
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
皆さん圧倒的に過去形支持ですね。
意外です。どの分野かにもよるのかもしれませんが、私の見慣れているのは現在形中心です。私はどっちかというと理論系ですが、実験系だと実験結果報告が主体だから過去形ということになるのでしょうか。
#2様が書いておられることに近いのですが、やってみたらこうだった、今度やり直したら同じことになる保証は無い、よくわからんけど、という種類の報告なら過去形でしょう。しかし、こうである、これが解である、これが確かに言えることである、という種類のことは現在形であるのが妥当かと思います。少なくとも私の慣れ親しんでいる種類の論文なら。と書きながらやはり分野で違うのかなあ、と思い始めました。ほんとにびっくり。
一応ご参考に。たまたま今手元にある論文のスタイルは次の通り。これは私にとってごく自然なスタイルです。
Abstract:こういうことを我々はやった、という一行だけは過去完了形。その詳細は全て現在形。
Introduction: 過去の研究例を過去形および過去完了形の両方で報告。この論文で報告するのはこういうことであるという説明は全て現在形。
Theory and algorithm development:理論展開、全て現在形。数式をずらずら展開するのが中心で、何か偶然発生したようなのは混じっていない不変のファクトを述べているわけだから、こういうのは過去形ではやはり変。
Evaluation Methods:こんな道具立てでシミュレーションとか実験したという説明は、これは過去形。ここはやはり過去形しか私には考えられません。ただし、なんでそういう方法でやるの、という理由付けは現在形で書いてます。これも自然。理由はいつでも成立するファクトだから。
Result:現在形。同じことをやれば同じ結果しか得られないはずのテスト結果だから自然。不確定要素を持ち、やってみなければわからないような実験とか調査の類なら過去形かもしれないけど。
Discussions and conclusions:現在形中心。一部過去形混じる。実験/シミュレーション結果はこうだったと先の章の結果に再び触れるときに過去形を使っている。これは日本語で書いたとしてもそれが自然な感じ。
この回答への補足
imoriimoriさん、ご意見ありがとうございます。私の専門は物理化学で、この分野では昔はResultsは過去形で書かれていました。現在形のResultsを見かけるようになったのは、10年程前からだと思います(仲間にも聞いてみました)。imoriimoriさんが書かれているように、現在形の方が、「自分の結果は何度やっても再現性があるんだよ」という自信が感じられるなと思いました。もし、理論系の方が、昔から現在形で書かれていたのなら、その影響を受けて変わってきたのかもしれないなと思います。
補足日時:2006/07/23 01:01私もimoriimoriさんの使い方に一番近いような気がします。Results以外のところについては、混乱することが多いですので、一般的なスタイルをまとめて頂いて助かりました。
No.4
- 回答日時:
私は化学系の人間であるが、少なくとも化学に関しては、報文の記述には過去形を用いるのが現状でも一般的である。
参考URLに示したのは、米国化学会の学術雑誌のひとつの今年の第一号である。いずれの論文も過去形で書かれていることがお分かりいただけると思う。この傾向は、欧州でも日本でも同じである。論文は広い意味でのレポートであり、「実験」「結果」「考察」は、観察“した”新事実および新事実について“考えた”結果を述べるための項目である。論文発表前から一般的に常識となって“いる”既成事実を述べるのではない。したがって、ここに現在形を用いるのは明らかに間違いであるし、一般的ではない。
参考URL:http://pubs3.acs.org/acs/journals/toc.page?incod …
重ねてのご回答ありがとうございます。頭がこんがらがってしまいました。tyty7122さんが#1でも書かれているように、その分野で一般的になったことについては、総説などでは現在形で書かれますね。ということは、自分の論文中で現在形で書くと、過去の仕事と今報告したい仕事との区別がつかなくなってしまうということもあり得るわけですしね。色々参考になりました。ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
大学で論文を書いていますが、論文の実験や結果は、過去形で書くのが普通です。
私もそうしています。現在形で書いたのもあるのですか?私はあまり見かけないような気がしますが(ネイティブのでも)、過去形が原則なので、過去形を用いた方が無難でしょう。この回答への補足
zoo123さん、早速のアドバイスありがとうございます。過去形を使う理由については、私も皆さんが書かれているように理解しています。説明が足りなかったのですが、以前、ポスドクに行っていた時に、ボス(米国人)に、結果を全て現在形に直されました。また、今回、レフェリーが、実験を現在形に直しています。それで、言葉は生き物なので、最近の傾向として変わってきているのかなと思い、お尋ねした次第です。
補足日時:2006/07/22 11:04コメント、ありがとうございました。無難に過去形としたいところですが・・・補足に書いたような状況ですので、「余程のことがない限りレフェリーの言うとおりに直す」というのも”無難”な方法ですので悩ましいです。
No.2
- 回答日時:
分野にもよるでしょうが、現時点では一般に
実験結果は過去形で書くのがよいと思います。
「ある条件であることを行ったら、こうなった。」
という事実を書くところですので。
ただし、結論については、現在形にすべきです。
「実験結果をもとに著者が抽出した普遍的な法則」
を示すからです。
この回答への補足
akkey-2006 さん、早速のアドバイスありがとうございます。過去形を使う理由については、私も皆さんが書かれているように理解しています。説明が足りなかったのですが、以前、ポスドクに行っていた時に、ボス(米国人)に、結果を全て現在形に直されました。また、今回、レフェリーが、実験を現在形に直しています。それで、言葉は生き物なので、最近の傾向として変わってきているのかなと思い、お尋ねした次第です。
補足日時:2006/07/22 11:01No.1
- 回答日時:
報文は、解明した事実を報告するための文書であるから、基本的には過去形を用いるべきである。
その一方で、稀に現在形を用いる人がいる。彼らの言い分は、再現性がある事実を書くのだから、現在形でよい、というものである。特許などでは、こちらのほうが主流である。
しかし、学術論文では「新事実」を報告するわけであるから、「~を見出した」「~を明らかにした」という表現が主流になるはずである。
ただ、論文の中でも総説や書籍では、既に報告された報文の内容を引用したり、一般化された傾向を述べたりするので、「○は△である」「△の場合には、☆である」「~という結果が報告されている」というように現在形が多く用いられる。
繰り返すが、報文の場合には、「解明した事実」を報告するのであり、「既に知れ渡っている一般的事実」や「近未来の予測」を述べるのではないので、過去形を用いるべきである。
この回答への補足
tyty7122 さん、早速のアドバイスありがとうございます。過去形を使う理由については、私も皆さんが書かれているように理解しています。説明が足りなかったのですが、以前、ポスドクに行っていた時に、ボス(米国人)に、結果を全て現在形に直されました。また、今回、レフェリーが、実験を現在形に直しています。それで、言葉は生き物なので、最近の傾向として変わってきているのかなと思い、お尋ねした次第です。
補足日時:2006/07/22 11:00お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
引用元が辞書の場合の論文の書き方
-
論文・レポートで引用文の中に...
-
m/mという書き方って正しいの?
-
「〜ではないでしょうか。」 と...
-
学会発表に関して ほぼ同一の...
-
レポートの最後に「以上」とい...
-
「〜してくれた」は小論文で使...
-
レポートの参考文献の書き方に...
-
投稿した論文の誤りで困っています
-
引用文献と参考文献の両方に、...
-
レポートの参考文献にマンガの○...
-
論文で語句を強調したい場合
-
「~という」「~といった」は...
-
論文における in vitro、in viv...
-
論文の「今後の課題」の書き方
-
論文を書くのがはやい科学者は...
-
自分が書いた論文の謙譲語は
-
「文字数に限りがある」という...
-
「以下、~という」を英語で
-
「であろう」と「だろう」は同...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
引用元が辞書の場合の論文の書き方
-
m/mという書き方って正しいの?
-
論文・レポートで引用文の中に...
-
「〜ではないでしょうか。」 と...
-
学会発表に関して ほぼ同一の...
-
「〜してくれた」は小論文で使...
-
レポートの最後に「以上」とい...
-
レポートの参考文献にマンガの○...
-
「~という」「~といった」は...
-
投稿した論文の誤りで困っています
-
レポートの参考文献の書き方に...
-
論文における in vitro、in viv...
-
紀要と論文のちがいについて
-
引用文献と参考文献の両方に、...
-
論文の「今後の課題」の書き方
-
「文字数に限りがある」という...
-
外国文献
-
「であろう」と「だろう」は同...
-
論文て「、」を「,」にしてる...
-
「以下、~という」を英語で
おすすめ情報