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障害児について今少し調べているのですが、障害児の知的能力をIQで捉える事の短所や不合理性があまり詳しく本に書いていなくて困っています。どなたかわかる方はいらっしゃいませんか?

A 回答 (6件)

心理検査は知的障害の養護学校において、現在も保護者の承諾の元、やっています。

ただし、同じ検査を1年も経たない内にしてはいけないとくぎを差されていますが。

参考URL:http://www.yamagata-c.ed.jp/kenshu/tyouki/niwa.p …
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『IQ』と一言で言っても、『言語性IQ』『動作性IQ』等、下位項目に分かれているのに、


例えば、
言語性IQが120
動作性IQが60
の場合、大雑把な総合IQが約90となり、
書類上では健常児となる為、
福祉の対象から外れてしまう事が問題だと思います。
(この場合、動作性IQに着目するなら、実際には障害児である。)
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はじめまして。



「IQで捉える」というのが、よく分からなかったのですが…。IQでその対象児の知的能力のレベルを判断するという意味で、とりあえず理解しておきます。なお、発達検査=IQとは考えていません。


No.2とNo.3の回答に、ほとんど言いたいことは含まれていますが…付け加えで。

No.3の回答にあるように、障害のない状態での発達が母集団の統計情報ですから、IQは同年齢のいわゆる健常児との比較を数値化したものということになります。IQを参照するためには、障害児といえど配慮・手心を加えない一定の検査方法で行わなければ、正確な統計情報として参照することはできません(結果、その子ができる状況を作ってあげればできることも、できない、と判断されることになります)。診断レベルはともかく、現場レベルでIQ=その子の能力、とは一概に決め付けたくはないというか。

また医師であれば、IQによって診断結果が影響をうける場合があります。精神発達遅滞とか、高機能自閉症とか、そういうケースです。医療現場では医師による診断のばらつきを減らすため、明確なボーダーラインを設定することになっていますよね(ただしNo.2の回答にあるように、医師以外の方が検査結果を見て勝手に、やれ精神発達遅滞だ、やれ高機能自閉症だ、と決め付けることは、絶対にしてはならないことです)。
また、数多く障害児との接点があり、IQと実際のお子さんとを見比べる機会の多いベテランの方であれば、IQと行動観察だけでもある程度の知的能力の推測ができるかもしれません。プロの直観力というか。
そういう意味では、一定の意味(効果)があります。


ただNo.3の回答にあるように、発達のバランスを見たりする際には、IQだけでは絶対的に情報が不足しています。また、検査法にも様々なものがありますから、検査結果は必ずしもIQで現されるものだけではありません。
ご存知かとは思いますが念のため、以下のサイトをご参照下さい。
http://www.okada-shinri.com/rin/chinou/index.html
http://www005.upp.so-net.ne.jp/ma2ma3/syokensa.h …


数値化され比較しやすくなることで、IQ万能神話的なものが、どうしても生まれやすいことは事実です。ただ繰り返しますが、あくまでそれは統計情報に基づいて、「○○という行動を○○という条件下で○○できたから、○点」という情報の集まりにすぎないというか。障害の種別によって、音が条件に入ると得点が落ちる、運動機能が条件に入ると得点が落ちる…というものですから。

この点を考慮して、医療場面などではある程度の統計というか、聴覚障害児であればWISC-IIIのIQは、言語性IQより動作性IQが○○ポイント上回る傾向があるとか、WISC-RとK-ABCでは同一被験者でも結果に大体○ポイントのずれがある、といった経験知を積み重ねているようです。


個人的には、No.1の方も書かれているように、検査時の状態や検査者の熟練度によって結果は大きく左右されるものでしょうから、あまり細かな数値にこだわることはデメリットが多い、と感じています。
検査について学び、こういうところを見ているんだということが分かったら、日常の様々なかかわりの中で、擬似的に能力測定が行えるようにもなるので。

障害児の知的能力を測るのに、適切な発達検査を選択し行うことは有効です。ただしその検査自体は普段のお子さんの状態を客観化し裏付けるものにすぎないことを理解する必要がありますし、検査結果にとらわれたり情報だけが独り歩きすることはかえって有害です。


障害の有無に関係なく、IQの数値だけで我々のことを捉えられるとは…思えませんよね?
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答ありがとうございました。
とてもよく理解が出来ました。
ありがとうございます。

お礼日時:2006/08/21 16:34

心理検査は、障害のないお子さんの統計を元に作られています。



当然、障害があれば、弱いところが弱く出るのは当たり前ですし、発達が、健常児のように段階的ではなく、飛び越えている(ある部分だけはぬきんでている)ケースも考えられます。

肢体不自由児にとって、運動性の検査が不利なのは想像が付くでしょうし、それによってIQが下がるのはその子どものある側面しか見ていないと言うことになるわけです。

ですので、検査をしてもそれを数値化したIQはあまり意味をなさないと言うことです。

大事なのは、どこに落ち込みがあり、どこの長所があるのかの参考にするためにプロフィールを活用することです。

なお、最近では、差別化防止の観点から、心理検査を行う(特に学校現場)ことは少なくなってきています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
最近ではあまり行われていないという事は初めて知りました。
ありがとうございます。

お礼日時:2006/08/21 16:31

障害児といってもいろいろです。


聴覚障害の子も、脳性麻痺の子も、発達障害(自閉症、AD/HD…)の子もいます。

対象年齢はどのくらいですか?

また、IQを測るテストは何を想定しているのでしょうか?

そして、IQを測る目的は?

検査の目的がはっきりしていないのにIQを測ってなんだか分かった気になったり、レッテルを貼ることが一番良くない事のような気がします。

この回答への補足

障害児全般に関してです。その中で自閉症に子にはこういう不合理性が在る、とか他の障害ではこうだという考えが知りたかったのです。年齢に関しても同じです。
目的はその子の知的活動能力をはかり、一人一人の障害について理解するための材料の一つとして使いたいからです。

補足日時:2006/08/21 16:25
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http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/koneko/5chinou.h …

精神状態に左右されやすいという事と、年齢が低い方がIQは高くなりやすい(誤差が大きくなりやすい)という点でしょうか
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この回答へのお礼

確かに精神状態に左右されやすいですよね。
ありがとうございます。

お礼日時:2006/08/21 16:24

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