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- 回答日時:
こんばんは
等価コストでのルーティングの経路選択は、大きくは以下の2つの動作に分けられます。
1)コストが同一のため、ルーティング時にロードバランスされる
2)コストが同一でも、ルーティング時には特定の経路を使用し、片方をバックアップ経路とする
以上の2つのどちらを採用するかは、各メーカーや機器、設定によっても異なります。
しかし、多くの機器では、前者を採用しているのが現状です。
ロードバランスについては、以下のページの中盤あたりの説明が判りやすいと思います。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~aji/30min/14.html
そして、実際のロードバランス方法ですが、これも大きくは2つの種類があります。
1-A)通信先のホスト単位で振り分けられ、そのホストとは必ず決まった経路を通る
1-B)通信先のホストにはとらわれず、パケット単位で経路を振り分けられる
前者は、ロードバランスはホスト単位で行われるため、特定のホストとの通信は、
必ず特定の経路をたどるため、ホスト単位で通信量が大幅に異なると、
トラフィックが偏る傾向があります。
セッション管理を行うNW 機器がある場合には、こちらが採用されます。
後者は、パケット単位で1パケット目は経路A、2パケット目は経路B と言った振り分けが行われるため、
パケット単位ではトラフィックが偏ることはありません。
しかし、通信経路が等価コスト経路内でランダムに近い状況となるため、
予期せぬ障害が発生した場合に、通信経路が特定できず、
原因究明が困難となってしまう可能性があります。
一般的には、前者の方法[1-A]が採られることが多いです。
また、今回のような”コスト値”が同じ複数経路のことを、
”ECMP:Equal Cost Multi Path”と呼びます。
参考までにCisco での”ロード バランシングの機能”についての説明は、
以下のページに掲載されています。
http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/s …
最後に、等価コストでのロードバランスは、
OSPF 以外でのルーティングプロトコル(IGRP,EIGRP)でも対応しています。
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