プロが教えるわが家の防犯対策術!

いつもお世話になっております。
この度、新築からのシロアリ保証(5年)が切れたことにより、床下に再度シロアリ防除薬剤の散布をすることになりました。
今回も引き続き新築した時の業者にお願いしようと思うのですが、
業者の方いわく、
「浴室下がやや湿気がこもった感じがする」
「そのあたりの木材がやや黒ずんでいる」とのことで床下調湿炭を敷くようにすすめられました。
2万5000円@1坪の竹炭です。

業者の方が帰られた後、私自身も床下にもぐってみたのですが、
その部分に湿気がこもっている感じはしません(鈍感?)でしたし、
木材の黒ずみは確かに微妙でしたが元々新築のころと変わってないようにも見えました。

皆様に質問なのですが
このような現状で床下調湿炭を敷くべきかどうか、迷っています。
どれほどの効果なのかも不明ですし・・・敷いた方がよいでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

1.)「床下調湿炭を敷く」必要はありません。


床下調湿炭の敷設は、木材の腐朽を予防する、木材の腐朽を食い止める、いずれの効果も期待できません。即ち建築物の強度を保つという目的を達することはできません。

2.)養分、水分、空気、温度、菌や種(菌糸胞子など)の混入・侵入のいずれか一つまたは複数を、生息限界値から外せば、木材腐朽菌(ふきゅうきん)、黴(かび)を環境的な作用によって防除することができます。
ここでは、木材の含水率を低く保つことで、環境的に防除できるか、ということになりますね。
多孔質の石や炭などには、水分や微粒子やガスを吸着する性質があります。しかし、外気が通風されている床下を、環境的防除の目的で「調湿」(湿度調節)できるほどの作用は「無い」と言って間違いではないと思います。

3.)効果があるか無いか、ご自分で科学的に調べる方法もあります。
木材の含水率を調べるには、問題の木片を切り出して重さを量り、加熱して水分を抜いて重さを量るわけです。しかしこれを非破壊で現場でワンタッチで測れる器械が安価にネット販売されています。
2本の針を刺して電気抵抗を測り、木材の種類ごとの測定データと参照して、含水率を表示してくれます。 簡易なものは2万円台からあると思います。シロアリ防除業者の中には、持っているところもありると思います。
このような木材含水率計にはイエロー・レッドのゾーンが示されていることが多いです。イエローだから直ちに心配する必要があるとは限りませんが、炭に何十万もかけるのでしたら、一家に一台買っても良いかな、という値段と思いませんか? 私の事務所にも1台あります。

4.) 床下の気温・湿度を間欠的に自動測定してメモリに記録する「データロガー」も同じくらいの値段からあります。
これは本当に便利なので、私の事務所でも数台備えて次のように使っています。
・断熱工事の評価 いわゆるビフォーアフターです。例えば室内、床下、天井裏、押入れ、外気のように2~3台同時に使うと興味深い事実が分かります。
・床下調湿剤(施工)の評価 いわゆるビフォーアフターでも良いのですが、同じ設計の実際の家屋が並んでいるところで、温湿度データロガーを1年使って実験したデータを見たことがあります。
カンタンに言えば、床下調湿剤を敷設しても湿度変化が遅れるだけで、除湿効果は無い(腐朽菌防除に役立たない)という結果でした。
・空調の効き方の評価 事務所などで「この席は冷える冷えない」とか「湿気が溜まる」「隙間風」などの問題の解決。省エネしつつ快適に過ごせます。微風(0.2~2m/s程度)も測れる風速計もあると便利です。

5.)床下換気扇 床下換気扇そのものにはシロアリ防除効果、腐朽菌の防除効果は無いと言って間違いではないと思います。
つまり、現場ごとの調査による根拠・目的なしに目分量で床下換気扇を付けても、「木材の強度を保つ」「快適な住環境を保つ」という目的に合う処置になっているかどうか、甚だ怪しいということです。(私見ですが無駄骨も多いように感じます)
床下の換気量が確保できていない(基礎の換気口で風量ゼロ)とか、床下で空気の滞留が無くなっても、がけ下の敷地で地下水の染みだしで家の周りが湿気ているため、床下湿度が下がらないとか、調査するとエッというような事が分かることがあります。

参考になりましたでしょうか。
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この回答へのお礼

なに!?
というご回答です。目からウロコといいますか、、、なるほど仰るとおりだと思います。
炭を床下に敷くのはヤメる方向で考えます。
根拠のあるご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/12 20:13

その物の性能にごまかされてはいけません。



確かに、炭は調湿性能を保持していますが、空気中の湿気(水分)を無尽蔵に吸い込んでしまうわけではありません。炭のなかの小さな気泡に一時的に溜め込み、空気が乾燥したら自然放出というサイクルを繰り返すだけです。(湿気たままであれば吸湿の限界があるということです)
NO2の方の回答にあるように、床下が満遍なく空気の対流をおこすような換気をさせることが一番有効な方法です。

べた基礎でなく、地面からの湿気もあがってくるような土地であればポリシートを全面に敷いて防湿処理をする方法も必要かもしれません。
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この回答へのお礼

わかりました。
うちはべた基礎で、基礎パッキン工法です。
ただ、ユニットバスの一辺方向だけ壁がふさがれていますので、
ちょっとした換気は必要かな?と思えてきました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/12 13:37

個人的見解ですが、炭を敷くのは私は調湿のためなら床に敷く必要はないと考えています。



床下に必要なのは調湿ではありません。
換気です。

土の水分がコンクリート等を通ってあがってきたり、(コンクリートだとして書きますが、土だったら土の水分ばっかり吸ってなおさらやくにたっているのか~という気がします)まれに配管の結露によって水分が局所化したり、床上からの漏れで床下が湿ったりということはかんがえられますが、乾きすぎて困ってしまうなんてことは躯体内換気(構造体を換気すること)をやりすぎるようなことがない限りは日本では考えにくい。と思うのが持論です。日本に乾燥地帯はないですしね。

つまり、床に強いてしまうと水を吸うばっかりでめいっぱい吸ったらそこからどうなるのかと心配するわけです。(飽和状態まで吸ってしまった時)

浴室の下が見れるということはユニットバスのようですね、水漏れでもしない限りそこだけ湿気るのは不自然です。後はさっきの配管の結露で湿っぽく感じることがある程度でしょう。湿度計で測ってみたらいかがでしょう。

かといって、炭がすべてわるいのでなく、室内で人間のために使うのならば消臭や、調湿というのは効果があると思います。

でも、床下はどうかな~と思っています。
基礎の換気口を植木鉢でふさいだりしてませんか。基礎の形状と合うように風たまりがないように換気口が設置してあれば問題ないでしょう。
また、基礎パッキン式なら全周換気なのでなおさら問題ないでしょうね。もぐって風通りがよければ炭はいらないんじゃないかな~。

高いし。
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この回答へのお礼

そうですよね。
高いです。1坪分だけ購入して
浴室と洗面の間のしたにちょろっと入れてみることにしました。
寝室やトイレなどにも(室内に)おいてみようと思います。
気持ちだけ・・・ってことで

ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/12 13:34

札幌市内でも大手のハウスメーカーで、積極的に床下に炭を設置している会社です。


説明では効果は半永久です。との説明でしたが少々疑問も感じましたが。最初からこのぐらい計画的に施工すれば効果はあると感じました。

モデルハウスでも、中に入った感じは新築独特の悪い意味での接着剤ような匂いは感じはありませんでした。
アレルギーには、過敏ですが中の空気は新鮮な感じでした。

参考URL:http://www.homekikakucenter.co.jp/carbon/index.h …
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この回答へのお礼

なるほど、これくらい大量に入れればなるほど効果もあるかもしれませんね。
ただ・・・高いです。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/12 13:31

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