
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
う~ん, ここでも一度質問が出てたような.
IAU の決議による「惑星の定義」は, 次の 3つの条件からなります:
1. (It) is in orbit around the Sun
2. (It) has sufficient mass for its self-gravity to overcome rigid body forces so that it assumes a hydrostatic equilibirum (nearly round) shape
3. (It) has cleared the neighborhood around its orbit
で, 1 と 2 はまあいいとして問題は 3番目です.
「clear」を文字通り解釈してしまうと, 地球や木星が「惑星」にならないという問題が出てきます. 例えば木星はトロヤ小惑星群を (まさに木星の軌道上に) 従えてますし, 地球も共軌道小惑星 (3753) を持っています. で, 「これを惑星としていいんだったら冥王星だっていいじゃん」ってことで... まあ気持ちはわからんでもないけど....
国立天文台による訳では「その軌道の近くでは他の天体を掃き散らしてしまいそれだけが際だって目立つ」とごまかしてます.
ちなみに他の定義としては「軌道を重力的に支配する」「交差する軌道を持つ他の天体より明らかに大きい」なんてのもあります.
なお, 一口にアメリカといっても, その実体は決して一枚岩ではありません (もっと前から「冥王星なんて惑星に入れなくていいじゃん」と言っている学者もいた). また, 今回の採択方法そのものが, 「ある意味でアメリカに有利」と言われることもあります.
まあ, 科学的に厳密に「惑星」を定義するには「惑星形成論」に従うべきだという意見はある (冥王星以外の「惑星」と「小惑星」とは形成過程に違いがあるらしい) んですが, その形成論が未だにはっきりしないからなぁ.
この辺の話は今店頭で売られている, あるいは先月くらいに売られていた天文雑誌に記事が載っていたと思うのでバックナンバーが探せれば読んでみるといいかも.
この回答へのお礼
お礼日時:2006/11/08 23:47
なるほど、それができた過程をみよ、ということですね。トマトは野菜か果物か、という議論に似ている、とも言われているそうです。ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
米国人が発見した唯一の惑星だからです。
最初に減らす(8個にする)提案あったのは20世紀です。
米国は「冥王星より大きければ惑星」提案しました。12個です。
日本の天文学者は米国案やむなしでしたが(^^)
会場に集まった米国人天文学者などが反対して
そこにいる人の採決で8個に。
受験生は喜んだということです(12個でも覚えられなくはないが)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%A5%E7%8E%8B% …
Wikipediaは誰でも参加できる辞典です。あなたも書き加えることが出来ます。
上記の記事はいまのもので、削除編集合戦になってました(^^)
2陣営に分かれてみっともない振る舞いだけど。
こうしたものを除けば有用な記事もあります。
この回答へのお礼
お礼日時:2006/11/07 23:47
3年後の2009年に、また天文学会があって、冥王星を惑星に戻すべく、冥王星惑星派は学説を用意していて、絶対、惑星に戻せると言っているそうです。そこまで言うには、何かもっともらしい根拠があるような気がしたのですが。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
おすすめ情報