欧米各国は戦前、植民地をたくさん持っていましたが、欧米各国は現地の住民に何をしたのですか?
日本は台湾や朝鮮に対して日本語を強制させたようですが、それは普通ですか?
日本語を強制させた理由は「意思統一を図るため」などと言われますが、それは正当化するために言っているのですか?
また、基本的な質問ですが、『大東亜共栄圏』も正当化するためのものだったり、建前だったりするのでしょうか?(大東亜共栄圏については自分で調べますので詳しい説明は不要です)
お時間がありましたら、どの国が、どの国に対して、というように、詳しく書いていただけるとありがたいです。
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
4番です。
>日本のように直接統治していて、現在批判(怒りの矛先…)されている国はありますか?
この代表的なのが、キューバではないでしょうか。
キューバは、アメリカが直接統治しましたが、キューバ革命によりアメリカより独立し、アメリカの敵視政策も有りますが、キューバは現在でも反米国家です。
他にも、アフリカのコモロ共和国も、フランスに敵対していますが、こちらの場合コモロ独立時に一緒に独立せずにフランス領に留まったマヨット島が、コモロ共和国よりはるかに裕福な生活水準のためのねたみとも言えますが。
>セオリー通りに分割統治していて、現在批判(怒りの矛先…)されている国はありますか?
ジンバブエでは、イギリスからの独立後も、白人支配がつづいたため、現在のムガベ大統領の経済政策失敗の人気回復のため、白人農地などの黒人による一方的専有を認めたため、ヨーロッパ諸国(特にイギリス)と対立関係にあります。
ご回答ありがとうございます。
問題の元はいろいろなところにあるということを考えないとダメだと感じました。
とても参考になりました。
No.12
- 回答日時:
再度、No.10です。
まず時期についてご説明すると、私が勉強したのは、主にサハラ以南のアフリカで、経験主義云々もその地域の各国の植民地政策の類型化です。サハラ以南の植民地化は、概ね19世紀終りで、独立は20世紀半ば過ぎですから、日本の朝鮮支配よりも、始まりは少し早く、終りは少し遅い、という事になります。
>列強が植民地で愚民教育をしたというのは大袈裟
「愚民教育」の定義がいまひとつよくわかりませんが、No.10で申し上げたように、日本の同化政策は、フランス等よりも遥かに徹底していましたから、それをもって、フランスは「同化により不熱心」という主旨であれば、特段反論はありません。しかし、「文明化する」というのが教育の目的であれば、明治維新後の日本が翻訳によって海外の知識を国内に広めたのと同様に、(例えば)朝鮮語で教育した方が遥かに効果が高いのは、誰でもわかる事で、日本の政策は「同化」自体が目的であり、「文明化」が目的なのではありません。
>日本が多額の資金を注入したところで珍しいことではない
No.10で書いたのは、「植民地時代の『遺産』がその後の経済発展の役に立つ例は、珍しくない」(つまり、役に立った→良い事をした、というなら、良い事をした植民地は他にもある)という事であって、「多額かどうか」ではありません。宗主国にとって「払い前かどうか」が重要な意味を持つのであれば、政府&民間をあわせた宗主国側の収支を、植民地人一人当たりで計算するのが妥当なんでしょうが、そのような数字は、私は知りません。
ただ、宗主国側が払い前かどうかは、宗主国がどういう目的でその植民地を作ったかによって大きく左右されると思います。例えば、アフリカ内陸部やカリブ海の小さな島は、交通ルートあるいは補給基地の確保以外に最初からあまりメリットがなく、「儲ける」のは大変ですが、そういうところは「良い植民地」になるのでしょうか?そのような観点からすれば、イギリスのインド支配は、商品の販路としての人口の多さや、綿などの一次産品の産出量の点で、「儲けやすい」植民地でしたし、イギリスも藩王などの現地勢力を利用するなど、巧妙な支配をしましたから、一番かどうかはわかりませんけど、非常に「儲けた」例であるのは間違いないでしょう。
イギリスの経験主義の目的は簡単で、自分自身で細かいところまで統治する気がなかったから、代理人が欲しかった、という事です。まぁ、イギリスの方が、フランスよりも、現実的な政策をとった、と言ってもよいでしょう。宗主国出身の官僚の数の大小から、「丁寧かどうか」を判断するのは、個人の考え方次第でしょうが、少なくとも研究の世界では、単なる政策の違いですね。たくさんの宗主国出身者を送り込んだ方がいい(あるいはそうせざるをえない)と思った宗主国はそうするし、現地勢力を利用した方がいいと思った宗主国はそうしません。無論、宗主国出身者の数が多かったからと言って、より「冷酷」とも言えません。フランス式だろうがイギリス式だろうが、支配権は宗主国にあり、支配の方法としてどちらを選択したかだけの違いです。ついでに言っておくと、本国から農園経営などの為に本当に「移住してきた」場合、独立闘争が血で血を洗う激しいものになる傾向があります。典型例は、アルジェリアですが、イギリスが支配したケニアもそうです。イギリス人官僚が少なかったはずのインドで、何故イギリスの階級制度が、イギリスが嫌われにくい方向に働いたのか、私にはよく理解できません。大部分のインド人にとっては、イギリス人の階級社会なんて感じ取るチャンスすらなかったのではないですか?それを言うなら、階級社会よりも、間接支配の方がよっぽどぴったり来ると思うし、植民地政策としては、間接支配であっても、農園などの入植があれば、直接的に生活手段を奪われる現地人との関係は、より激しいものになります。
また、植民地支配は、一面では様々な面での「近代化」のきっかけになるのは、紛れもない事実です。植民地政府の政策の結果、民族意識は高まるし、文化もその影響を受けるのは、よくある話です。しかし、それを「宗主国が民族文化を奨励した」と言うのは、全く本末転倒です。元々は朝鮮の独立派で、その後、日本支配の末期に日本に積極的に協力した事で、戦後対日協力者として糾弾された作家李光洙(日本名香山光郎)が、総督府の御用新聞的日本語新聞「京城日報」に書いた文章から、引用しておきます。
「それから間もなく大正八年の万歳事件があり、斉藤総督の文化政治の宣言などあって、今まで禁じられていた、諺文の新聞雑誌の発行が許された、そこで、堰き止められていた、河が流れ出すように、詩や小説がどんどん生まれて、爾来二十年、今日あるような朝鮮文学が出来あがったのである。 」
「併し朝鮮の文化は一大転機に遭遇した。それは朝鮮人の皇民化、即ち内鮮一体のことである。朝鮮併合以来朝鮮人が日本国民であったことはいうまでもないが、窃かに、文化単位として民族観念を支持して来たのであった。」
「ところが支那事変以来、南総督政治の内鮮一体の観念においては、これは許されないことになっている。朝鮮人は民族という観念を綺麗に清算して、すべての朝鮮的なものより一応離脱して、白紙に還って、そして皇国臣民として、出直せという建前のように解せられる。いいかえれば、朝鮮人は単に日本国民となるに止まらずに、大和民族になる。そして完全に平等な単一な国民に融け合え、という風に取るべきかと思う」
(全文は、神戸大学電子図書館で見られます。「施政三十年・回顧と展望」をキーに検索してみてください。http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/doc/ja/SimpleSea …)
これでもハングルは日本が普及したと言うべきでしょうかね?そういう理屈が通用するなら、「南アフリカでは、イギリスの資本家は、鉱山経営により、労働運動を奨励し、アパルトヘイトの崩壊をもたらした」と言っても良い事になるんでしょうかね?
植民地支配が民族意識を生み出すきっかけになる例として、インドネシアの例をあげておきます。(大東亜共栄圏の現実も少しわかります。)インドネシアでは、オランダの植民地支配は民族運動を奨励したのでしょうか?
http://www.tcat.ne.jp/~eden/Hst/indonesia/oranda …
http://www.tcat.ne.jp/~eden/Hst/indonesia/dokuri …
また、参考に、フランス領マルチニーク諸島出身で、アルジェリア独立戦争に参加したフランツ・ファノンに関する資料を入れておきます。フランスの同化主義によって、白人になろうとし、その矛盾に目覚めた植民地人の精神分析です。かなり難解ですが、少なくとも「同化を迫られて、『鬱陶しい』」というような生易しいレベルではないのは、わかると思います。
http://web.sfc.keio.ac.jp/~oguma/kenkyu/02f3/rep …
私自身は、「どの国の植民地支配が最も残酷だったか」という議論にはあまり興味がありません。よって「日本が最も残酷だった」と主張する気も全くありませんし、「日本が一番ましだった」という意見に積極的に反論しようとも思いません。要は興味がありません。しかし、そういう事を主張したいのなら、少しは基礎的な事実を知ってからの方がよいと思います。それから、No.10でふれたダーバン会議の議論でもわかるように、非難されているのは、植民地支配であって、日本が敗戦国だからではありません。そこには、戦争に勝った側とか負けた側の区別なんてありません。非難に対する対応も、基本的には日本もヨーロッパも同じです。実証的な研究においては言うまでもありませんが、現在の「植民地」に対する世界の常識的理解においても、「勝てば官軍」なんて要素はありません。
No.11
- 回答日時:
5年ほど前にかなり勉強したのですが、かなり消えてしまっています。
あやふやな知識でもうしわけないのですが参考程度にお聞きください。
まず日本の植民地支配は世界の中で最もマシだったというのは確かです。
あらゆる面で日本の植民地支配と正反対だったイギリスのインド支配と比べてみると。
イギリスはインドの輸出品に対して高い関税を取り、インドの自主関税を作る事を許さず、逆にイギリス製の織物などの工作機械には高い関税をかるなどありとあらゆる面でインドを搾取していました。
逆に日本の朝鮮政策は、学校を建てたりするなど、むしろ対朝鮮の財政的収支は赤字だったくらいです。
両者の党利違いは官僚の数を比べれば分かります。
イギリスは数億人からなる国家を1000人足らずの官僚で統治していました、対して日本はそれよりも遥かに小さい朝鮮を数-数十万人の官僚を使い統治していました。
それだけ手間をかけて丁寧に統治していたわけです。
日本語教育も当然の事です。世界中でスペイン語や英語を喋る人が多いのはスペインとイギリスが植民地大国だったからです。現在中国国内でも、広東語を喋る人たちに北京語を教えているのを見ても、言葉の共通化の大切さは分かるでしょう。
ハングルもそもそも日本の植民地時代に普及した言葉です。それまでの朝鮮は食べるのがやっとな面が強く識字率はかなり低かったはずです(資料見つけられなかった)。初期の日本の統治時代には日本が建てた学校でハングルを教育していた時もありました。
両者の最も大きな違いはイギリスは階級の国であるのに対し、日本は村社会だという事です。
階級と言うのは虐げられても不満が溜まり難い手法です。
人は相手が『自分とは違う存在』ならば一方的に相手も良い思いしても『仕方が無い』と思ってしまうわけです。
対して村社会の基本は愛憎塗れたお隣さんの付き合いです。
隣の家の人が金儲けしていたら『どうしてあいつだけ』と羨ましく思いますし、夜中騒いだりするのも気になるでしょう。
軍隊などでも命令などで部下を扱き使う将校と、命令を受けて実際に実行する下士官や兵とは距離を置いています。
これは両者の距離が近すぎると『どうしてあいつのあんな命令を聞かなければいけないんだ』と考えてしまうからです。
そうでなく階級的に『どんな理由があっても上官の言う事は絶対』という絶対的な制度を作って、それを守らせる方が無駄な不満も溜まらず組織はスムーズに運営されるわけです。
ですので日本の支配がこれだけ怒りを買った理由の一つは『支配者と被支配者の距離が近すぎた』ことにあると思います。植民地支配の素人である日本が『お隣さん感覚で支配』してしまった事が日本が要らぬ怒りを買った原因の一つだと思います。
例えばイギリスは自国の文化を押し付ける事はしませんでしたが、日本はそういう面はありました。相手にとって良かれと思ったことでも相手にとっては鬱陶しいことは数限りなくあったかと思われます。
No.10
- 回答日時:
大学で旧植民地諸国(主に20世紀のアフリカ)についてちょっと勉強しました。
最初に少し気になったので、書いておくと、一言で植民地といっても、実際の政策は、宗主国・地域・時代によって大きく異なります。他の方の回答で触れられている中で一番古いのは、スペイン&ポルトガルのアメリカ大陸征服のようですが、これは16世紀の話です。これと戦前の日本の植民地政策を並べて考えるのは、年代の差から言えば、織田信長の政策と、昭和の日本の政策を並べて考えるようなものです。例えば「残酷か否か」といった問題を、現代の価値観で判断する事自体は何の問題もなく。織田信長の政策を、当時の価値観で評価しろ、と言いたいのではありません。しかし、「(例えば)戊辰戦争での幕府方を明治政府が扱った時のやり方は、織田信長の伊勢長島の一向一揆への対応に比べれば、まだ人道的だった」と誰かが主張しても、「だからなんだっての??」って事になるだけでしょう。少なくとも、まともな学者が言うような話ではありません。人権思想は、フランス革命前後に広がったし、民族自決という概念が、「理想」としては定着したのは第一次大戦後です。このような歴史の流れを飛び越えて、比較する意味ってなんでしょう??
あえて、すべての植民地支配の共通点を見つけるのならば、一番はっきりと目立つのは、支配する側は、植民地側の住民を「劣った者であり、自分達の支配は、劣った者に恩恵をもたらす」と考える、という事でしょう。
<欧米諸国の植民地政策について>
わりとマイナーな(?)ベルギーによるコンゴ支配についてちょっと書きます。コンゴの植民地化は、ベルギー政府の支援が得られず、国王が自らの費用で行った事から、国王の私有植民地である「コンゴ自由国」となりました。(1885年に国際的に承認される)ベルギー政府のコントロールが及ばなかった事もあり、徹底的な収奪を行いました。コンゴで産出するゴムは「自由国の所有=国王のもの」とされ、現地人に採集が義務付けられ、それを強要する為に、女性・子供を人質にとり、あるいはノルマに達さない罰として右手を切り落とす事までしました。ゴム採集の強制は、現地の軍隊(将校・下士官は白人、兵士は現地人)の任務とされ、そのうち、切り落とした手の数によって、現地人兵士のボーナスの額が決定されるようになり、採集される方は、それを逃れるために他人を殺して手を集めてくるようなことになった、という話まで伝わっています。このような政策が発覚して、国王は英米の反発を買い、かつベルギー国会でも「国の恥」として大問題になり、国王は1908年に政府に統治権を譲り、「ベルギー領コンゴ」となりました。
アフリカに置ける植民地政策の類型として、かなり乱暴な区分ではありますが、以下のようなものがよく使われます。
イギリスの「経験主義」:アフリカ人に教育を与えて訓練し、行政等の経験を積ませて、段階的に一定の範囲内で自治を与えていく。その為に植民地に教育機関を設け、更には、選ばれた者には自国への留学の機会も与える。
フランスの「同化主義」:フランス語・フランス文化に同化した者には、フランス人と同等の市民権を認め、植民地をフランス化していこうという政策。その一方で、フランス文化に同化しない現地人は、社会的・政治的な差別を受ける。(現実に市民権が認められる程同化した現地人の率が低いのは言うまでも無い。)
ベルギ-領コンゴでの「家父長主義」:アフリカ人は「子供」のようなもので、一定の庇護、教育は必要と考える。(その為、初等教育にはかなり力を入れたが、高等教育の機会はほぼゼロに近い)
日本の政策は、この中ではフランスの同化主義に一番近いです。但し、日本の方が初等教育から高等教育まで徹底していた事、日本の場合、同化しても、市民権は与えられなかった事、の2点は異なります。また、上の類型は、一応アフリカに関するものですが、その他の地域でもある程度当て嵌まります。インドに於いて、イギリスは、現地人植民地官僚を育成する為に、大学を含む高等教育機関を作りました。フランスの「フランス語普及政策」は、ベトナムなどでも見られます。
<朝鮮における日本語教育について>
台湾の事は良く知らないので、朝鮮の事だけ回答します。第一次朝鮮教育令(1911年)の頃から、教育の目的は「忠良なる国民を養成」する事とされ、国語(=日本語)教育が、朝鮮語の教育よりも重視されました。簡単に言えば「日本人に変えてしまえ」という事です。勿論、日本人に変えるからといって、日本人と同じ政治的権利を与える訳ではありません。(まぁ、仮に後50年植民地支配が続いていれば、どうなっていたかはわかりませんけどね。)そういう方針は、第三次朝鮮教育令(1938年)でよりはっきりと現れ、僅かな朝鮮語の授業(それも必修ではなく随意科目)が理屈上は可能な以外は、すべて日本での教育内容と同じになりました。尚、日本語の強制とは、そのような教育の場で、例えば、朝鮮語を使ったものに「罰札」をつけたりした事をいいます。(こういうやり方は、沖縄で行われた教育と同じですね。)また、1942年の国語常用運動に於いて「日本精神体得上、国語常用が絶対必要なる所以を理解せしむること。」、「大東亜共栄圏の中核たる皇国臣民として国語の習得常用が必須の資格要件たることを自覚せしむること」という方針が立てられ、日常生活でも日本語を使用させようとした事も含みます。しかし、日本語教育を受けていない大人達に、無理矢理日本語を話せと言っても無茶なのは言うまでもありません。そういう無茶に挑戦しようとした国が他にあるかと言われれば、私の知る限りでは、ないです。
尚、元々、「日本語の強制」というのは、そういう無茶を実行しようとした事を意味しています。創氏改名が強制された、というのは、例えば、「こんな事は誰も望んでいないんだが、自分も立場上は、創氏せざるをえない」と言った村長さんが検挙された、とかそういうのを、言っています。法定創氏以外は、法律上任意だったなんて、誰でも知っています。批判するなら、せめて相手の主張を理解しないと…。ハングルの歴史が19世紀から始まった、なんていうのは、ハングルの使用例が、いつの時代のものから残っているかを考えれば…
<大東亜共栄圏について>
どういう意味で「建前」というかは別として、アジアでの自国の権益を確実なものにしたい日本にとっては、アジア諸国が宗主国の影響を離れて自立するのは、目的に合致します。太平洋戦争中(1943年5月31日)の「大東亜政略指導大綱」で、独立を認める地域と、日本の領土に組み込む地域を分けたのも、当時の状況からして、ごく自然な発想でしょう。重要な資源のある所は、自分の領土として確保したいですからね。
尚、現地人の一部を、植民地支配の手足として使うのは、ほぼ共通した特徴です。日本の朝鮮支配の場合、気候や文化が似通っているので、欧米諸国のアジア・アフリカ支配に比べ、本国人官僚を呼ぶのは楽でしたが、それでも、日本人だけでは支配できず、朝鮮人を手足として使っており、これも同じです。
すべての旧宗主国が、植民地支配に対して旧植民地国から、謝罪を要求され、賠償に繋がりかねないので、経済援助をする約束に留めています。(2001年のダーバンでのダーバンで開かれた「人種差別反対世界会議」)これは、日韓基本条約締結時の日本のスタンスと同じです。旧植民地国で、植民地時代の教育制度が、近代教育の導入のきっかけになるのも、ほぼ共通項です。ここらへんについては、共通項は確かにあります。
本国からの投資が、結果的にその国の経済成長に寄与したりするのは、全ての植民地に当て嵌まる共通項では勿論ありませんが、日本に限った事ではありません。(例:イギリスによるインドでの鉄道建設。南アフリカでの鉱山開発。)
少なくとも、学問の世界では「植民地支配の結果(の一部)が、後の経済発展・社会発展につながる」というのは、さして珍しくもない話です。それを「いい事をした」とか「自分達の植民地支配は特別である」といったら、そりゃ、相当珍しい人だとは思います。(政治家なら、そういう事を言いたがる人は、日本以外にもいますけどね。)
丁寧で詳しいご回答に感謝申し上げます。
なにか、ふりだしに戻ったような感じがしたのですが、
●列強が植民地で愚民教育をしたというのは大袈裟
●日本が多額の資金を注入したところで珍しいことではない
ということでしょうか?
>イギリスの「経験主義」
はとても良心的(?)な政策なのですが、その経済主義とはいつの時代の政策で、最終目的として何のための政策だったのでしょうか?
>フランスの「同化主義」
に関しても、いつの時代の政策だったのでしょうか?
No.9
- 回答日時:
NO.6です。
日本語強制というのはまずありえないでしょう?
そもそも日本語を教えるにはもともと現地の言葉をこちらが覚えて、教えなければならないので、いきなり日本語で教育されても困るでしょう?むしろ通じません・・・。
たとえばアメリカが日本に英語教育を強制したとしてもアメリカ人が通じるように日本に教育しないので、日本から見れば、何を言ってるのかさっぱりなので教育のしようがないです・・。
実質上日本語を学びたいという朝鮮人は少なくなかったのではないでしょうか?日本本土のほうが豊かであったし、本土に出稼ぎにいったりする朝鮮人がいたわけですから。
創氏改名や戦地売春婦と一緒ですね、任意だったにも関わらず、反日でまとめるために強制だと大嘘をつくんですから。
そもそもハングルの歴史は日本人が1886年にハングルと中国漢字の混ざった新聞を書いたことが始まりとされています。併合前から日本語を強制するつもりなら新聞でいちいちわざわざハングルを用いるでしょうか?
同化政策についての話しは、もともと朝鮮人は土人で最貧国のひとつだったので、日本との同化政策はプラス以外何があるのでしょうか?そこの例を述べてください。
No.8
- 回答日時:
侵略か併合かの論議につてはつい最近次のような報道(最近と言っても1年前以上前)がなされました。
韓国主張崩れる
【産経新聞ソウル26日=黒田勝弘】日韓の歴史認識問題で大きな争点になっている日韓併合条約(一九一〇年)につい て合法だったか不法だったかの問題をめぐり、このほど 米ハーバード大で開かれた国際学術会議で第三者の英国の 学者などから合法論が強く出され、国際舞台で不法論を 確定させようとした韓国側のもくろみは失敗に終わったという。
会議参加者によると、合法論は国際法専門のJ・クロ フォード英ケンブリッジ大教授らから出され「自分で生 きていけない国について周辺の国が国際的秩序の観点か らその国を取り込むということは当時よくあったことで、日韓併合条約は国際法上は不法なものではなかった」と 述べた。
また韓国側が不法論の根拠の一つにしている強制性の 問題についても「強制されたから不法という議論は第一次 世界大戦(一九一四-一八年)以降のもので当時としては 問題になるものではない」と主張した。
この学術会議は米ハーバード大アジア・センター主催で十六-十七日開かれたが、韓国政府傘下の国際交流財 団が財政的に支援し韓国の学者の主導で準備された。
これまでハワイと東京で二回の討論会を開き、今回は韓 日米のほか英独の学者も加えいわば結論を出す総合学術 会議だった。
・・・・・ということで、当時の朝鮮半島は独立国ではなく、統治能力もないし民位も低く誰に支配されてもおかしくない状態でした。ロシアの支配になれば当然日本の地位も危なくなるところだした。
No.6
- 回答日時:
戦時中、欧米列強は過酷な搾取植民地政策を行いました。
これは、した、された側双方が認めていることから判明しています。
アフリカから黒人を連れてきて奴隷にしたなどというのは結構昔のことですが、有名ですよね。他にもフィリピンなど植民地としていて、石油を取っていましたよね、イラク戦争時のクウェートとよく似た感じでしょうか(搾取の植民地政策)
ドイツはユダヤ人などの迫害等、領土拡大のための植民地政策を行いました。ホロコーストなどが有名ですね。それからバルカン半島・ソビエトなどに侵攻し、最初のほうは連戦連勝していましたが、徐々に徐々に負けていきました。(植民地領土拡大政策)
そして日本ですが、日本は朝鮮や台湾を植民地としたというより、日本自体にした、投資政策をしたといえるでしょう、世界で始めて自国の費用を使ってまで、育てました。理由としては朝鮮半島の位置はやはり、日本にとってすぐ攻撃できる場所であり、他国の植民地にされては、安全に関わることでした、しかし朝鮮国というのは事実上、どこにでも侵略できる国であり、土人的生活をしていたために、日本は手続きを踏んだ上で条約を結んで日本の一部としました。(同化政策)
ただ植民地にするだけなら、条約など結ばず、侵略すればいいだけのことです。
日本が日本語を強制した?何のことでしょうか?
日本はハングルを必修で学ばせ、逆に朝鮮側の教育指導者が日本に媚びへつらうために日本語を強制していたというのが事実です。(投資植民地政策)
大東亜共栄圏というのはやはり水掛け論というか、やはり、正当化ですよね、しかし、現実的に日本の植民地政策を受けて恨んでいる国というのはとある3国だけで、他は祝っている国、何も思ってない国、などさまざまです。思想の問題でしょうね。
ユダヤ人迫害については簡単に勉強してみました。
同化政策、というのをウィキペディアで調べたところ、いわゆる、奴隷扱いを施した国の例もありました。
同化政策、という言葉自体が、愚民政策や奴隷のための政策と反する言葉ではないのでしょうか?
日本語を強制した時が数年間だけあったようですが、その知識は正しくないのでしょうか?
よろしければ教えてください。
>逆に朝鮮側の教育指導者が日本に媚びへつらうために日本語を強制していたというのが事実です。
というのは『一般人』がわかる範囲でしょうか?
専門家でも判断が難しいと思うのですが…
ご回答ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
植民地支配の原則は、分割統治です。
ある特定の民族や部族などを手なずけて、支配の手先として大多数の民族や部族などを支配するといったやり方です。
ヨーロッパ人は、直接支配せず、間接統治の形をとることにより、ヨーロッパ人への直接の反抗を無くす事をもくてきとします。
たとえば、マレーシアやインドネシアなどでは、中国人(華僑)を優遇し、マレー人やジャワ人などを支配しました。
ミャンマーでは、大多数のビルマ人を支配するために、少数民族のカレン族を使いました。
現在クーデター騒ぎのフィジーでも、フィジー人を支配するために、多量のインド人を送り込み、支配の手先としました。
アフリカ諸国などでも同じで、内戦が絶えないのは、こうしたヨーロッパ諸国の分割統治によるものです。
メキシコやペルーなどの場合は、混血のメスティソやクリオージョ(中南米生まれの白人)が、その役割をしました。
そのため、現地人の反抗は、支配者に向き、直接欧米諸国には向きませんでした。
日本の朝鮮支配では、日本が直接統治してしまったため、怒りの矛先が日本に向いてしまったのです。
とても参考になりました。
日本のように直接統治した国はありますか?
日本のように直接統治していて、現在批判(怒りの矛先…)されている国はありますか?
セオリー通りに分割統治していて、現在批判(怒りの矛先…)されている国はありますか?
よろしければ教えてください。
ご回答ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
「欧米各国は戦前、植民地をたくさん持っていましたが、欧米各国は現地の住民に何をしたのですか?」
一例を挙げますと、15世紀から17世紀にスペインやポルトガルが今の中南米を植民地化しました。主な目的は砂糖キビの栽培、銀などの鉱物資源の採掘です。即ち、それらの地域の資源を可能な限り本国に持ち去ることです。
これらの地域では、あまりにも原住民を酷使したために、元々住んでいたモンゴロイド系(インディアン)の原住民が絶滅しました。中南米の赤道に近い地域の住民はほとんどが黒人で、社会の上層に行くに従いヨーロッパ系になります。これは「原住民が絶滅し、奴隷として輸入された黒人に置換された」ことを意味します。黒人の方がモンゴロイド系の原住民より肉体的に頑健だったので、西洋人の酷使に耐えて生き残る率が高かったようです。
>ほとんどが黒人で、社会の上層に行くに従いヨーロッパ系
これは全てが異常ということですね。。。。
ご回答ありがとうございました。
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