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最近「大活字本」の出版が多くなったようですが、この制作方法について教えて下さい。

新規に製作する場合は大体解りますが、既に出版されている文庫本等を利用する場合もあると思います。
その場合の製作過程を教えて下さい。

何分にも素人ですので易しく説明してください。
宜しくお願いします。

A 回答 (2件)

 出版関係者です。

私の知る限り、写真製版の技術で
大活字本を作ることはありえないと思います。もちろん
スキャナーで取り込むということも考えられません。

 書籍はハードカバーであろうと文庫本であろうと、
電算写植で作っています。少なくとも 1980 年代後半
以降の書籍はそうなっていますので、元となるテキス
トデータがあります。この元データに最初から誤りが
含まれていた可能性は高いと思います。

 文庫本を作るとき、途中で校正されていたら、その
修正が元のデータにまで及ばないこともあります。そ
のために、あらためて元データを利用して大活字本を
作るとき、その誤りが復活してしまったというわけです。

 あとは、電算写植もないような古い文庫本の復刊で
あれば、その文庫本( もしくは底本 )をもとにテキス
トデータを作成する必要があります。その際に単純な
ミスで字を間違うこともあるでしょう。そしてそれが
校正チェックを受けず通ってしまえば、ご覧になった
ミスプリとして世に出るというわけです。
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この回答へのお礼

詳しい解説有難うございました。
私の想像は少し間違っていたようですが、良く理解できました。

お礼日時:2006/06/15 13:21

>何分にも素人です


素人の方が、自分が読む為に所持している文庫本を読み易い本にしようと思ったら、コピー機で拡大コピーするしか方法はありません。もちろん文字を大きくするたびに紙面も大きく広くなります。

版権問題をクリアした上で、大活字本を印刷・量産するためには、本そのものでなく、パソコン用の文字(DTP)データが必要です。これなら本の紙面を大きくすることなく(ページ数は増える)、大きい文字の本が出来ます。
ちなみに、DTPで作られていない本の場合は、その内容をパソコンに打ち込む仕事が追加になり、これでは新規に製作する場合と同じになります。

この回答への補足

有難うございました。私が作るのではありません。
実は私は「大活字本」のミスプリントを見つけたのです。
ミスの原因を知るためにその製作過程に興味を持った次第です。

単なる復刻版と異なり、1ページの文字数が異なるのだから、そのまま底本を撮影して利用することは出来ないと思いました。スキャナーを使用して、取り込んだものを新しい1ページに割り振ることになるのだろうと私なりに想像しました。

そして元の底本から存在したミスなのだろうか?それとも読み込み・変換時のミスなのか?
あるいは新規に入力し、その過程で生じたミスなのか?
製作過程を知ればその疑問も解けると考え質問しました。

補足日時:2006/06/13 20:05
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