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農業のGDPに占める割合はいまや1%に過ぎないと聞きました。

農地法や、族議員の影響などいろいろな理由が考えられると思いますが、
日本の農業がここまで衰退してしまった理由を教えていただけないでしょうか?
HP、文献等でも結構です。よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

 こんにちわ。


様々な要因が考えられるでしょうが、一番の問題点は自民党の農業軽視政策
であると思われます。自給率向上を目的とした政策は今まで一度も行われて
いません。大規模化しても市場原理が働く以上少しでも作物がだぶつくと
価格は一気に暴落してしまい、農家にとってはとても安定した収入を得る事
はできなくなります。ましてやあらゆる作物が大量に輸入されている現実
がある以上、日本の農業が自己努力だけで生き残れるはずもありません。
 ましてや自民党公明党にとって農業など眼中に無く、補助金を与えてい
る厄介者程度の認識なのではないでしょうか。
 欧州のように農業保護の政策を手厚くしなければ、もう10年もしないうち
に日本の農業はさらに酷い状況になっている事でしょう。
 その虐げられている農家の皆さんが特に自民党を応援しているのは、
誠にもって皮肉な構造ですよね。
 ちなみに私の町でも農家の戸数が激減してきています。もう何を作っても
採算が合わないのが理由の一つです。多分都会の人にはこういう現実はピン
とこないのでしょうね。
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両親がイチゴ栽培をしておりました。


イチゴといえば、単価が最も高い農産物の一つです。
誰もイチゴの温室栽培をやっていない50年前から手がけていました。技術も超一流であったため小規模な専業農家にもかかわらず大学まで出してもらいましたが、農業は誰もついていません。その理由は、
夫婦2人で働いて、一人前くらいの収入しか得られない/けっこう体がつらい/市街化区域でしたので、資産数億円に対し、収入が低い、かつ、固定資産税が高い/生き物商売だから、生活が常に束縛された状態になる。
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 こんにちは。

これまた単刀直入の疑問ですね。
 このような疑問には多く見方の回答がありますが、面白そうなので参加させてください。他の産業とも共通の次のような考え方はいかがでしょう。
 まず、単純なポイントは、「外国製品に比べて価格で負けた」点(国際競争力)であり、これはご理解でしょう。

この理由は、結局次のようなことにまとまるでしょう

・農地の合理性:米国・豪州等の大規模な平坦地は大規模な機械化がしやすく、特に米・麦等の穀類では抜群の低価格化が可能です。わが国は平坦地の比率が低いのに加えて人口密度も高くて宅地の比率が高く不利です。わが国は雨には恵まれて水利コストは低めですが、全体では勝ち目がありません。
・為替レート:幸いなことにわが国は技術分野では大成功した国といえるでしょう。しかし、これは、国の労働力の価値の反映ともいえる通貨価値を見かけ上で高めてしまい、同じ労力をかけても、価格は高くなってしまいます。機械化の遅れている中国に対してさえこの点では不利です
・開発の遅れ:わが国は戦後、急速に成長しました。これは、戦後の食料不足時代から充足時代に短期間に変化したことを意味し、「国内を充足させる」ことを最重点課題とした体制に精一杯で、「輸出してさらに儲ける」体制への転換が間に合いませんでした。農地の再整備、企業化、機械化、低価格品種の開発等は、長期にわたり農業輸出国であった(それ以外に産業のない時代の長かった)米国に対して遅れてもやむをえないでしょう。

さて、これに対して、政治の悪口を言うのは一番気持ちが良いですが、独断と偏見で、もしも・・の道を推定してみました。

・農地の合理性向上は困難でしょう。八郎潟や諫早湾など、新しい取組みも行われましたが、焼け石に水です。平坦地は宅地としての需要も高く、山村農業の衰退は寂しいですが、機械化しにくい山村地域は米国では開発の対象にさえなっていません。(あえていえば酪農くらいか)
・為替レートも動かしにくいところです。「円が暴落」すれば輸入品が高くなり、国内産品が有利になり、現にその時代も近いとも思いますが、それはわが国が産業競争に負けた貧乏な国になったことを意味し、実質給与水準も低下することを意味しています。卵1ケース150円は中堅労働者月給の2000分の1ですが、円暴落の時代では(円での単位はわかりませんが)数十年前にそうだったように200分の1くらいになってもおかしくありません。
・「保護主義」は意見がわかれますね。要するに法律の力で輸入を制限する方法です。これは見かけ上、国内の産業を保護できますが、他国との関係が険悪になり技術産品を輸出して儲けを得ているわが国では選択しにくく、農業でも競争そのものから離れるため結局競争力はつきません。コメは現在でもこの考え方を何とか保っていますが、今後は不明です。
・最後に声高に叫ばれるのは「開発促進」です。広大で平坦な土地の開発(諫早湾干拓も建前の理由のひとつはこれ)、競争力ある品種や付加価値、基礎となるバイオ技術・機械技術の開発、株式会社制の導入など、いろいろ取り組まれていますが、米国と比べれば大きく差があり、ついてゆくのに精一杯ですね。

と・・・まあ暗い方向ばかりになってしまいます。
ただ、考え方を変えれば、「地下資源もなく、平坦な農地も少なく、人口が多く、それでいていっぱしの贅沢もしたいのなら、得意な工業技術立国で食べてゆけば良いではないか。国際分業と考えればそれが自然で、日本はそれでうまく行っているではないか」ともいえますが。

それでも、私はこの状況が良いとは思っておらず、食料安全保障、自然環境保護への貢献、生活・文化の維持まで気になって山村農業を含めて農業には衰退してほしくないのですが、なかなか良い結論になりません。

 思い切り長くなりましたが、長くなりついでにこんな理論をもうひとつ。
○地球において、中緯度温帯地域は、低緯度の熱帯地域に比べ、農業生産性はかえって高い。季節変動により生物が多様で、植物が定期的に枯れるために土地が肥沃で、冬の訪れにより病害虫も抑えられるから。
○一方、熱帯での上昇気流は高層を北に流れての寒冷地帯で雨となり乾いた空気となって地表を流れて熱帯に戻るため、せっかくの温帯地域の多くは砂漠になってしまうことが多い。これは皮肉なことだが、地球儀を見てみるとそれが良くわかるだろう。
○ しかし、ヒマラヤ山脈周辺ではこの空気の流れが乱れるため、ヒマラヤ山脈の東側では豊富な雨に恵まれる。農業生産性の高い温帯地域で砂漠にならずにすむこの地域は、偶然の組み合わさったまさに奇跡的に幸運な地域である。
○ ところがこの幸運な地域で、食料自給率が50%を割り込んだ不思議な国が存在する。それは・・・

 国の政策にも多くの欠点があり、族議員を中心に非効率な運営がなされたのも事実ですが、もし、貴方が強大な力を持つ族議員の頭だったらとでも考えて、上記の問題にどんな答えを出すかお考えいただくのは有意義と思います。

私のほうが楽しんでしまいましたが、さてさて、ご参考になりますでしょうか。
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日本の農業製品には国際競争力がないですね。

これだけ土地が狭く、賃金水準の高い国では、フランスのように高品質の農業製品にシフトするしかないのに、妙な平等意識があって、篤農家も高品質をアピールできない状況にある。

農家を数合わせの票田としか見てこなかった政治のせいでもあるし、農家の利益より自己の利益を優先してきた某巨大農業団体の責任でもあると思います。先のことを考えたら、品質の低い農産物は安くて当然、高く売りたければ品質を上げなさい、という政策こそ望まれるものでした。

最近になってようやく有機栽培とか遺伝子組み換え不使用、原産地表示、生産者表示などの、消費者の方を見た高付加価値商品がどこの店頭にも並ぶようになりました。これからは少しずつ良くなりそうな気もします。

頑張っていい農産物を作った人が報われなければ、誰もやる気を出しませんよ。本来、手のかかる農業は天職と思われるほど日本人に向いているはずです。政策と市場環境さえ変われば復活できると信じています。
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こんばんは



政治のせいです。
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私の実家の場合です。



1.儲からない。

2.減反割り当て(田んぼを減らせという命令)が来る。
  従わないとお米を買い取って貰えない。

3.市街化調整区域に入った田んぼは税金が高くなって売るしかなくなる。
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