今日、久しぶりに鉢花に液肥をやったとき、ふと、となりにあったデンドロビュームにも液肥を与えました。
ところが、そろそろ花も終わるし、これからどうすればいいんだろう、とネット検索したところ、花の咲いている間は施肥はしない、って書いてありました!まずい!?
3月のはじめに満開の状態でもらった鉢で、もう花はかなり終わりかけていますが、まだ結構咲いています。(枝?株?によって花のつき具合が違います。)どうすればいいでしょうか。
(水をいっぱいやって薄める?外において乾燥させる?)
ちなみに、うちは神奈川県です。今デンドロビュームは、お天気のいい日の昼間はベランダに出していますが、まだ朝晩は部屋に入れています。そろそろ出しっぱなしでもいいかな、と思っているのですが、今日は寒いので、やっぱり中にいれようと思います。
どなたかアドバイスお願いいたします。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
長くなってしまいますけど、ご参考になれば。普段、私達が花屋で見る鉢植えのデンドロは大きく分けてノビル系と言われるものと、デンファレと呼ばれる系統があります。最近はそれ以外の系統もぼちぼち見かけるようになりました。何しろ、デンドロは系統が多く「え?これが?」って思うような草姿のものも多くあります。ラッキョウを重ねたような茎のものや茎をローラーで平べったくしたようなものなど多彩です。それは余談ですが。節毎に咲いていたらノビル系、茎の頂上から枝を出してその枝に咲いていたらデンファレと考えてください。
まず、肥料の件ですが、最低気温が何度ぐらいになるかによります。神奈川県とのことですから、まだ10度前後でしょう。それならば、遣らないほうが賢明です。
もうひとつミスがあります。鉢花の続きであげたとのこと。ということは、鉢花と同じ濃度であげたのではないでしょうか?ランは全般に肥料に弱く、普通の鉢花と同じ濃度であげれば根を傷めます。善後策としては、今の時期余り感心しませんが、おっしゃるようにジャブジャブと水をあげ、肥料を洗い流すしかありません。しかし、いつまでも根が濡れていると、根腐れしますので、暖かいところにおき、なるべく早く乾くようにしてください。
以下、通年の育て方を書いておきます。(ノビル系と想定して)
《植え方》
まず、植えてある状態なんですが、栽培農家は通常見栄えが良いように、塗り鉢にバーク(木の皮)か、ベラポン(ヤシの実の皮)で、寄せ植えにしてることが多いです。この寄せ植えがくせものです。これでは、全く乾かないのです。(ランは水やりしたらなるべく早く乾く必要があります)そのため、これをばらして、1株ずつ鉢植えします。1株だけ植えてあるのでしたら問題ありません。植え替えの季節ですが、株の根もとの新芽が10cmぐらいになった時が適期です。
植え方ですが、本物の素焼き鉢はほとんど手に入りませんので、通気性の特に良さそうなプラ鉢を使います。鉢底が網になってるか、穴がなるべく多いものを使ってください。アンバランスなくらい小さい鉢がいいです。植えこみ材料は、今植えられているものと同質が望ましいです。木の皮であれば木の皮、ベラポンであればベラポンがいいですが、手に入らなければどちらかを使えばいいです。木の皮は「ネオソフロン」ベラポンは「ベラポン」の商品名でホームセンターに売ってます。
今の鉢から抜き、新しい鉢の大きさに合わせて植えこみ材料を落とします。いくらか古い植えこみ材料を残しておくのがポイントです。鉢に入れ、新しい植えこみ材料を補充します。たくさん入る場合は、乾きやすいように、発泡スチロールのかけらをいくらか混ぜてあげます。上から、割り箸などでつつき、堅く詰め込んであげて下さい。これで完成です。なるべく植え替えはしないほうがいいのですが、、3~4年で植えこみ材が腐ってくるのでそのくらいを目安に同じように植え替えてやります。
《水遣り》
根元の新芽が伸びてきたら、徐々に水遣りの頻度を多くしてあげます。ポイントは、朝やった水が夕方には乾いている状態であればいいです。
夏は夕方にじゃんじゃんあげ、昼前頃にはうっすら乾くぐらいにします。夕方にあげるのは、昼間に蒸れないようにするためです。涼しくなるにつれ、潅水量を徐々に減らしていきます。10月頃になると、伸びた新芽の成長が止まり、太ってきます。この頃にはかなり水を切ってしまってください。茎に皺がよらない程度にしてください。ノビル系統は霜が降りる直前まで寒さと、乾燥に遭わせて下さい。それが花芽を分化させます。霜が降る前に、日当たりの良い暖かい室内に取り込んでください。冬は極端に皺がよらない程度に少しだけ水遣りをします。その場合、晴れた日の朝にやり、夕方には必ず乾いているように。霧吹きぐらいでもいいです。
《日当たり》
デンドロノビル系は直射日光がいいです。ただ、ずっと屋内に置いていたものを屋外に出すときは、徐々に慣らしたほうが日焼けの心配がありません。慣れてしまえばもう日焼けの心配はありません。降雨時にも、土の跳ね返りのない風通しのいいところに置いてあげて下さい。
《肥料》
無肥料でも充分育つのですが、あげる場合は、植え替えしたらその1ヵ月後から、しない場合は、新芽が10cm位になったときからあげてください。団子状の有機肥料だったら、1鉢に小さいのを一つ置きます。1ヶ月に1回、6月まで置いてください。同時に週1回液肥をあげてもいいです。説明書に洋蘭への希釈率が書いてありますので、それよりさらに2倍の薄さにしてあげます。薄ければ薄いほど安全です。液肥の種類は何でもかまいません。特に洋蘭用のものでなくともいいです。
《花》
品種により開花時期がありますが、おしなべて言うと、加温すれば年末ぐらいから、無加温ですと3~4月に花芽が伸びだし、開花します。
デンドロノビル系は丈夫なものが多いですから、安心して栽培なさってください。来年もまたきれいな花が咲くといいですね。長くなりすいませんでした。
大変詳しいアドヴァイスをいただき、ありがとうございました。
うちのデンドロビュームは、どうやらノビル系です。
肥料は、やっぱりちょっと早かったですか。でも「やらないほうが賢明」という表現に、希望があるように感じます。とりあえずは、お水をやって、薄める感じにしてみます。
普通の鉢花より薄めてやるというのは知らなかったのですが、今回は肥料を作るときに薄めに作ったので、ダメージが少ないといいな・・・。
わたしには、蘭の鉢花を次の年も咲かせるなんて、とても難しいことのような気がしています。まず、植え替えというのが難しそう。園芸好きの方のやること、という感じがします。
でも、意外に丈夫な花のようなので、とにかくチャレンジしてみようと思います。
また、新たに質問するかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
No.2
- 回答日時:
乾燥させてはいけません 濃度が濃くなってしまいます いくぶん多めにやるくらいで善いかも
秋~春咲きの洋ラン類は 株は休眠状態なのに 開花する物なので・・・・
肥料を株が休眠している時期に与えると 殆ど吸収しないし 濃度が高くなり 根に障害を与える場合が有ります
草花に比べ ラン類の根は 濃い肥料に弱く 草花用の液肥ですとだいたい規定の二倍に薄めたくらいの物が適当かと
外に出す・出さないは 外気の温度によります デンドロビュームは割合低温でも生育しますが やはり 昼間20~25℃ 夜温10~15℃ が最適な温度です
ありがとうございました。
ランは濃い肥料に弱いのですね。
下のお礼でNo.2の方と書いてしまいましたが、No.3の方の間違いでした。失礼いたしました。
No.1
- 回答日時:
私の園芸バイブルとして参考にしている本から抜粋しますね。
春…気温が15度を越えたら屋外に出し、新芽がよく育つようにします。
3月下旬からは肥料を与えます。置き肥は月1回、液肥は月3~4回与えます。
と書かれていますよ。
夏のところに、毎日朝夕1回ずつ水やりします。
秋のところに、水やりの回数を徐々に減らし
冬のところに、水やりは急激に減らし
とも書かれていました(春には特には書かれていませんが)
1月~5月末まで、1週間から10日に1度水やりと書かれていました。
ご参考まで。
ありがとうございました。とりあえずは、ぎりぎりセーフか?と思い、少し安心しました。
No.2の方が言われているとおり、水をやって薄めます。(でも、乾燥はいけないと思っていたのですが、それでも週1回くらいの水遣りでいいんですね。ちょっとやりすぎだったかもしれません。)
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