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慶応って野球などスポーツが盛んな印象があるのですが、箱根駅伝には近年はほとんど出場していませんよね。

ウィキペディアには、駅伝有害論が取り沙汰され選手が集まらなくなったと書いてありましたが、何のことなのか良く分かりません。
これが本当なら毎年出場している早稲田や駒沢はどうなの?ってつっこみたくなります。

何で慶応は箱根駅伝に力を入れないのでしょうか?

A 回答 (2件)

 慶応義塾大学はここ数年、学連の一部と二部の間を行ったり来たりしていますし、単に慶応義塾のチーム力よりも他校のチーム力のレベルが上がったため、という理由が最も大きいと思います。

ただ昨年と今年の箱根駅伝本選に関東学連選抜代表選手として慶応義塾の亀田選手が選ばれて10区を走っていますので、選手個人のレベルは決して低いものではないと思いますよ。

ただ、他の大学には在籍選手数の多い陸上競技部の中に箱根に照準を合わせた長距離選手のチームがあったり、学校の競技部全体が箱根に目標を置いた長距離選手だけの編成だったりと、駅伝やマラソンを目標にしているだけのチームや競技部もありますから、人数が40名程度の慶応義塾がフィールド競技もトラック競技も中距離も長距離も、というのは物理的に無理があります。

慶應義塾大学は箱根駅伝にも毎年エントリーしておりましたが、昨年10月に行なわれた第82回箱根駅伝の予選会では21位に沈んで本選出場を逃しています。(第81回予選会は20位、第80回予選会は19位)

有望な高校の長距離選手に対して「特待生入学制度」や「奨学金支給」、「海外留学奨学生 受入入学制度」等で箱根駅伝を中心視野に入れたチーム作りをして好成績を挙げる他大学、特に地方の無名新興大学に比べ「慶應義塾大学の入試システムにはスポーツ奨学生推薦入学制度が一切ない」という状況も有望な選手が集まりにくい原因の一つになっていると思います。今は早稲田でさえもスポーツ奨学生を受け入れているのですから、現状では慶應義塾大学が箱根駅伝の本選に進むのは容易なことでなないでしょう。

外国人スポーツ留学生の受入れや、学力を考慮しないスポーツ推薦制度によるチーム力の強化は比較的容易でしょう。しかし慶應義塾大学としては陸上競技部が自身の努力と練習によって本選突破を達成できれば喜ばしいところでしょうが、「箱根駅伝のため」だけに便宜を図ったり、特待生を入れる事はないと思います。そこは福沢先生の建学の精神と「陸の王者」の意地があると思いますよ。

Wikiの「駅伝有害論」とは、言い換えれば高校球児が「過熱した夏の甲子園を目標に、高校のうちに燃え尽きてしまう」と一時言われたのと同様の問題で、監督が育成方針を明確にすれば避けられる問題です。ただ、地方の新興大学のように海外留学生ばかりを受け入れて、大学の売名行為のような形での出場を続けるのであれば、駅伝本来の存在意義を問われることもあるかもしれません。


【慶応義塾体育会競争部 公式HP】
 http://www.h6.dion.ne.jp/~keio-tf/
【第82回箱根駅伝 関東学連選抜選手一覧】
 http://www.ntv.co.jp/hakone82/10_school/03_runne …
【第82回箱根駅伝 公式HP TOP】
 http://www.ntv.co.jp/hakone82/s_index.html
【第82回箱根駅伝予選会順位表】
 http://www.ntv.co.jp/hakone82/03_yosen/03.html
【第81回箱根駅伝予選会順位表】
 http://www.ntv.co.jp/hakone81/yosenkai/kekka.html
【第80回箱根駅伝予選会順位表】
 http://www.ntv.co.jp/hakone80/yosen/yosenkai.html
【全日本大学駅伝対抗選手権 参加校一覧】
 http://www.joqr.co.jp/ise2004/
 http://www.joqr.co.jp/ise2004/members.html
【出雲全日本大学選抜駅伝競走 出場校一覧】
 http://www.izumo-ekiden.jp/team.html
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直接的な答えになっていないかもしれませんが、慶應だけの問題ではない背景があると思います。


今や、駅伝、特に箱根はスポーツの大会というよりもショー的要素の強い一大イベントとなっています。従って、正月の2日間何時間もずっと大学の宣伝をしてくれる、それ以外にも大会前から名前を売ることができる宣伝媒体なのです。これだけのCMをテレビでやったら何億円もかかるでしょう。しかし、高校の有望選手に授業料免除どころかお小遣いまで出して選手集めをしている学校があることも事実です。それでもCMよりずっと安くかつ効果的に名前を売ることができるのです。
要は、慶応大学はそのような事を必要としていないということです。ただスポーツ全般に関して力を入れていないかと言うと、決してそうではなく、創部100年を迎えたラグビー部のときのように一時的に力を入れることはあります。それは、ルーツ校としてのプライドだったのではないでしょうか。全塾をあげて優勝を狙った結果だと思います。
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