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現在鉄骨マンションに住んでいます。
不思議に思うのですが、マンションの壁は場所によって違う材質が使われているようでたたいてみると判るほどです。
うちの場合は隣との境の壁にはALCボードが使われていますが、外との境と部屋とキッチンとの境とバスルームやトイレには普通のボードが使われているようです。
なぜすべて同じ材質で建てないのでしょうか?
以前住んでいたアパートは鉄筋コンクリートで外との境から隣との境、玄関やトイレバスルームに至るまですべてコンクリートで出来ていました。

A 回答 (4件)

戸境壁に石膏ボードを使わない理由は、主に遮音の問題です。

ALCの壁を単独にした場合と、ALCの壁の両側に石膏ボードを取り付けた場合を比べると、単独の壁の方が遮音性能上良いという実験結果は多数あり、20年近く前からRC造でも二重壁にしない方向で施工されています。これは、「太鼓現象」とか「共鳴透過」といわれる現象で、ALCの壁と石膏ボードの間の空気層が音を増幅することとなり、話し声などの生活音が大きくなって隣家へ伝わってしまうのです。
構造の違いは、「木造」と「非木造」と区分されることは多いですが、「非木造」の中でも「RC(鉄筋コンクリート)造」「SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造」「S(鉄骨)造」などに分類されます。「RC造」の場合、コンクリートの壁で地震などへの構造耐力をもたせる「耐力壁」が戸境壁に用いられることが多くあります。これに対して、「S造」の場合は鉄骨のフレームで建物の構造強度をもたせるので、戸境壁は構造上あっても無くても問題ないように設計されていることが多くあります。
外壁面は石膏ボードが使われているとのことですが、外側はALCになっていて、ALCと石膏ボードの間には断熱材が施工されているはずです。内部の間仕切り壁に石膏ボードが使われているのは、他の構造でも同じです。以前住まれていた鉄筋コンクリート造のアパートは、壁構造という構造形式だと思います。柱・梁という「軸」で建物を支えるのではなく、壁の「面」で支える構造です。地震など対して揺れにくく頑丈な構造ですが、一般的に5階建てまでくらいしか適用できないことと、間取りの可変性が損なわれるという欠点もあります。
かなり専門的で難しい内容になりますが、現在お住まいのマンションは、極一般的なつくりになっているようですので、ご心配は無用かと思います。
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マンションやアパートなどの共同住宅の隣戸との境の壁を「界壁」と呼びます。


建築基準法では類焼を防ぐ目的のため各戸の界壁を耐火構造にするように定められています(100平米以内)。またそうすることで消防法の感知器等の緩和や内装制限の緩和が受けられる仕組みになっています。
鉄骨造の場合、軽量化が好ましいのでコンクリートではなくALCを使っているんだと思います。
鉄筋コンクリートの場合は界壁が耐力壁となっているケースが多く、この壁で耐震性能をもたせているわけです。
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私の経験ですと、鉄筋マンションでも、賃貸マンションと分譲マンションなど、建築コストによっても違ってきます。


それによって、販売価格や賃貸価格によっても違ってくると思います。
両方経験していますが、分譲マンションの方は、隣との壁だけコンクリートです。
賃貸マンションの場合は、ALCボードが使われていました。
消防法や建築基準法で、火災の時、延焼防止のため、隣との壁は不燃材でないといけないみたいです。
同じ部屋の中の仕切りは、そういう基準がないため、コストの関係で使い分けているのだと思います。
全て、コンクリートだと重量やコストの関係もありますし、簡単にリフォームができないという難点もあります。
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まず、お隣との壁はALCとは、パンフレットか何かで見たのでしょうか?としましたら、ALCですね。



当方の両親が戸建て新築を建築中に住んでいたマンションも、建ったばっかの新築マンションでしたが、お隣との壁はALCまたは鉄筋コンクリートでしたね。

居室と居室の間やキッチンなどは全て、ユニットバス周りやトイレや廊下なども含め、全て普通の木材の上にプラスターボードでしたね。

ただ、外との壁は鉄筋コンクリートのようでした。


ご質問者様のご自宅は、外との壁もプラスターボードで、中は空洞のような感じとしますと、低層階建てのマンションまたは高層マンションの高層階に住んでおられるのでしょうか?

としますと鉄骨鉄筋構造ではなく、重量鉄骨構造の様になっているのでしょうか。または、鉄筋コンクリート壁が薄くなって、内断熱構造でさらに空洞があるのでしょうか。


重量鉄骨構造ですと、そもそも外壁にALCを使う必要もありませんが、やはりお隣との間だけはALCが良いですよね。

軽くするためには、お隣との間も本当は普通の木材にプラスターボードが良いのかもしれませんね。しかし、音の問題が出るのでALCという訳です。


自宅内の壁がALCである必要はありませんね?

また、高層建ての下のほうでは自宅内に鉄筋コンクリートの壁が有る場合もあるとは思いますが、上のほうでは必要なくなります。すると、壁は木材とプラスターボードで造っておいたほうが、リフォーム時に非常にやりやすいのです。

太い鉄骨の梁を使って、どーんと広い空間を確保できる構造が、売りですし、喜ばれていますよね。

リフォームする時は、キッチンや風呂の位置までガラリと変更することが出来るのも、自宅内に鉄筋コンクリートの壁が無いからです。
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