時
・体内時計のカウントによる一定時間到達状態の時
あるいは特に定められる事無く「ほぼ一週間程度」なだけなのでしょうか?

よろしければ改めてご教授お願い致します。

お礼日時:2005/09/02 15:53

昆虫の寿命に関しては、あまり研究されておらず、わからないそうです。



飼育下で雄雌を別にしてあまり動かないようにすると長生きをする昆虫がいますので、電池切れ、は近い状態かもしれませんが。

参考URL:http://www.moriyama.com/netscience/Fujiwara_Haru …
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