No.1
- 回答日時:
減反政策の骨抜き?する必要がありません。
昨年総選挙、今年参議院選挙で大勝したので国政選挙は3年間ありません。ま、自民党のやり放題です。5000円から7500円に多少色を付けて、さも農家の方にも気を遣ってますよ…のようなふりはするかも知れませんが、消費税にしろTPPにしろ、基本自民党がご機嫌を伺うのは財界とアメリカです。
ありがとうございます!大変勉強になりました ただ、一つだけ疑問があって、確かに安倍政権は3年間は選挙はなくて、自民党議員もやりたいようにできると思うけど、農協から支持を受けている議員はやはり次の選挙を気にして(すなわち自分の支持母体である農協の意向)、今回の減反廃止論議も農協の意向をふまえて行動せざるをえないんじゃないですかね?自民党の中では、農協の支持を受けている議員は結構いると思いますが、そのような議員が多い中で安倍政権は減反廃止を進められるんでしょうか?
No.2
- 回答日時:
”この減反廃止は結局は骨抜きになるんでしょうか? ”
↑
なると思います。
農協は日本最強の圧力団体です。
民主党が与党になれたのも、農協が自民を見限ったからだ
という説があるほどです。
だから、TPPは農協の力を弱める絶交のチャンス
なのですが、果たして、自民党はそこまでやるでしょうか。
自民党に限らず、政治家てのは、自分の当選しか頭にあり
ません。
日本農政や国家など、どうなっても、という人ばかりです。
独裁的な権力者でも出現しないかぎり、骨抜きになると
思われます。
ただ、これは面白い現象ですが、骨抜きでも骨は少し
残すんですな、日本は。
そうやって、永い時間を掛けて徐々に残す骨を大きく
していく、というのが日本流です。
時間がかかるのが欠点です。
ありがとうございます。大変勉強になりました 回答者さんおっしゃるように少しづつ変わっていくのでしょうか そうであって欲しいと思います
No.4
- 回答日時:
減反政策が行われるようになったのは日本人がお米を食べなくなったから。
今では日本人の主食は米から小麦に逆転して、欧米諸国同様の小麦が今や日本人の主食。
で、元々は「農業にも経済性を」ということで「売れないものは作らない」という経済合理性の観点からはあたりまえのことが農業政策として行われるようになった。ちなみに自民党によって進められたこと。
生産調整としての米の減反が行われることになったわけですが、野菜などでもこの手のことは行われているので、野菜が豊作の時には多くの野菜が捨てられています。。
そして総理大臣がコロコロ変わる日本の政治では、農業政策もなおざりに成り、結果として今の農業政策がある。
No.5
- 回答日時:
> この減反廃止は結局は骨抜きになるんでしょうか?
安倍さんは、やっちゃうと思いますが。
TPPも絡め考えると、日本の農業を守るために減反廃止は、ほぼ「セットメニュー」なので。
即ち、農業を大規模化,工業化しないと、TPP枠組みの中で日本の農業は価格競争力を喪失し、中小農家から順に、壊滅的な打撃を受け、日本の農業が崩壊する危険性があります。
と言うか、TPPと減反政策(≒高関税,補助金漬け)が全く相容れませんので、政府はTPP参加を前提に、「減反廃止」と言ってるワケです。
言い換えれば、「減反政策維持」の場合、ほぼ「TPP不参加」に近いでしょう。
一方、アメリカあたりは「日本の農業など壊滅すりゃ良い」と考えており、前世期から「日本人は米など作らなくて良い。アメリカの安くて旨いカリフォルニア米を、いくらでも供給してやる!」と言う主張です。
TPPへの参加問題以前は、日本も「いくらアメリカの要請でも、これだけは譲れない!」と、減反政策を聖域として守ってきて、それなりの効果はありましたが・・。
日本の補助金漬け農政も、財政,農政の問題だけでは無く、「このままでは未来は無い!」と言うことは、当の農家が最も判ってます。
後継問題などから離農も進んでおり、このままだと、いずれは別の形で、アメリカの積年の夢が叶う可能性も出てきています。
それに加えてTPP問題ですから、日本政府としては、結論は「農政改革とTPP問題を同時に解決!」しか無いと思いますよ。
他の回答者さんも仰ってますが、安倍政権は安定期で、それが可能だし。
事実、最近の安倍さん自身も、「(安定政権の間に)決断すべきは決断する!」って言うのが、なかば口癖のようになってきています。
企業も農業ビジネスには興味津々・・と言うより、規制の多い日本では無く、海外で既に動いていますしね。
農家だって、上述の通り「このままでは・・」と思ってますし、企業が田畑を買ってくれるなら、それはそれで構わず、またヤル気のある農家は、むしろTPP参加を「事業拡大のビジネスチャンス!」と捉えている向きも多いです。
結局、反対しているのは、利権構造の渦中にある族議員と農協と、何より農水省で、後は一部の農家のみ。
国内だけじゃなく、TPP参加国まで含めたら、圧倒的少数派で、まあ勝ち目はないでしょう。
農協など実態は、貯まりに貯まった補助金の使途に困り、最近は企業に「銀行より低利にしますから~」と、ビックリするくらいの低金利で、銀行業務などに注力していますが、そんな状態がそもそも「異常事態」です。
ありがとうございます 大変勉強になりました ただ、一つ疑問なのが、族議員はまだ結構自民党の中にいると思うので、いくら安倍さんが頑張っても族議員に骨抜きになれるんじゃないか?なんて考えてしまうのですがそれについてはどうなんでしょうか?度々質問で恐縮です
No.7
- 回答日時:
お礼、ありがとうございます。
> いくら安倍さんが頑張っても族議員に骨抜きになれるんじゃないか?
その可能性は危惧されますね。
ただ、首相や党首の権限は「絶大」ですから、安倍さんがブレず本気になれば、「出来る/出来ない」で言えば「出来る」ことであり、出来ることは、後は「やるか?やらないか?」です。
安倍さんって国益主義の理想家で、それが仇となり一度は失敗してますね。
今回は返り咲きの首相ですが、二度目はさすがに慎重ながら、かなり上手くやってます。
具体的に言えば、根回しとか人事などで、水面下で「出来る体制」を作って、物事を着実に進めています。
その点は各分野の専門家に高い評価を得ていますよ。
一方の農水族はと言うと、長らく自民党の中枢ではありましたが、そもそも減反政策の性格が、長期的には農水族の力を弱らせる方向性で、往年の力はありません。
また族議員も世代交代が進んでおり、今時「農業利権を守って議員バッジを獲得」などと本気で考えている議員は、かなり少数派でしょう。
即ち、表面上は「日本の農業を守ろう!」と言うハチマキをしながら、「このままじゃダメ!」と思っている議員も大勢います。
そう言う層を味方に引き込み、「新しい農業利権の先駆者」に仕立てれば、安倍さんは党の圧倒的支持が得られると思いますし、そんなコトも含め、実際に色々とやってるでしょう。
逆説的に言いますと、安定政権の第二次安倍内閣が、やるべき事をやらないと、自民党から民意が離れ、また政界再編などが起きて、政権が不安定な時代へ突入する可能性もあります。
阿部さんは、そこら辺を最も良く考えており、根は今でも理想家ですから、「この政権でやらなきゃ!」と必死なんですよ。
今の所は「慎重」で、土台作りがメインなので、安倍さんのカラーはイマイチ出ていませんが、来年あたりからは、色んな部分がゴロンとひっくり返ったりすると思われます。
ご返信頂いたのに遅くなりまして申し訳ございません 再度大変丁寧なご回答をどうもありがとうございます 農水族の力は以前よりは弱まっているんですね 今後に期待したいと思います 安定政権であるが故に頑張ってほしいと思います 今後も勉強していきます!
No.9ベストアンサー
- 回答日時:
結局TPPをにらんで落とし所を探っているのでしょう。
票田であるJAと農家、そして利益代表の農林族議員が納得できる方策といったら、かつてウルグアイラウンドでやったように、莫大な補助金を上積みして配るということで決着かと思います。
減反は止めますが、残す余地を与えて大幅緩和ということでしょう。
得する農家はより得するように、得しない農家は補助金で手厚くしていく・・・そういう「落とし所」を探っているということです。
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