
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
仏教における供養儀礼は、インドでの接客作法を起源としています。
特に六種供養といい、閼伽(あか)・塗香(ずこう)・華鬘(けまん)・焼香(しょうこう)・飯食(ぼんじき)・灯明(とうみょう)の六種類を挙げ、同時に六種類の仏道修行を意味します。・閼伽(あか)…梵語「argha」の音写。「価値あるもの」の意味で神仏に供える水。もともとは来客者の足や口をすすぐためのもの。布施(ふせ:他者に施す)の象徴。
>>喉が渇くからかな…
誤解されていますが、飲み水ではなく、口や足を洗う水です。
・塗香(ずこう)…体に塗る粉末状の香、あるいは香りを焚きしめる。持戒(じかい:戒めを保つ)の象徴。
・華鬘(けまん)…花を飾ること。花のうち特に蓮は、泥から美しい姿を表すところから、我々の本来の心は清浄であることを意味し、忍辱(にんにく:誘惑や迫害に耐えること)の象徴。
・焼香(しょうこう)…香木を燃やすことで、香りで空間を清めると同時に、自身の心を落ち着ける。精進(しょうじん:たゆまざる修行の実践)の象徴。
なお、線香は支那で開発されたもので、日本では江戸期に伝来。それ以前は削った香木を燃やしていました。
・飯食(ぼんじき)…食事を供えることで、空腹を満たすのみでなく、自他の心身を養う良薬と思って食する。禅定(ぜんじょう:瞑想により精神を集中させる)の象徴。
・灯明(とうみょう)…灯りは闇を照らすことから、愚かな心から脱し、仏と等しい心に至ることを表す。智慧(ちえ:瞑想の実践により、人間に内在する根源的な力。いわゆる意識としての知恵を区別するために、般若<はんにゃ>ともいう)
このように、現実的なる接客作法を元として、それに仏教的な意味を持たせたのが、仏教における供養儀礼で、その作法に基づき故人への鎮魂儀礼にも行われます。それを供えることで、故人も生者も仏道修行を実践していることを表します。
なお、花に入れる水を閼伽に、花や焼香の香りを塗香に相当させる考えもあります。
No.7
- 回答日時:
>>死んだら、仏になれる…
仏(ほとけ)とは、サンスクリット語「Buddha」の音写語、仏陀(ぶっだ)で「目覚めたるもの」の意味です。このブッダの音写には仏陀以外にも「浮屠・浮図(ふと)」があり、この「ふと」が「ほとけ」の語源とされます。
厳密にいえば仏(如来)は悟りを開いた存在、あるいは普遍的なる法(ダルマ)そのものですが、日本では平安末期ごろから死者も「ほとけ」と称するようになります。これは死者は死後、仏の集う浄土に生まれ、そこで仏道修行を実践して仏と成るからだという考えによります。つまり故人は死を契機として本格的な仏道修行を始められたというものでしょう(ただし、宗派によってはこの考え方に差異はありますが)。
戒名も、仏教徒として保つ戒を授けられて、名実供に正式な仏教徒となったその証としての名前です。ですから死者が称する名前という意味ではありません。
No.5
- 回答日時:
お墓に限らず、香華灯明(こうげとうみょう)は仏様への最高のお供えとされています。
香
インドではお香を体に塗って清めます。体と心を清めることによって仏様と相対する心構えができます(お線香も同じ意味)。
華
お墓も仏壇も花を供えるとき、手前に向けます。
仏様(仏壇やお墓)の“慈悲”を表します。仏様の慈悲心に触れます。
灯明
仏様の“教え”をあらわします。灯明の明かり(仏の教え)で心を照らします。
お香もお花も灯明もゴハンも水も、供えると無機質的な空間に魂(命)を与えます。
お墓の場合は、死者は仏になって生きているという前提です。成仏しないでその辺にいるのではありません。
って、とこでしょうか・・・。
それでは、ゴキゲンヨウ!!!
回答ありがとうございました。
そう言えば、ろうそくもありましたね。
死んだら、仏になれる・・・
そうなんですか? お寺の人は悟りを開くのにいっぱい修行しているのに、死ぬ方が簡単なんですか?
悟りを開くことと、死ぬことは違うのかな・・・

No.4
- 回答日時:
3年ほど前に母を亡くしたときに、仏様にはどんな供養が喜ばれるのか調べたことがあります。
仏教の場合、基本的なことは同じだと考えてよいと思います。仏様は延々と歩いてらして、あの世に続く道は真っ暗で何もないのだそうです。
真っ暗で目印もないと、ゆっくりしか進めません。そこへお線香の香りがしてくるとあの世へ導いてくれる道しるべとなります。また、お花は、真っ暗で何もないところで仏様の心を癒す効果があり、その分
、歩くスピードは早くなり、早く極楽浄土にたどりつくことができるとの事。
簡単にいうとこんなところです。
お水ですが、仏様は大好きなのだそうです。
お墓や仏壇ではないところでも、最低限お水を上げて手を合わせることによって供養になるほど。
一番大切なことは、こんな花(あるいはどんな食べ物)が喜ばれるかな?などその方を思ってあげることみたいです。
心がなく、どんなに高価な花や果物などを供えたところで心は通じず、生きてる人のただの見栄になるのです。
少しお分かりいただけたでしょうか?
No.3
- 回答日時:
回答ありがとうございます。
「お線香にはよい香りを仏様に献上するという気持ちと、自己の汚れを清浄にするという作用があるのです。」
「水は自然の水気が、瑞々しい神霊磁場を作り、ご神霊や龍神、蛇神などが居やすいのです。」
とありました。なるほど~
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