マダケは百年に一度(くらい)一斉に白い花を咲かせ、竹やぶごと枯れてしまうことがあるそうですが、孟宗竹にも同じことがおこりうるのでしょうか。
また、孟宗竹は中国原産なので、日本に入ってきた株が株分けによって増えたらしいのですが、それなら同じ遺伝情報を持つわけで、「日本全国で孟宗竹の竹林が一斉開花する」ということはあるのでしょうか。
不確かな話ですが、3、4年前に埼玉で孟宗竹が咲いたそうです。このあと竹林がどうなったかなど、情報おもちのかたは教えていただければ幸いです。「日本に来てからこのかた孟宗竹は咲いたことがない」という話も、聞いたことがあるのですが‥‥わからないことずくめです。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
モウソウチクも開花してヤブごと枯れることはあると思います。
しかし、日本に入ってきたモウソウチクすべてが、
そのまま株分けで増えたわけではありません。
当然、同じ遺伝子情報を持っているというわけではありません。
たとえば、うちでは普通の品種(?)と、
鶴亀という缶詰用の品種があります。
たくさんの株が日本に入ってきているんじゃないですかね。
それに切断した株は同時に咲かないかもしれません。
以上の理由から、モウソウチクが日本中で、
一斉に開花することはないと思います。
なるほど、それはそうですね。孟宗竹の中にも品種があるんですよね。(缶詰は、タケノコですよね。‥‥一瞬、竹の缶詰?かと思って自分で笑ってしまいました)
咲いても竹やぶ単位とか、隣の竹やぶもいっしょに咲いた、という程度でしょうか。なんか日本中一斉開花、というのも美しいなあと思ってたので少し残念です。
回答ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
さきにご指摘いただいた、京都のタケノコで。
京都・西山の「K水亭」の周辺に、竹林(「薮」でなく、完全に「畑」)があるのですが、みごとにモウソウです。(おちた筍の皮が黒くて毛深いやつ)
マダケの皮は、昔よくおにぎりを包んでいたやつですよね。丹波地域ではマダケは多いそうです。(半年まえに質問してから、にわかに仕入れた知識です)
先にあったものを駆逐(?)して、モウソウチクが「名産」になる過程では、品種改良もされていることでしょうね。(なんといっても京都はタ○イ種苗の地元)
マダケが枯れた後モウソウを導入したのかもしれません。
(西山筍の地元は、「平安京」のまえの「長岡京」のあったところなので、歴史が古いものだとかってに思い込んでいたのですが、ばつに、「都」の主要産業であったわけではないのでしょうね。たまたま、地質的、気候的に恵まれているから名産になっているということで。)
「堂々と」持ち込まれた記録のほかに、「こっそりと」(あるいは何かのついでに)種が入ってきたこともあるかもしれません。鎖国の前にでも。そこまでいくと遺伝子情報はかなり広がるかも・・・。
この回答への補足
なるほど。追加情報、ありがとうございます。
孟宗竹の別品種「亀甲」(亀甲竹)についてしらべてみましたが、これはどうも孟宗竹の同じ地下茎からのびた枝変りで、ある種の突然変異のようです。
お話の通り、ソメイヨシノも、すべて同一個体だと言われており、一般には実もつけません(これを聞いてからあの白い花の大群がこわくて仕方ない)。が、上野公園の中だけ見てみても、微妙な個体差がついているそうです。その原因は不明ですが、一種の芽状変異ではないかと言われています。(ちなみに、実を付けないのは自家受粉をきらうからで、他品種と植えられていると実がなることもあるそうです。交雑ですね)不思議だ‥‥
その芽状変異が孟宗竹におこったものが、亀甲竹です。品種として栽培されているところを見ると、種として固定されたのでしょうか。
しかし、花が咲いて実がなったとしても、自家受粉だったら結局クローン増殖の道からは抜けられない気もしてきたなあ‥‥(じっさいマダケは、実がなってもそれで増えるわけではなく、生き残った地下茎から再生するそうです)机上の話で言えば、タネがいくつできても、それが同じ遺伝子だったら品種はふえないですよね。変異だよりになるわけで。
なんだか、謎がひろがりっぱなしです。
そうそう、花が咲く原因については、あまりわかってないようです‥‥寿命かな、やっぱり、地下茎の。サイクルについても「ある」「ない」説混合ですね。質問した身で何ですが、結局不明?
あと「こっそり」ですが、この「孟宗竹伝来の話」(1736年説の方)は、一般に「琉球を通って伝来」とされていて(石碑もあるらしい)、でも実際には琉球を経由せずに中国から密輸入されたみたいです。体裁をつくろうために、「琉球で増えたものを‥」とか言ったとか言わないとか。でも、そうなると「密輸入したのは二株だけか?」とも、たしかに思います(笑)。
でも「タネ」を、異国の地で根づかせるのはけっこう難しい気もするので(元々、花がめったに咲きませんし)やっぱり株で入ってきたのでは。
No.5
- 回答日時:
nozomi500さんへ。
京都の竹の話は、あなたが思い込んでいるだけか、
あるいは、モウソウチク以外の竹の話ではないでしょうか。
たとえば京都のマダケは有名で、直径は15cmにも及びます。
あと、亀甲になる竹の話がありましたが、
それはホテイチクという竹で、モウソウチクではありません。
ホテイチクはメンマに使われます。
もちろん鶴亀とはまた別の品種です。
モウソウチクが日本にもたらされたのには二説あって、
ひとつは先に書かれていましたが、
もう一説は、新潟県長岡市の寂照院が元になっています。
こちらは1661年だということになっています。
マダケ、たしかに大きいですよね。三寸のかぐや姫がすっぽり入れます。
日本伝来が二説あるとははじめて知りました。もし両方ほんとうなら、遺伝子情報のバリエーションもひろがりますね。
情報ありがとうございます。
No.4
- 回答日時:
なるほど、そうでしたか。
京都の伝統というのも、あとから加わっていくのですね。ひとつ賢くなりました。ただ、「品種」があるということですと、どこかで「タネ」で増えたわけでしょうね。(改良品種を輸入したのでなければ)
(ソメイヨシノはクローンだ、というのはきいたことあるのですが)
竹薮ってのは、繁殖力が強いから、わざわざ種をつくらなくても困っていない、ということも考えられますが、種を作らないと困る状況があれば、開花する(開花するから枯れるのでなく、枯れそうだから開花する?)でしょうか。危機を感じた時期が開花シーズンのあとではどうしようもないけど・・・。
No.3
- 回答日時:
モウソウチクがいっせいに枯れたら、京都・西山のタケノコは全滅してしまい、平安時代から続く名産がのこっているはずがない・・。
K水亭の危機が・・・。同じ竹やぶであれば、地下茎で繋がったものがいっせいに枯れることは十分考えられます。なんといっても、「草」ですから、枯れなくちゃいけない。
いっせいに開花すれば、おびただしい種子ができるので、たとえ「もとは1つ」でもその時点でクローンではなくなります。そもそも、中国から日本に持ち込むのに、株よりも種子ではないでしょうか。(「数」がかせげます。)その時点で沢山の遺伝子情報があるからこそ、その後「品種」ができるはずですから。
(「鶴亀」って、初めて聞きましたが、「節」が亀甲型になるやつでしょうか?)
だいぶまえに「タケノコ質問」しましたnozomi500でした。
この回答への補足
回答投稿ありがとうございます。
孟宗竹の日本への渡来は1736年に島津藩主が琉球から2株導入したのが最初だと言うことになっているので、「平安時代から続く」というのはちがうのではないでしょうか‥‥(竹やぶ自体は平安時代からあっても、孟宗竹は十八世紀に移植されたとか)
俗説ではそれ以来孟宗竹は「咲いていない」らしいので(埼玉のは初の開花だったのかな?)、その増殖力を生かしていまだにクローン増殖だ、ということはありえると思います。現在ある竹やぶのすべてがそう、と考えているわけではもちろんありませんが。今はかなり人為的にコントロールされているでしょうし。ただ、少なくとも日本にきてしばらくはそうであったのではないかと。
一斉開花については、同じ株から種からとったもの、株分けして遠く離れた地に植えられたもの、の一斉開花が認められていて(常に一斉開花するかどうかはわかりませんが)、うーん、でもどこまでシンクロするのか、ふしぎなところです。
No.1
- 回答日時:
以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか?
「孟宗竹」
このページの記載によると、「埼玉県」の話しは本当のようですね('97.7-11)?
◎http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/99apr/20/05. …
(めでたい?不吉? ナリヒラダケに花咲いた)
ご参考まで。
参考URL:http://www.naranoshi.pref.nara.jp/midori-mini/98 …
ありがとうございます。拝見しました。
咲いたんですね、やっぱり。でも枯れなかった‥‥みたいですね、はっきりとは書いてないですが。
ナヒリヒラダケも枯れてないようですし。咲けばかれるってものでもないんでしょうね。
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