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ふるさとの 訛なつかし
停車場の 人ごみの中に
そを聴きにゆく

という短歌があるのですが、この短歌の『大意』(作者の思い)
と、『技法』を教えてください。

A 回答 (2件)

石川啄木は家庭の事情で故郷を「石もて追わ」れた人です。


それゆえに望郷の念がたいそう強かったようです。
故郷をしのぶ歌を多く作っています。

故郷の訛りが無性に懐かしくなって、
上野駅の人ごみの中にそれを聴きに行きました。

ありのままを読んだだけだと思います。
聞くではなくて聴くを使っていますので、
かなり熱心に自分の故郷の言葉を探したのでしょう。
東北弁も地方によって様々ですから。
「三行分かち書き」という形式で書かれている以外は特に技法はないと思われるのですが……。
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まず作者の出身地を知らなければこの歌の意味が分かりません。

大都会に出た人が故郷の言葉(方言)を聞けるのは県人会など出身地の人々が集まる場所です。次にふるさとからの列車が到着する駅です。そこでは列車から降りてくる人々が方言を話しています。

啄木は岩手県出身、東北からの列車は上野駅に到着します。啄木は故郷を出てまず北海道で働き、後に上京して苦労しながら歌や小説を書きました。苦しい生活の中で望郷の念も強かったことでしょう。そのようなとき、上野駅に行って故郷の訛りを話す人々の間を徘徊したのでしょう。一種の癒し行為です。
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