

No.2ベストアンサー
- 回答日時:
合成実験の場合には、まったく同じようにやっても再現できないことはあります。
その理由は、必ずしも記録が不完全なわけではないと思います。
一度合成できたものが、次にやったときにはできなかったとか、それまでには普通にできたことが、ある日を境に急にできなくなったとか言うこともあります。
原因はいろいろで、試薬のロットの違いによる、微量の不純物の影響のこともありますし、極端な場合、実験室中に漂っている微量の物質が原因の場合もあります。それを排除すればよいというのであればまだ楽なのですが、逆にそれがあった場合に限り成功するというケースでは、原因究明は極めて困難です。
とりあえずは、試薬を変えてみるのがセオリーでしょうね。
あまり、慰めにもならないかもしれませんが、私は必ずしも本人の責任だとは思いませんし、合成をやっている多くの人が経験することです。
歴史的にも、実験の再現性がなかったことが大きな発見につながった例がいくつもあります。
原因が判明したときは、ブレークスルーにつながる可能性もありますので、それまではいろいろの検討をせざるを得ませんね。
No.3
- 回答日時:
こんにちは,僕も最近この体験をしました.
僕も物質合成を研究しているのですが,系を年末に掃除してから結果が思わしくありません(泣)
アドバイスとしては,先ほど回答されている方のようにプラスに考えるのが一番と思います.
僕の場合では,できないこととできるの大きな違いがその生成系に現れているということになります.そこが一番その物質合成に効いているのだと思って日々頑張ろうと思います.
プラス思考で頑張ってください.また,こういうときはむやみやたらに実験するのではなく,検証実験するのが一番だと思います.再現でるといいですね.
No.1
- 回答日時:
慰める言葉はかけてもらおうとも思いませんが、実験記録の不全によりできないのだ、としか言いようがないのではないでしょうか?
サンプリング、投入の順序、温度、反応時間などパラメータはたくさんあります。これらを全部記録しておけ!でしょうが、実際には難しいですね。
このごろの事ですから、実験のたびにビデオでも回しておくとかはいかがでしょう。
慰めにはなっていません。むしろ慰めない方が本人のためかもしれません。
この回答へのお礼
お礼日時:2006/01/16 19:55
ご回答ありがとうございます。
論文を引用して実験をしても、時々記載しているようにならないこともありますね。
捏造!とは思わず、当然何か記載していないパラメータが影響しているのだろうと推定しますが。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
化学のレポートに書く、実験を...
-
化学論文の Run と Entry
-
自由研究でいろいろな液体を凍...
-
ホールピペットの使用方法
-
ヨー素溶液が時間の経過で色が...
-
漏斗・濾紙ってどこで売ってま...
-
とある実験にて鳥の糞を再現し...
-
モル比法と連続変化法
-
乾燥剤を実験に使う
-
ケイ酸ナトリウム(水ガラス)...
-
無機化学の合成
-
なぜ実験をするときにスチール...
-
試薬の有効期限について
-
温度による重さ?
-
容量で "1EA"とはどういう意味...
-
薬品の特級と一級ではどう違い...
-
cannula?
-
ポリエチレンが溶解可能な溶媒...
-
水素化ホウ素ナトリウムのつぶし方
-
鹿1級とは、どんな意味がありま...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
おすすめ情報