

時代劇を見ていて不思議に感じる時があります。
チョンマゲについて詳しくはないのですが、まず城内のシーンでは大体の武士は月代をきれいに剃った、普通のチョンマゲで登場しますよね。 名前は分かりません。 大名でも旗本でも、下級武士でも同じスタイルです。
その一方、いわゆる 「茶筅髷」 で登場する武士もいます。 伊達政宗公がそうだったような ・・・
また将軍というか殿様は結んだ髷を頭頂部に乗せないで、後頭部でピンと垂直に立てたスタイルで登場します。 志村けんのバカ殿様を思い出して頂ければ分かると思います。
これだと同じ場面で3種類のチョンマゲのスタイルが存在する事になるのですが、まずこれらは時代考証として正解ですか?
仮に正解だとして、城内に上がる時のチョンマゲのスタイルは自分で勝手に選択できる事になるのですが、本当にそうだったのですか?
それと殿様のチョンマゲですが、これは将軍にしか許可されていなかったのでしょうか? 下級武士や町人がふざけて真似をしたら打ち首になるでしょうか?
宜しくお願いします。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
私も研究途中なのです。
参考になるサイトって、皆無ですね。
本しか、参考になるものがありません。
そして、資料の少なさ故に、裏をとるにいたっていませんが、それでよろしければ。
茶筅まげは、正式のものではなく、バサラを気取りたい時にするまげだと思います。
信長、政宗も目上の人(斎藤道三、豊臣秀吉)に対面したときは、もっと、きちんとした、髷に結いなおしたと思います。
茶筅髷は、「花川戸の助六」なんて、ご存知ないですか?
武士の身分は、持っていても、「漢」を気取りたい人がしゃれでやったもので、町人がするなど、もってのほかだったと思います。
きちんとした、殿様などは、若い武士が、変な髷をすることを嫌い、切腹させた例もあるということです。
ちょんまげの種類は、3種どころではありません。
町人、百姓、若い、年寄りでも違います。
武士で、プライベートで、ふざけた髷をしていても、登城する時は、きちんとしていたはずです。
それでも、目はつけられますから、リスクは覚悟の上で。
と、いうことです。
なぜ、ちょんまげが、発生したかというと、兜をかぶるためです。
兜をかぶる必要がなくなっても、なぜ維持されたかというと、身分を自分から、名乗るためです。
不要なトラブルを避けるためだと思います。
幕末は、武士の身分でない、土方歳三なども、平気で、武士の髷を結っていましたが、これは、規律が崩れていたから黙認されただけです。
それより前に自分の身分でない髷を結うことは、身分詐称ということで、罰せられると思います。
有難うございました。 当時は髷ひとつで身分やその他を表していたんですね。 伊達政宗が茶筅髷で江戸城に上り、将軍にお目見えするなんてシーンが時々ありますが、実際にはあり得なかったんでしょうね。 時代劇にはウソが多くて困ったものです。
No.3
- 回答日時:
時代劇がリアルにやったらとても現代人が鑑賞できるような作品になりません。
だって、昔の身分の高い女性はみんな「お歯黒」をしていたんですよ。女優さんがみんな歯を真っ黒にしていたら気持ち悪いし、そもそも女優さんが引き受けてくれません。ところが、戦前の映画「高田馬場の決闘」を見ると、女優さんがお歯黒をしているんです。つまり、当時は時代劇の女性がお歯黒をしていても「あぁ、そういえばおばあちゃんがお歯黒をしていたな」と観客は違和感を感じずに済んだんですね。
ドラマや映画で茶筅髷をしているのはだいたい主人公のはずです。私たち現代人の髪型に近いので茶筅髷のほうが「かっこよく」見えるからです。渡辺謙演ずる伊達政宗が月代を剃っていたらあそこまで人気があったかどうか・・・。時代劇の主役級で月代を剃っているのは暴れん坊将軍と大石内蔵助くらいです。
現代でも、髪型は一冊の本でも紹介しきれないくらいいっぱいありますね。資料が残っている江戸時代(幕末期)でも、当然流行なんかがあってさまざまな髪型があります。だから、本当はそれぞれがちょっと違う髪型なんです。例えば、400年後に2000年の「時代劇」をやっていて、そこの役者さんがみんな七・三ヘアーをしていたらヘンですよね。
でもそんなんいちいちやっていたら予算がいくらあっても足りないので、まあ一種類のヅラでなんとかするっていうわけです。
有難うございました。そういえば昔の時代劇のおばあさん役はお歯黒をしたいましたね。最初見たとき、エッ何これ?と思ったものですが、当時はそれが普通の習慣だったようですね。
とても参考になりました。
No.2
- 回答日時:
まず、時代によっても風俗が異なるので、伊達や信長公の居た「室町時代末期から安土桃山時代の戦国時代」と「平和な江戸時代」とは分けて考えないといけませんよね。
戦国時代では秀吉が太閤まで上り詰めた様に、身分は流動的でそれほど定まっては居ません。風俗にしても同様で、茶筅髷は当時の代表的な髪型だったようですが。
江戸時代では武家(農家)と町人で大きく分かれるようです。一部の武家では任務の都合上町人風でなければいけないので、町人の髷を結ったそうですが。
私も詳しくはないのですが、一般的な町人が武家の髷をまねる事はないと思います。と言いますのは、多くの町人は「武家を小馬鹿にしていた」からです。これは現代でも公務員がほとんどファッションリーダーたり得ない所からご理解いただけると思います。
歌舞伎役者や火消しなどから流行る事はあっても、武士の風俗をまねる町人は居なかったでしょう。
有難うございました。町人がふざけて武士の髷を真似る事はなかったんですね。実際にやったとしたら、無礼者と言われてバッサリ、なんて事もあるでしょうね。
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