
文学においての病気の扱いについて少し調べようと思っています。
○結核・サナトリウムを題材にしているか、または多く記述されている小説を探しています。私が読んだり、教えてもらったりしたものは「魔の山」「風立ちぬ」「椿姫」「不如帰」「塩狩峠」などです。日本文学・外国文学はといません。
○結核は「白く痩せて、頬が赤くなり目が潤む」からくる病人の美しさや、若くして死ぬという悲劇性により、美しい描写で書かれていると言われていますが、そのような美しい描写の多い、他の病気が題材の作品がありましたら教えてください。
○また、このような本を調べていると、どうしても恋愛ものが多くなってしまうので、友情を描いた本・恋愛要素の無い(薄い)ものも探しています。これは結核・他のどんな病気も問いません。
「病気」を題材にしていることから(しかも結核などは当時不治の病などと呼ばれていますし…)美しいけれど暗い作品が多くなると思います…。できれば、終わり方がさっぱりした(というか、後味の良い?または明るめ?)の作品も探しているのですが、何かおすすめはありますでしょうか。
どうぞ、宜しくお願いします。
※恐れ入りますが新撰組の沖田さん関連の本は、おそらく結核がメインで描かれていない事が多いので除かせて頂きます。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
南木佳士さんの「ダイヤモンドダスト」は、人の生死を静かに見つめた上質な小説です。
ぜひ一度読んでみてください。また、宮本輝さんの短編集「星々の悲しみ」の中には、作家自身の結核体験に基づく話や、若くして急逝した友達との短い友情を描いた作品が収録されていました。いずれも爽やかな読後感で、隠れた名作だと思います。
少し変わったものでは、箒木蓬生さんの「閉鎖病棟」があります。精神病棟の患者同士の交流を描いた、異色の小説です。内容は重過ぎず、軽過ぎず、バランスの取れた仕上がりになっています。
No.6
- 回答日時:
幸田文さんの「おとうと」と「闘」はいかがでしょうか。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101116 …
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101116 …
闘、は病院を舞台にした話のようですね。
あらすじがあまりわかりませんでしたが、調べて
少しよんでみようと思います。有難う御座いました。
No.4
- 回答日時:
芹沢光治良著の「人間の運命」はいかがでしょうか。
長いです。7巻あります。
新潮文庫ですが残念ながら品切れです。
古本で探してみてください。
昔、むさぼるように読んだ記憶があります。
参考URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handl …
No.3
- 回答日時:
確かに結核と言えば「風立ちぬ」「不如帰」のイメージが強くて、あまり他の本を思出せませんが、無理に思い出すと
横光利一「春は馬車に乗って」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101002 …
梶井基次郎「檸檬」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101096 …
No.2
- 回答日時:
私が最近読んだ瀬戸内寂聴さんの「愛死」に感動致しました。
これは題名からは、恋愛のもつれから情死するような
イメージを持ちそうですが、全く違います。
愛死→をエイズと読み替えるようですね。
ずばり、エイズを扱った作品です。
しかし、悲壮感などは無くあなたが求めておられる
>終わり方がさっぱりした(というか、後味の良い?または明るめ?)の作品も探しているのですが
に、沿うかと思います。
私も昔読んだ三浦綾子さんの「塩狩峠」には大感動しました。
当時、中学生だった息子二人にも是非読むように薦めた覚えが
有ります。三浦綾子さんの作品はほとんど読み漁ったと思います。
この、「愛死」も最後は「塩狩峠」に似た終わり方でした。
こんな事を書けば、興味を無くされかねませんが、
そこへ行き着くまでの過程をお読み下さい。
きっと、満足なさるんじゃないでしょうか?
でも、人の感性は人それぞれですので、
もし、ご期待を裏切るようでしたら、ゴメンナサイネ。
愛死、確かに後味は良く、作品じたいは美しいのかもしれないのですが、結核のように病状自体が美しかったり、病気そのものが「薄倖の~」を連想させるように美化されていたり、ロマンチックに取り扱われているということはあまりないと思います。エイズはおもに「性行為」で感染するという事実もあるので、結核のような病気とは少し作品の雰囲気が違っていそうです。今回の趣旨に外れていそうですが回答ありがとうございます。
また、塩狩峠はよんでみようと思っています。
No.1
- 回答日時:
全く聞き流してほしいのですが、
尾崎放哉の
せきをしてもひとり
という超孤独な一句があります。深いです。
小説ではないですが以下のリンクをどうぞ。
参考URL:http://www.synapse.ne.jp/~sein/T/T75.htm
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