プリンタヘッドを新品にしたら何も印刷しなくなった

Question

キヤノン製のPIXUS MP360を使用しています。
リサイクルインクカートリッジを使用していたせいかこのところ黒インクの調子が悪く、かすれが目立つようになりついに全然でなくなりました。

インク切れかと思い何度かインクタンクを新品（ただしやはりリサイクル品）に交換したのですが変化なし。

カラーはきれいに印刷できるので黒だけヘッドがつまったかと思い、ヘッドリフレッシングを繰り返しましたが効果なかったため、ネット経由でとある修理会社からヘッドを取り寄せました。新品でGENUINE（純正）と書いてあります。

しかしこの新品ヘッドをとりつけると、これまで印刷できたカラーも印刷できなくなり、全くカスレすらも印刷されなくなりました。しかしまえのヘッドに交換するとカラーだけはキチンと印刷できます。（マニュアル通り新旧ヘッドを入れ替えて何度もやりなおしているので、とりつけにミスはなく、テープなどのはがし忘れもありません）

この新しいヘッドは不良品では？と考え、販売元に相談したところ、「問題が解決しないのはほかの部品の不具合の可能性がある。ヘッド代割引で修理をひきうけるので発送してください」とのこと。
しかし新しいヘッドだと、前のヘッドで印刷できているカラーまで印刷できないことに不審を感じています。プリンタ本体の不具合のせいで、片方のヘッドでは黒インクだけ印刷できない、片方のヘッドでは黒・カラーとも印刷できない、なんてあり得るでしょうか。

ひょっとすると、はじめからニセの不良パーツを送ってきて、修理代をふんだくる詐欺ではないかと疑っているのですが、考えすぎでしょうか

4G52GS · Accepted Answer

プリンタの修理屋です。

「インクが純正でないからといって、インクタンクやヘッドでなく本体が故障したり、上記のような矛盾する結果が出るのはとても考えにくいので悩んでしまいます。」
認識を改めたほうが良いでしょう。

まず、この機種の宿命なのですが、ベースとなったプリンタの設計寿命が5,000ページ／３年というものですので、かなり不利な要素はあります。

良く見かけるトラブルですが、ヘッドをクリーニングするパージユニットにインクを放出するチューブがあります。
チューブの下（横）には廃インク吸収体が仕込まれていて、排出されたインクを吸収していきます。

ところが、社外インクでは純正品と混じると泥状に変化して固まる物があり、廃インク吸収体（フェルト）が目詰まりを起こし、それ以上吸収しなくなり、チューブの出口に廃インクが泥状になってたまっていきます。

そのインクが乾いて固まりとなり、廃インクチューブの出口を塞ぎます。
こうして固まると、ポンプ側でどれだけ吸引しても、負圧が得られず、インクは吸引されないわけです。


しばらく放置したのであればいざ知らず、定期的に使っていて、社外インクで起こるヘッドのつまりは、これがきっかけになっていることが多いでしょう。

早く気がついて修理にだせばヘッドを傷めることも無いのですが、無理して使い続けるうちに完全にヘッドがダメになります。
そうすると、今回のように新しいヘッドをつけても、機械の吸引力が弱く、インクが通らなくなります。

使用過程のヘッドはすでにインクが通っているので、吸引が弱くても何とか印刷しているだけでしょう。


プロの任せるしかないでしょう。


ただ、純正インクを使っていても、過酷に使用されると発生するトラブルです。社外インクでは早めに起こるだけなのです。
過酷な使用と言っても、上級機種では当たり前の使用頻度ですので、この辺が短い設計寿命のつらいところです。
ちなみに、ベースの機種は部品交換ではなく、現品交換での対応になっている機種です。

4G52GS · Answer

プリンタの修理屋です。

この時代の複合機は単機能のプリンタをベースにスキャナ等を組み合わせて開発したものです。
（最近は先に複合機を開発し、いらないものを削って単機能機を作っているとか）
ベース機は明らかになっていませんが、PIXUS 450iあたりのはずです。
450iは故障すると修理はせずに現品交換になるという意味です。価格は定額修理で7,350円（税込み）。取次ぎの場合の手数料や送料などは別途かかることはあります。
ただし、ヘッドに関しては交換するように言われておりますので、私たちもヘッドと思い、交換したところメカトラブルと分かり、ヘッドが無駄になり大赤字ということがしばしばあります。
（現品交換が前提の機種なので、メカの解説等の技術資料がほとんど無いのです。診断はほとんど勘です。）

MP360は普通に部品が用意されておりますので、普通に修理となります。
定額修理なので部品を何点交換しても9,450円（税込み）です。ただし、社外インクの使用は伏せておいたほうが良いでしょう。

ただ、後継機種（？）のMP170が12,000円前後で販売されているようですし、修理の場合、販売店であれば取次ぎ費用、キヤノンに送れば送料がかかりますので、悩むところです。
MP170はランニングコストが信じられないくらい高い機種のようですから、それを考えると修理の方がお得かも知れません。

SaySei · Answer

No.1の者です。

出来そうなことですが、プリントヘッドの型番を確認してみてください。取り外した状態で確認できるようですし。
MP360なら「QY6-0054」のようです。
まさかとは思いますが、型番違いを想像したもので…。

私も、古いほうのヘッドではカラーだけでも印刷できる点から、本体は故障していないと思うのですが…。
参考URLに「目詰まり回復方法の例」があるので、ダメもとで古いほうのヘッドで試してみても良いかと思います。

参考URL：http://www.tsumekaeink.com/xfsection+article.articleid+5.htm

hima-827 · Answer

＞はじめからニセの不良パーツを送ってきて、修理代をふんだくる詐欺ではないかと疑っているのですが、考えすぎでしょうか

考え過ぎだと思います。
たかだか5,000円程度でそのような詐欺をするとは考えられません。
私も詰め替えインクをずっと使用していますが、リサイクル品を含め、純正品以外を使っている方は、このようなトラブルになるリスクが高いと思います。
でも、考え方では、純正品を使わない事により、今まで十分節約出来たと考えれば、修理に出しても、損をした事にはならないように思います。

chirashizushi · Answer

純正品でパッケージも新品だったら不良品ということは無いでしょう、取りつけミスの可能性が大ですね。

取りつけ方法の説明書は入手されましたか？製品には着いてきませんので、メーカーに問い合わせる必要があります（まあ一般の方には教えてくれませんが(^^; 

取りつけ後、規定の操作をしてヘッドにインクを通してから印刷が始まります、それを怠ってすぐに印刷というのはできません。

ヘッド位置調整などはされましたか？


あと、ヘッドを自らア購入して交換できるのは一部の機種だけですので、それを入手できた所に問い合わせるのが一番でしょうね、通常の手順を外した方法での修理をしようとされているので

SaySei · Answer

不安でしたら、普通にCanonのネット通販で購入しなおされてはいかがでしょうか。
Canonのプリンタヘッドは普通の家電量販店でも予約すれば買えますし。（Canonはヘッドの交換が自分で出来るというのを売りにしている部分がありますので。）

参考URL：http://store.canon.jp/user/UserMain/jsp/top/supply

プリンタヘッドを新品にしたら何も印刷しなくなった

プリンタの修理屋です。

この回答への補足

プリンタの修理屋です。

No.1の者です。

＞はじめからニセの不良パーツを送ってきて、修理代をふんだくる詐欺ではないかと疑っているのですが、考えすぎでしょうか

純正品でパッケージも新品だったら不良品ということは無いでしょう、取りつけミスの可能性が大ですね。

不安でしたら、普通にCanonのネット通販で購入しなおされてはいかがでしょうか。

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