
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
「秤量ビンを恒量するときにデシケーター内で十分に冷却」するのは「温度が高いと重くなるから」ではないと思います。
温度が高いまま秤量しようとすると,秤量中にビンが冷めていくにしたがって空中の湿気を吸って重さがドンドン変わっていきます。
この状態では,計った重さが本当に秤量ビンの重さか,試料の重さか,湿気の重さか,分けがわからなくなってしまいます。
ですので,デシケ-タ-中で充分冷まして定常状態になった状態で秤量するという事です。
実際,冷ました状態の容器の重さを,温かいままで測定した(容器+試料)の重さから引くと,試料の量が少なくてマイナスになる事が度々あります(って,それじゃ-困るだろうが)。
この回答へのお礼
お礼日時:2001/04/28 14:45
丁寧な説明ありがとうございます。わかりやすかったです。
だからあんなに時間かけてひたすら恒量するんですね!
ところで、何回も秤量する理由も教えて欲しいのですが。
なぜ、何度も加熱するのですか?しかも微妙に数値が変わりますよね?
No.2
- 回答日時:
>ところで、何回も秤量する理由も教えて欲しいのですが。
>なぜ、何度も加熱するのですか?しかも微妙に数値が変わりますよね?
これはあなたがお書きの様に,正しく測定したつもりでも測定誤差や操作の微妙な違いで「微妙に数値が変わる」からです。
これを1回の測定で済ませれば「実際の値」との誤差が大きく出る可能性があります。そのため,何回も測定するわけです。
何回ぐらい測定するかは,その測定の目的とどれぐらいの誤差を許容するかによります。おおまかな数値だけでよければ,1回の測定で済ませてもよいでしょうし,非常に正確な数値が必要であれば,連続○回の測定値が同じになるまで繰り返すといった事が必要になるでしょう。
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