A 回答 (15件中11~15件)
- 最新から表示
- 回答順に表示
No.5
- 回答日時:
生贄とは
生きている贄(ささげもの)ですね。
生贄=人間という訳ではありません。
家畜等も含めれば生贄をささげる儀式は世界中にあります。
日本にも人柱というものがあります。
動物でなく人を捧げるのは、大自然など未知なるモノ(=神?)に、
自分達の言葉を届けてもらうメッセンジャーをかねるという事もあるのではないでしょうか?
「死にたくない殺されたくない」あったと思いますよ。
だから、生贄は幼児であったり、
何某かの名誉を与えられて生贄になるのはすごい事なんだと思わせたり、
同朋を殺すのに忍びない時は捕虜を生贄にしたりした訳です。
生贄ではありませんが、日本人で一番身近な贄は賽銭でしょうか・・・・・・
No.4
- 回答日時:
自分も以前メキシコに行ったときに、生贄に興味を持ちました。
アステカ文明では生贄は「太陽が毎日きちんと昇るように」と捧げられていたようですね。アステカでは生贄のための捕虜が不足してくると捕虜獲得に戦争を起こしたりしていたようですね。
マヤ文明のチチェン・イツァーに行った時は、球戯場のレリーフにある「名誉の生贄」が興味深かったです。球技に勝ったチームのリーダーが生贄になるという、「生贄になることがステータス」だったんでしょう。チチェンではその他にも、似たような名誉の生贄や性器カットなどが行われていたようですね。その他、日照りが続くと泉に少女を沈めたりしたようですね。
---
後はすべて自分の想像です。南米のような生贄は宗教観に基くものです。現在の人類は「太陽はなぜ昇るのか?」「日食はなぜ起きるのか?」「彗星は?」「旱魃は?」「洪水は?」「インフルエンザは?」と言う自然現象や人為現象の問いに対して、物理・化学・生物学的に答えます。でも昔はよくわからないことは「神または何かの大きな力」の意思だと考えたんじゃないでしょうか?
その神の怒りを静めるため、または神がずっと国を守り続けてくれるためには、価値のあるものをあげないといけません。神に雨を降らせてもらいたいのに、壊れて使えなくなったお皿なんかあげたら、余計に怒られて大変なことになります。
そこで「価値のあるものってなんだろう?」と考えた結果が、人の心臓であり、目であり、血であり、性器だったんじゃないでしょうか?
他にもいろんなタイプの生贄があるかもしれません。例えば王の埋葬と共に死後の世話をする奴隷も埋めるというのは、また少し違ったタイプの生贄でしょう。でも「神に価値のあるものをあげる。その価値のあるものが人の命だった」というのが、一つの典型的な理由のような気がします。
No.3
- 回答日時:
#2さんの仰るような区別もあったかもしれません。
ただしそれはかなり文明が進んでからではないでしょうか。犠牲が始まった頃、はっきりと動物などの犠牲と人間のそれは区別されていなかったでしょう。ここで犠牲にされる「人間」は他部族や他民族の「人間」、とりわけ戦争捕虜や略奪による捕虜でしょう。この時点ではそもそも人類とか同じ人間、なんていう思想がありません。人間はしばしば「自分たち」と「自分たち以外」に外界を区別するものですが、この自分たちの範囲は歴史的に見て(一部の宗教家を除いて)徐々に拡大してきています。氏族から部族へ、部族から民族へ、民族から国家へ、国家から・・・・人類というように。ですから、当初は自分たち以外の中から犠牲を選んで神に捧げていたわけです。
(あまり小さい集団だと自分たちの中から犠牲を選んだら集団そのものの危機につながりますから)
で、ある程度大きい集団とある程度の社会組織・宗教組織が生まれてきた後で、自己の集団の中から犠牲を選ぶ、あるいは自己犠牲といった思想が生まれてきたのでしょう。より貴重なものを捧げることでより大きな効果を期待したわけですが、後世そういうのがある程度習慣になったあとならともかく、最初は占いや神官による指名(同じ事ですが)によったものでしょう。呪術の犠牲は呪術者が選ばないと効果はありませんからね。
で、そういう事が繰り返されるうちに「犠牲になるのはすばらしい、立派だ」という思想・教義が作られるわけです。それを信じてしまったか、あるいは少なくとも信じざるを得なかったか、信じてなくても逃げる事が不可能だったか・・・・太平洋戦争中の「特攻」なんていうのを考えるとそう思ってしまうのですが。
ご教示を読ませていただいて、いけにえをささげるほうもいけにえに去れる方も自分が神になったような錯覚を持てるからかと思いました。反芻して考えてみたいと思いました。どうもありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
難しいテーマですね……
魔術で説明するなら人知及び操作不可能な絶対不変の事柄を改変するための代償。と言った所かと思います。
大抵の古代文明でもサクリファイス(神への生贄)を行うのは天候操作、因果律操作、死者蘇生等と言った人の手には余る事柄を行おうとしているものが多々あり、そしてそれらの儀式では必ず供物。もしくはサクリファイスが行われているのであながち間違いではないかと。
そして、ここで供物と神への生贄を二つの単語で区別したのは、全くの別物ではないかと考えたからです。
簡潔に言えばおまじない程度の事では供物。
因果律操作に始まる不変への改革には人といった風なのではないかと考えます。
……偉そうに書いてますがあくまで想像です。
原因と結果の逆転のようなことでしょうか。いけにえをささげた人の真情はそれにしてもなかなか想像できません。二つに分けて考えることを追試してみたいと思います。ご教示有難うございました。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 超常現象・オカルト 古代文明には宇宙人が干渉していても、現代では姿を現さないのはなぜ? 宇宙人を信じる人たちへ 5 2023/05/31 18:24
- 大学受験 長文失礼します 高3受験生女 愛知教育大学理科 (偏差値50 国立)志望です。 先週の共通テスト模試 5 2022/09/13 00:21
- 歴史学 京都橘大学の歴史学科に進学するものです。 本当に失礼な話ですが歴史は全く知りません。 この点に関して 6 2023/03/04 17:30
- 図書館情報学 著作権について(再質問で申し訳ありません) 1 2022/09/16 23:32
- 大学受験 国立受験 11月からの大逆転劇を起こすには 7 2022/11/14 19:24
- 日本語 ~たり は使い過ぎでしょうか? 2 2022/05/21 21:56
- 日本語 漢文や古典を習う意味ってありますか? 18 2022/04/30 14:18
- 高校 漢文の勉強の必要性について 3 2023/01/31 22:33
- 大学受験 社会人ですが今年度明治大学法学部を受けたいと思っています。 全統第三回マーク模試は 英語61 リスニ 1 2022/12/05 08:00
- 歴史学 古代ローマの戦史を学ぶのにオススメの本を紹介してほしい 4 2022/07/20 22:29
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
日頃の行い、、、
-
「神の前では、すべての人間が"...
-
全員に嫌われる?
-
聖書の「だれでも情欲をいだい...
-
禁断の実を食べた事がなぜ人の...
-
創世記にある失楽園にて、アダ...
-
あぁ ほとばしる痴性にゆるぎな...
-
神はどんな人間を始末に悪いと...
-
けっきょくのところ みなが《神...
-
グノーシス主義の良さをおしえ...
-
全知全能?
-
聖書:ヨブ記の意味
-
アダムとイブの楽園追放について
-
イエスは ヨセフとマリアとの...
-
なぜ神は人間に性欲を残したの...
-
unholy trinityとは、教えてく...
-
キリスト教は何故人々を苦しめ...
-
汝、人間であれ
-
聖書は世界で一番売れている書...
-
キリスト教では、自慰行為は罪...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
創造主は、そうぞうぬし? そ...
-
「神の前では、すべての人間が"...
-
聖書の「言は神であった」の意...
-
なぜ神は人間に性欲を残したの...
-
日頃の行い、、、
-
元・天使長ルシフェルはいつ堕...
-
本当に困った時。神は助けてく...
-
《非知》ってなに?
-
人間の命と神や仏ではどちらが...
-
主が蛇を造られた理由
-
アダムとイブの禁断の果実
-
なぜ知恵の実を食べてはいけな...
-
イエスキリストは人間のクズで...
-
〈父、子、聖霊〉の《三位一体...
-
神の意志とは何か
-
聖書の「だれでも情欲をいだい...
-
禁断の実を食べた事がなぜ人の...
-
ヘーゲルの《神は死んだ》
-
カインとアベル
-
神が存在するなら、神はなぜ真...
おすすめ情報