
No.8ベストアンサー
- 回答日時:
天動説に矛盾があるわけではないのです。
ただ、延々と余計な説明を加えていかないと、天体の動きを正しく説明できなくなってしまうのです。単純な天動説、つまり地球の中心をたくさんの星が円運動しているというものですが、これだと説明できない重大な欠陥が発見されました。
ほとんどの星は、おとなしく地球を中心とする円運動していいるように観測されました。しかしいくつかの星は、そうではなかったのです。ゆっくりになったり、あるいは逆方向に動き始めたりしていました。こういう「惑う」ように動くことから、これらは惑星と名づけられました。
それでも天動説は、これらの惑星を説明しようとしました。惑星が、周転円と呼ばれる小さい円運動をしながら、地球の周りを大きく円運動していると説明したのです。
しかもさらに天体観測していくと、周天円の運動自体に小さな周天円を付け加える必要があることも分かり、果てしなく複雑になっていきました。
さらに、惑星は地球の周りを回っている太陽の周りを回っていると言い始める人まで出てきました。
もう、何がなんだか収集が付かないような混乱ぶりです。
これらに「どうしてそういう動きができるのか?」を考えることは、難しく、もしできても非常に複雑なことになってしまうでしょう。
これに対して、地動説は単純です。天体の動きは全て単純になります。地球が自転しながら、太陽の周りを公転しているとするだけで説明できます。その理屈も、ニュートンが発見した「万有引力」一つで、きれいに全て説明できます。
自然科学は、同じ現象を説明するのに、複数の理論があれば、最も単純なものを正しいとすることになっています。これを俗に「オッカムのカミソリ」と言います(オッカムという学者が言い始めたので、そういう名前になっています)。
地動説は天動説より、はるかに単純で、しかもしっかり全てを説明できます。ですので、教会がいくら天動説に固執しても、自然科学者は地動説を正しいとしたのです。
No.7
- 回答日時:
「地動説」といっても、特に地球だけが動いている訳ではありません。
太陽も、地球と太陽の共通の重心のまわりを回っているのです。
ただし、太陽の方の質量が圧倒的に大きいので、その「共通の重心」
が太陽の中になるだけであって。
「天」も同様です。「天動」でも「地動」でもなく、相互に重力作用を
及ぼして(自由落下して)いるだけです。
No.5
- 回答日時:
>どうして天動説が矛盾をしているのか…
どうもその問いかけそのものがあいまいですね。
その矛盾とは、天文学についてどのくらいの知識を持ち理解している人にとっての矛盾なのでしょうか。
天動説に中学生にもわかるような矛盾があるのなら、人々は大昔から地動説にたどり着いていたであろうと思いますよ。
No.4
- 回答日時:
No.3
- 回答日時:
#2 のおまけですが, 「初期の地動説」では円軌道を仮定していたので「当時の天動説」より精度が悪かったそうです.
ちなみにですが, 「天動説」といってもいくつかバリエーションがあったりすることにも注意が必要.
No.2
- 回答日時:
天動説に矛盾はありませんよ。
もし、天動説に反する観測結果が得られた場合は「単純な円軌道にある星だと思っていたが、そうではないのだ。円軌道の上にある周転円の軌道上にある星だったんだ」とか「円軌道に微妙な楕円軌道が混じっていたんだ」と、星の(予想)軌道の方を修正して、矛盾を解消してしまいます。
実際、天動説が廃れる直前には、惑星の軌道は、複雑な軌道の組み合わせで矛盾なく説明されていました。
まあ、中学校で習うレベルで言えば「惑星の軌道が(単純な円軌道では)説明できないから」辺りが妥当でしょう。
なお、地動説を唱えたコペルニクスは「天動説を、より矛盾の少ない、完璧な物にしよう」として、うっかりと間違って「地動説の方が矛盾無く説明出来る」と気付いてしまったのです。

No.1
- 回答日時:
天動説とは、地球が宇宙の中心に静止し、他のすべての天体が地球の周りを回っているという説。
古代・中世の宇宙観で、プトレマイオスにより完成した地球中心説です。反対に地動説は、太陽は宇宙の中心に静止し、地球が自転しながら他の惑星とともに太陽の周りを回っているとする考え方。アリスタルコスやコペルニクスによって唱えられた。太陽中心説です。
参考URLにこれらの説明があります。
参考URL:http://www.astron.pref.gunma.jp/kyozai01/tendou/ …
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