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今回は、PWMインバータのデッドタイムが
「相電圧にどのように影響するのか」、
その原理を伺いたく投稿させていただきました。

PWMインバータは一般的にデッドタイムを考慮し
スイッチング制御していると思います。
そこで実際に実験ユニットでデッドタイムを
設定し、測定をしてみました。
(正弦波・三角波比較変調にて)

すると、出力相電圧がデッドタイム時間だけ
遅れて立ち上がり、「+1/2E」「-1/2E」の2レベルの
パルス波形となっていました。
(電源の中性点をグランドに取った場合)

これは参考書などの原理と合っています。

しかし、私はどうも納得できません・・・。

デッドタイムの間は「上スイッチ・下スイッチ」が
両者ともオフしているということは、その時間の
出力相電圧は零レベルになるのでは・・・?。
つまり相電圧は「+1/2E」「0」「-1/2E」の
3レベルとなるパルス波形になると考えていました。

なぜこのような現象が起きず、デッドタイム分だけ
綺麗に相電圧の立ちあがりが遅れるのでしょうか?

この原理を知っている方がいれば、
教えていただけますでしょうか?

分かりにくい説明で申し訳ございませんが
どうか宜しくお願いいたします。

A 回答 (1件)

誘導性の負荷がつながっていると、かならずどこかに電流の経路が確保される必要があります。


デッドタイムの期間は、アーム上下のゲート信号を止めていますが、上記電流経路を確保するために、アーム上下の半導体素子(IGBTやMOSFETなど)に逆並列に接続されているダイオードがONになっています。
このため、出力には、負荷電流の向きに応じてE/2もしくは-E/2の電圧が現れます。
(相電圧の変化がデッドタイムの分進むか遅れるかは、電流の向きと、スイッチングの遷移の向き(上のスイッチから下のスイッチか、その逆か)で決まります。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。

なるほど、IGBTの逆並列ダイオードでしたか!
これで疑問も吹き飛びました。
ありがとうございます、本当に助かりました。

お礼日時:2005/11/26 19:57

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