プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

俳句と川柳は季語を使うかどうかではっきりと分けられますが、用語の制約のない短歌と、あえて別立てされている狂歌はどこに違いがあるのですか。狂歌は風刺ものが多かったかと思いますが、用語に制約がないなら、風刺短歌や時事短歌もOKだとおもいます。

A 回答 (2件)

狂歌とは・・・


諧謔(かいぎやく)を主として、
滑稽な趣を詠み込んだ卑俗な短歌のことです。
万葉集の戯咲歌、古今和歌集の誹諧歌などの系統で、
各時代にわたって行われましたが、
江戸中期、天明年間頃に大流行しました。

短歌とは・・・
和歌の一体で、最も普通の歌体です。
五七五七七の五句三一音が原則。
起原はよくわからず、諸説あるが、万葉時代には既に確立し、
長歌・旋頭歌などのすたれた平安時代以降は、
和歌といえば短歌をさしました。

「卑俗な短歌」が狂歌であるので、
言うなれば短歌の一種ではないのかと思いますが。
「狂歌」などは短歌ではないという人も少なくないそうです。

参考URL:http://www.airins.net/bun/yubu/b9.html
    • good
    • 1
この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。あえて定義するとすれば、それは内容(恋愛や情景を描いているかいなか)、文体で短歌から区別されるものですね。でもそれは結社や会の考えで、私はなんでもありでいいと思います。

お礼日時:2002/04/11 20:18

狂歌は、和歌の形式で,しゃれ・こっけい・風刺を目的とした短歌です。

「狂歌」と云う言葉は、平安時代から用いられており,室町時代にも連歌師たちが読んでいました。風刺、諧謔はどちらかといえば江戸自体の風潮で、室町時代は制約に囚われず気軽に和歌を読むと言った感じで狂歌が存在したと思うのですが。
 江戸時代のものとしては、
元の歌
 月みれば千々にものこそ悲しけれ
  わが身ひとつの秋にはあらねど 
→月みれば千々に芋こそ喰ひたけれ
  我身ひとりのすきにはあらねど
元の歌
 夕されば野辺の秋風身にしみて
  うずら鳴くなり深草の里
→ひとつとりふたつとりては焼いて喰う
  うずら無くなり深草の里
等(少し記憶が曖昧ですが)のパロディが多いようです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。短歌の一種と考えていいですね。

お礼日時:2002/04/11 20:05

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!