電子書籍の厳選無料作品が豊富!

カテキン(フラボノール)の沸点は何度ですか?
検索サイトもできれば教えてください。

A 回答 (2件)

チョット混乱されてるようですので,諄いようですが御許し下さい。



 まず,「カテキン」と言った時には2種類あります。1つは#1さんが示しておられるような「2-phenyl-3,4-dihydro-2H-1-benzopyran 誘導体」の総称です。ただし,この場合は,正確には「カテキン類」と言います。一連の類縁体の総称ですから,英語なら「catechins」と「s」が付きます。

 この場合であれば,混合物ですから,明確な融点はありません。また,通常の条件であれば,沸騰する前に分解してしまいます。

 もう1つの「カテキン」ですが,これは下記サイトに図がありますが,「2-(3,4-dihydroxyphenyl)-3,4-dihydro-2H-1-benzopyran-3,5,7-triol」の慣用名です。こちらは単一の化合物ですから「catechin」です。

 ・http://www2.odn.ne.jp/~had26900/constituents/d-c …
  d-カテキン

 この化合物であれば,「The Merck Index Tenth Edition」に「dl-form,needles from water + acetic acid, mp 212-216°」「hydrated d-form,needles from water + acetic acid, mp 93-96°; 175-177° when anhydr.」「hydrated l-form,needles from water + acetic acid, mp 93-96°; 175-177° when anhydr.」と出ています。沸点に関しては,分解してしまいますのでありません。

 こういった天然物の物性を調べるのであれば,ネットで調べるよりも図書館に行って,「Merck Index」「化学辞典」「Dictionary of Natural Products」「Dictionary of Organic Compounds」「Chemical Abstract」等を調べた方が早いし正確です。

 なお,「カテキン」を「フラボノール」とお書きですが,フラボノールは「2,3位二重結合」「3位 OH 基」「4位カルボニル基」を持つ一連の化合物の総称です。言うなら「カテキン類」あるいは「フラボノイド」です。

 ・http://www2.odn.ne.jp/~had26900/constituents/com …
  フラボノイドとイソフラボノイド
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳細に教えていただきまして、ありがとうございます。
緑茶に含まれるカテキンを考えていましたので、カテキン類に相当するのかと思います。
カテキン入りという商品は、温度等の制限がある中で、どうやって作られるのかと思い質問しました。
もう少し調べてみようと思います。

お礼日時:2006/06/14 06:23

カテキンというのは単一の化合物ではないので、明確な融点や沸点は持ちません。



また、普通に加熱すると沸騰する前に分解すると思います。
高真空下で昇華させることはできるかもしれませんが・・・

参考URL:http://www.kiriya-chem.co.jp/q&a/q12.html
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早速ご回答いただきまして、ありがとうございます。
カテキンが混合物であることを知りませんでした。
個々の成分について調べてみます。

お礼日時:2006/06/14 06:26

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!