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ニコンのフィルム一眼レフのレンズには、NIKKOR-S、NIKKOR-HやNIKKOR-H.Cなど(他にもあると思いますが)様々ありますが、どのように違うのでしょうか?
また、AIや非AIはどのように違うのでしょうか?
詳しい方、ぜひ教えてください。

A 回答 (3件)

「H」というのがよくわかりませんが、



C: 多層膜コーティング
多層膜コーティングが一般的になってからは「C」は省略されている

Ai: 開放F値自動補正方式
開放絞り値とそこから何段分絞っているかをカメラ側に伝える機構を装備

S: Ai-S露出伝達方式
Aiの改良版。シャッター優先AE、プログラムAEにも対応

IF: インナーフォーカス
中間部のレンズのみを動かしてピント合わせを行う(Internal Focusingと
記述してあるものもあり)

ED: 特殊低分散ガラス
主に望遠レンズでの色収差などを抑える

ということだそうです(えい出版社「ニコンF3完全マニュアル」から)。
Ai化以前は開放値の設定も手動(もしくは半自動)だったそうです。
Ai化が1977年、Ai-S登場が1981年となっています。F3などのTTL測光の
カメラではAiあるいはAi-Sが基本になると思います。
レンズを多数持っているわけではありませんので知識としては乏しいですが、
ご参考まで…。
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この回答へのお礼

詳しくご回答をいただき有難うございます。
コーティングによって、いろいろと分けられているのですね。勉強になりました。
本当に有難うございました。

お礼日時:2006/08/01 08:34

peko_peeさまの回答に追加します。


NIKKOR-S
NIKKOR-H
NIKKOR-H.C
これらのレンズ名称に後付けされているアルファベットは、コーティングの種類を表します。
SやHは、かなり古いコーティングで、NIKON-F時代からあるようです。
Sコーティングは、NIKON-Sシリーズ(レンジファインダーのもの)のレンズにも使われていました。
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この回答へのお礼

ご回答をいただき有難うございます。
勉強になりました。
本当に有難うございました。

お礼日時:2006/08/01 08:35

(1)非Ai・Ai・Ai-Sの違い


一眼レフ用MFニッコールは 非Ai→Ai→Ai-Sの順に登場しました。

Aiは「開放F値自動補正方式」(Automatic Maximum Aperture Indexing)のことです。ボディにレンズを装着した時に自動的に開放F値を伝達(例35mm F2のレンズなら、開放=F2.0)する方式で、これ以前の非Aiレンズで必要だった開放F値セットの操作が不要となりました。

Ai-SレンズもAi方式のレンズですが、外観デザインに統一感を持たせ、距離環の回転角の最適化も図られているとのことです。但しAi-Sの「S」は製品には一切刻印されていません。先の例に倣えば「Ai 35mm F2S」と表記するのがニコン流ですが、中古店店頭等では「Ai-S 35mm f2」といった表記もされます。簡単な見分け方は、ファインダー内表示用の最小絞り値(Aiレンズでは絞り環の表記が二重-大きい文字と小さい文字で-になっていますが、その小さい方。先の例ではF22)がオレンジに着色されていればAi-Sです。

(2)NIKKOR-S等の表記
こちらはS型ニコンや非Aiの時代の古いレンズの話で、これらのアルファベットはレンズの構成枚数を表します。T=3、Q=4、P=5、H=6、S=7、O=8です。NIKKOR-Sはレンズ7枚で構成されたレンズだということです。またNIKKOR-H・C等となっているCの方は、これは「Coated」つまり反射軽減用にコーティングされたレンズだということです。なお、コーティングの一般化に伴って、古いレンズの中にも「C」が表記されていないものがあります。

念のため記しますが、Fマウント(ニコンの一眼レフ用レンズマウント)の形状自体は確かに不変なのですが、最近のボディでは非Aiレンズを装着すると絞り環の連動爪を破損してしまう場合があります。古いレンズを現代のボディに手軽に装着できるのがニコンの楽しみの一つなのですが、ボディのマウント基部にある爪を上に倒せる機構(F5などではこれがある)が付いていないカメラの場合は上記の理由で非Aiレンズは装着できません。Aiに改造されたレンズを使うか、外部の修理屋さんで改造を受ける必要があります。
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この回答へのお礼

詳しくご回答をいただき有難うございます。
Fマウントが不変であるということは知っていたのですが、このような違いがあることは知りませんでした。
本当に有難うございました。

お礼日時:2006/08/01 17:28

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