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少年院・少年刑務所・刑務所に行っても更正する人は少数であるということですが、なぜでしょうか。更正プログラム・処遇・世人の対応等に欠陥が認められるのでしょうか。
また、虐めの温床といわれる福祉施設のように、虐待がおこなわれているのでしょうか。
以上2点につきまして伝聞でも宜しゅうございますので、できるだけ事実に基づいたご回答をお願い申し上げます。
世話をする人される人、双方のご意見をご披瀝いただけるとありがたいです。
無理とも思える質問ですが何卒宜しく、お願い申し上げます

A 回答 (7件)

休日ということで追加です。



あなたは、いろいろ人権問題、刑罰問題にご関心がお有りのようですね。

日本の行刑の基本法は、監獄法です。これは、明治41年に制定されました。当時としては、進歩的といわれました。しかし、何しろ古いです。監獄法の定めが簡素であり、多くは、規則にゆだねるという形をとっています。そのため規則の制定、運用により時代の変化に対応していたところです。

そのためずいぶん前から、監獄法改正の動きがあります。ここからが私の書きたいところです。

監獄法の改正にあたり、現代の人権的取り扱いに見合った内容とする点では、おおむね一致しています。ただ、具体的にどの範囲まで受刑者の人権を認めるかについては、見解が分かれます。

ここで我が国の受刑者に暴力団関係者が多いことが関連します。

一方で、人権だから、何人も受刑者になった場合にどのような取り扱いをするのが度妥当かと考える立場があります。この立場は、人権を抽象的に考えていると言えると思います。受刑者の人権制約を緩やかにすることを緩やかにする立場の発想の人に多いようです。


これに対して、受刑者の人権制約の緩和に厳しい立場もあります。この立場の人は、現実の受刑者の実態を考えているようです。つまり、暴力団関係者が多い現状では、暴力団関係者である受刑者の人権制約を緩やかにしていいのかと主張します。

以上は、あくまで私の分類です。
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前回の追加です。



少年の犯罪者に対する保護観察を問題にしました。そこで少年比とあるのは、うろ覚えですが、検挙人数の中でのことです。保護観察には、少年院の仮退院になったものだけではなく、少年法の中の保護処分の中の保護観察もあります。後者の方が多いです。

刑法の刑罰の考え方は、犯罪により法益を侵害したから、応報として害悪を加えられると考えられるのが一般です。牧野英一を代表とする犯罪者に危険性があるから、教育をして更正させるという考え方は、少数です。

しかし、刑を執行する現場では、事態が違います。ここでは、牧野英一流の教育刑が主流です。単に犯罪者に害悪を加えるのではなく、社会復帰のための改善更正のための処遇を行うという考えが主流です。

この点については、異論もあります。自由型の純化を考える立場から、改善更正はよけいなことであるとの主張もあります。アメリカでは、犯罪者が施設に入っている間だけは、社会に対する危害が少なくなるとの考えを採っているようにも聞いています。

しかし、このように考えると刑務所での処遇に目的を失う等の理由により、日本では、改善更正を刑の執行で行うとの立場が主流です。

確かに更正を目的とした場合、社会に出ても危険性が無くなったか判断して刑期を決める方が適して居るとも考えられます。しかし、釈放時期を刑務所側が決めるので、受刑者の心理が不安定になり、また、看守に対してうまくたち振る舞うことができる人が早く釈放されることになりかねません。刑務所内でうまくやれるのと社会で調和していけるのとは別問題のように言われています。一時は、不定期刑も注目されましたが、効果がないことから、いまでは、どの国も少年犯罪に対して不定期刑を採用している程度です。日本でも少年の犯罪に対しては、不定期刑が一部採用されています。でも、あまりよい噂は聞きません。

キャピックの製品には、木工製品等の質実堅牢な製品もあります。でも、私が買った粉石けんは、ひどいものでした。粉末です。今の粉石けんは、説けやすい顆粒状のが多いのに、粉末では水に解けにくくて困りました。もちろん刑務作業は、勤労意欲の換気、技術の習得が目的であり、製品に流行を求めたりするのはおかしいかもしれません。

刑務所の過剰拘禁は、週刊誌で見ました。アメリカでは、刑務所も民間に委託されていることが多く、過剰収容になりそうなら、どんどん釈放して居るとも聞いています。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。
『刑』をどう考えるかは難しいところがありますね、私はアムネスティに入会しようと考えたことがあったのですが、残虐なレイプ殺人などの凶悪犯人に対しては「死刑反対」にはなれないので、見合わせております。ただ、拷問には反対ですね。

受刑者に希望を与える意味からすれば、できるだけ時代に即応した製品がよいように思えます。

刑務所の民営化は、背信や不正の温床にならないでしょうか。福祉施設は虐めの温床と言われているのですが、刑務所ではお礼参りが怖くて虐待が減るかもしれませんね。どんどん釈放するのは、どうかと思いますけれど……

お礼日時:2002/04/13 02:41

No.1です。

再度。
刑務所製品というのは、流行を追ってモデルチェンジができない(しょっちゅう型が変えられない)から、オーソドックスな質実剛健製品が多いのだと思います。

刑務所の中でしっかりと励んでいる方々もおられるのですが、そういう人々を暖かく迎え入れられるだけの、懐の深い社会がないのが残念ですね。へたをすると、刑務所に入ったわけでも有罪判決を受けたわけでもなく、ただ、警察に連れて行かれた、というだけで白い目で見られる(松本サリン事件で隣に住んでいた方とか)ことも多いですからね。

せっかく更正にむけて足を踏み出している人を、再び悪の道に引き戻そうという人々の存在も大きいと思います。2の回答の最後にある状況が、一般的なことなのでしょう。

さいきんのニュースだと、刑務所よりも留置場のほうが虐待やセクハラが多いようなイメージもありますが、実際のところは隠されている部分も多いでしょうね。

3の回答にもありますが、世間ではすぐに「母親のせい」というのが言われますが、実際に受刑者の家庭環境で「母親に問題がある」というのが多数派であったとしても、そのへんの一般人の家庭環境を見て「母親に問題がない」人が多いとは思えません。(非行少年の多数派が「宇多田ヒカルがすき」だからといって、ヒッキ―と非行に相関関係がある、とはいえない。ヒッキ―のかわりにジャイアンツでもいい。)
何をもって「問題がある」というか、という基準にもよりますが、例えば母子家庭など、経済的にハンデが大きいから、そういう点が犯罪の要因になっていたとしても、うわべの数字で「母子家庭と非行の相関」なんていう解釈をする人がいますからね。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。

ベルトなどは頑丈で用途によっては使いやすいですよね。流行のファッション性を追わない方が良いのかどうかは、考え方ひとつですね。刑務所で使う製品はすべて全国の刑務所で賄うというテも考えられますけれど、それでは受刑者の夢が育まれませんね。

家庭内暴力は、劣弱な父権の家庭で起こりやすいとのことですが……。
カカア天下をもってなる群馬県で特に多いことはなく、母親の接し方の度合いの問題なのでしょう。父親が仕事人間で母親が過保護というパターン。父親が仕事人間であっても、その仕事をする姿を見せている場合は事情が違うようです。

お礼日時:2002/04/12 02:01

日本の場合刑務所に入るほどの人は、かなり限られています。

年間100万人以上の犯罪者が検挙されるのですが、刑務所にはいるまでに微罪不検挙、起訴猶予、執行猶予等自由の拘束を伴う刑務所収容に至までに、刑務所へのルートをはずれる場合が多いのです。

少し古い資料ですが、平成9年の新規受刑者は、2万3千人弱です。

そうするとどうしても悪質な犯罪者が中心になります。具体的には、暴力団関係者が多いです。その人たちの場合、組織から抜け出そうとしても、難しかったりする事情があります。

また、今の不況のせいもあります。

更に、刑務所内のプログラムがあまり実態に即していない面もあるかもしれません。キャピックという刑務作業の製品を販売している場面をごらんになったことはありませんか。スーパー等でも年1回程度開催しています。製品を見ると例えば靴なんか幅が狭くてはきにくいものが多いです。デザインも古い感じです。まあ、私は、気に入ったのを毎年買っていますが。

出所後について、行き場所がない人の場合、更生保護会に行くことが多いようです。これが、また施設の老朽化、経費の不足等で劣悪な環境にあることが多いです。これについては、法律上更生保護会を法人とする法律などにより立法上の対応がされていますが、まだまだ不十分です。

犯罪者の半数は、未成年です。仮釈放で社会に出た場合には、保護観察官が指導監督等を行うことになっています。しかし、専門家である保護観察官は、1人あたり100件程度の事件を抱えています。そこで、民間の保護司が直接少年に接することになります。でも、保護司の年齢が60歳以上の人が多く、少年との年代ギャップもあり、意思の疎通が困難かもしれません。この点、特に処遇が困難な対象者に関しては、保護観察官が直接処遇するようにしていますが、何分人手不足です。

以上長々と書いてしまいました。すでにご存じのこと、あるいは、間違ったことが多いかと思います。その点は、お許しください。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。
懇切丁寧なご説明により、凄くよくわかりました。

わたくしは確か、栃木(♀)と、前橋・浦和の製品を購入したことがあります。
質実剛健なデザインが多いなぁという感想を持った記憶があります。

現在は、各刑務所は牛詰らしいですね。
集団食中毒などはないのでしょうかね。あまり聞かないですね。いいことです。

お礼日時:2002/04/11 02:42

私の考える理由は


・生まれながらの悪人
数は少ないが一定比率で存在します
・0-6才の時の家庭環境とくに母親の愛情とスキンシップの欠如
これがほとんどです
父親の影響もありますがほとんど間接的なものです
0-3才で施設に預けられた人は高い確率でサイレントベービーになり非常に冷たい人間になります

受刑者の家庭環境を調べてみるとこれらの相関性はわかります
「凶悪な」犯罪者は母親が作るものなのです
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。

ご教示いただきましたようなことを、確かFBI関連スタッフの文献に書かれていたのを思い出しました。その後、12歳くらいまでは父親の接触の仕方が重要というものであったと思います。

USAと、わが国とでは「精神保健」(精神分裂病・鬱病etc.)などでも対応が随分異なります。日本は投薬中心、あちらは投薬を避けてプログラム中心です。
【→精神分裂病は「統合失調症」という呼称に変わりました。1月に】

お礼日時:2002/04/11 02:54

完全な更正を目指すのであれば、以前アメリカで行われていたようなロボトミー手術でも施さなければなります。

現代ではそういった行為は否定されていますが、そういう時代もありました。
そもそも刑事罰やら法律がなんのためにあるのかというような議論であれば、法学の参考書でも読めば参考になるかと思います。昔から色々と議論なされておりますので。


で本題の質問に答えますと、下の回答にだぶらない要因では、前科者に対する社会の対応が冷たいというのもあるかと思います。ま、当然と言えば当然と言える面もありますが、出所したところで就職先もろくにありませんし、世間の風当たりも強いです。
また犯罪者を一箇所に集めるということは、逆に犯罪を増長させる面もあります。そこで面識を広めたり、知識を得たり、あるいはスカウトされたりとか。
私の知人に学生自分、軽犯罪でつかまった人間(若気の至りというやつです)がいますが、拘束されるとき、一緒に牢屋に入る人とは仲良くなるなよと警察官に忠告をうけたそうです<出た後に連絡がきたりすることもあるそうで。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。

すこし前に、USAの某州立刑務所の受刑者にメールを出したことがあります。
その人は、確信犯でもあり、HPにマァなかなか良い詩や散文を発表しています。
「分かち合いたい」などとも書いていて……、彼のBBSへの一般人のカキコが凄い。唖然!としました。

わが国では、当分は考えられないことでしょうね。

お礼日時:2002/04/11 01:38

このへんは「何割」が少数といえるか、ということもあると思います。



たとえば、「殺人」で2、3年ぐらいで出てこられるような人は、動機が「やむにやまれぬ」ことがあったりしていると思うので、再犯する人はめったにいないと思います。

覚せい剤などの場合は、誘惑に弱い人格がそもそも原因になっているので、○田○子さんの息子みたいに、ちゃんと立ち直るのはむずかしい(刑務所にはいっているいないにかかわらず)でしょう。

暴力団みたいに、「ハク」がついた、というようなものまであれば、当然「更正」などないでしょう。
あるいは、「冬を過ごすために刑務所に入る」ような人もいます。

少年の場合、本当に「更正」を目指すのであれば「何年」という期限できるのでなく、「更正するまで」というふうなき間設定をするべきだと思います。

一般の刑務所の場合、「懲役」というのは「懲らしめ」のための罰則であるから、更正したかどうかは問題でないのですね。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。

更正したかどうかは問題ではない。そして被害者のことも問題にしていない。
わけですね。

お礼日時:2002/04/11 00:48

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