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地獄変を読んでみたのですが難しく、どうも私には理解しがたいです。
みなさんの地獄変に対する感想を教えていただけないでしょうか?
お願いします。
HPなどがあれば、アドレスを教えていただければ幸いです。

A 回答 (3件)

この作品は、芥川の芸術至上主義から出た作品で、一言で言えば、芸術と倫理の相克がテーマです。


自分の娘の命まで犠牲にして、地獄絵を再現して芸術を完成させた絵師の、凄まじいまでの執念と、芸術の勝利が描かれています。しかし、人命という倫理の相克がそこにあり、芸術が勝るか、人道的な倫理が勝るか、葛藤があり、芥川は壮大なスケールから、芸術がいつの時代も何よりも勝る、という視点で描いているように、私は思います。
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芥川が自分自身に対して「お前はこれから、ここまで厳しい道に進もうとしているのだ。

覚悟はいいか。」と言い聞かせながら書いた作品というように、私は思います。
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 絵師は何故縊れ死んだのでしょうか?娘を死なせてしまった倫理上の問題……。

私は絵師良秀は地獄変の屏風以上の作品はもう生み出すことが出来なかったと思うのです。とすれば、絵師にとってはもう残りの人生などないに等しいのではないでしょうか。
 とすれば、もう人生を終えるしかない。芸術あっての人生。芸術がなければ人生もない。もはや芸術を生めない自分は存在価値がない、存在価値のないものは醜い、醜いものは消えなければならないわけです。
 絵師の死に関して、私は粛々と縊れ死んでいったように思います。

 テーマが「芸術と人生」であることは間違いないと思います。
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