アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

ロシア語で形容詞や副詞を比較級にするには 英語でmoreを付ける方法と 語尾を-erにする方法があるように болееを前に置く方法と語尾変化(語幹がそっくり変わるものもありますが)による方法がありますが、両方可能な形容詞や副詞も多いですよね。例えば дешёвыйという形容詞は両方見ますが、これはどちらでも同じように使えるのでしょうか?

また、最上級なんですが、これもсамыйを前に置く方法とвсехを比較級の後に置く方法とがありますが、どのように違うのでしょうか?

A 回答 (2件)

手元にある参考書「現代ロシア語文法」(東洋書店)によると、болееを前に置く方法は、「書き言葉的表現、学術文献、書類などで広く用いられる」(p283)とあります。

また、болееを使うと形容詞短語尾形が使えます。
最上級では、всехを比較級の後に置く方法も、самыйを前に置く方法も文法的差異はないようです。
文法書からの受け売りで恐縮ですが、参考までに。(ロシア語は、最近、良い参考書が増えていますので、大きめのものを是非手元にお備えください。)
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2005/12/19 10:23

◆比較級について



まず、比較級には大別して2種類の形があります。
более(менее)+形容詞の合成比較級と、形容詞だけの単一比較級です。ほとんどの形容詞は合成比較級と単一比較級のどちらもつくることができます。

более(менее)を使った合成比較級の最大の特徴として次のことが挙げられます。
 ・более(менее)+形容詞長語尾は定語にも述語にも使える

 ・более(менее)+形容詞短語尾は述語に使うことが出来る(ただし短語尾を伴うことは稀で文語的)

それに対し、単一比較級の特徴は次の通りです。

 ・-ший型以外の単一比較級は述語として用いる(定語として使えない)

ここで注意していただきたいのは、多くの形容詞は単一比較級では-ее, -е, -ше(例:красивее, моложе, дальше)などの短語尾型をとり、-шийという長語尾型(старшийなど)は非常に限られているということです。つまり、-шийという形をとれない大部分の形容詞は定語として用いることができないということになります。
-шийという形をとる比較級はロシア語の古い形で、現在まで残っているものは非常に少ないです。


例を挙げます。

「この小説は前のより安い」(述語としての用法)
Этот роман более дешёвый прежнего.(合成比較級)
Этот роман дешевле прежнего.(単一比較級)

このように述語として用いる場合には2種類の表現をすることができます。この場合、合成比較級のほうが単一比較級よりも文語的です(#1さんの指摘はこの場合を指す)。

それに対し、定語として使われる場合は次のようになります。

「もっと安い本」はболее дешёвая книгаと表現されますが、дешевле книгаとはなりません。

***********

◆最上級について

最上級にも単一最上級と合成最上級の2種類があります。簡単に説明すると次のようになります。

 <単一最上級>
 ・-ейший, -айший型(новый-новейшийなど/やや文語的で絶対最上級として用いられる)
 ・наи-+-ший型の比較級型(наилучшийなど/文語的)
 ・наи-+-ейший, -айший型(наиновейшийなど/きわめて文語的)
 ・-ший型の比較級の一部を最上級として用いる場合
  (лучший, высший, низший, худший)
 
 <合成最上級> 
 ・самый +形容詞長語尾(やや口語的だが最も一般的)
 ・наиболее(наименее)+形容詞長語尾・短語尾(きわめて文語的)
 ・単一比較級短語尾+всего, всех

上のことからわかるように、всего, всех を比較級の後につけて最上級を表す方法は、比較級が短語尾の場合でなければなりません。самыйを使った最上級が定語としても述語としても使えるのに対し、単一比較級短語尾+всего, всехは述語としてしか使えません。

例を挙げます。

「彼女が一番美しい」(述語的用法)
Она красивее всех.(やや口語的)
Она самая красивая из всех.

самыйを使った最上級の場合、主語が活動体であれば比較する対象を示すことが多い(из, в, среди, междуなどを伴って)のに対し、比較級+всех, всегоは比較の対象を示さない方が多いです。

「私は最も面白い小説を書いた」(定語的用法)
これをロシア語で言うと、Я написал самый интересный роман. となり、Я написал интереснее всего роман.とは言いません。

ただし、Я люблю больше всего рис.(私はお米が一番好きだ)のように、副詞的に使われることもあります。

**************

何か説明がごちゃごちゃして申し訳ないですが、とりあえずこのような説明になると思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ロシア語の場合、日本語では「定語」という言い方をするんですね。私は「修辞」と呼んでいました。

хорошийの比較級も более хорошийという形はあるんでしょうか?この形は見たことがありません。
それから лучшеは副詞で使われる場合は比較級にも最上級にもなると考えていいんでしょうか?

>「もっと安い本」はболее дешёвая книгаと表現されますが、дешевле книгаとはなりません。
これなんですが、単一比較級が定語して使われていた例がありました。
Я не знаю девочки умнее её.という文です。

お礼日時:2005/12/19 10:58

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!