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稲刈りの後の切り株に米が実っていることがあります。
なぜ切り株に稲穂が出て米が実るのでしょうか?
そのお米は食べられるのでしょうか?
どなたか教えてください

A 回答 (3件)

 回答ではないのですが、このひこばえのことを「ひつじ、ひつち、ひづち」とも言うようです。

漢字で書くとノギヘンに「魯」らしいです。
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稲の刈り取り後に生長したものをひこばえといいます。

なぜひこばえが出来るかは次のように説明できます。
稲は田植え後分けつといって株が分かれて生長します。1本の苗で多いときは約50本の株になります。稲穂がついてからも分けつして株基に生長点が出来ますが生殖生長が優先されますから後から出来た生長点は生長が止まります。その後稲が十分に成長して籾が成熟すると生長点が成長してきます。
刈り取り間際の株基には小さな芽が出ています。
稲が刈り取られるとひこばえが成長を始めます。稲は積算温度(最高気温を足した数字)で花芽分化しますから夏の高温期なので約1月で花芽が分化します。その後出穂(穂が出ること)して成長しますが十分栄養生長が出来ないためほとんどが不稔といって実が入りません。仮に生長しても稲の実を付けるのに必要な花粉を作る時期(減数分裂期といいます)には低温になり花粉が出来なくなりますから実はならないでしょう。極早生の稲なら結実しますが葉の面積が少なく同化できるデンプンも少ないので販売出来る米にはならないと思います。今生産の主力のコシヒカリではひこばえの収穫は無理です。
刈り取りの終わった水田の地温が上がり根の生長に高温障害を起こし養分の吸収が出来なくなりますから株の保っている栄養分でしか生長出来なくなるのも一因だと思います。極早生の品種で湿田の時は籾の中が牛乳のようになる(乳熟期といいます)までなることはあります。
私が住んでいる関東を基準に書きましたが暖地では登熟(稲が実ること)するかもしれませんがおそらく屑米にしかならないでしょう。
余談ですが転作のため飼料用に栽培した稲を早刈りした後追肥すればかなりの収量が期待で来ます。
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この回答へのお礼

「ひこばえ」という名前がついているのですか。初めて知りました。
ありがとうございます。

お礼日時:2007/01/14 22:04

日照時間不足などから食べられるまで育つものは少ないが戦後の食糧難の時には集めて収穫したらしいです。

単体で食べてもあれだが混ぜれば量増える。

高知県や太平洋側の一部など暖かいところは2期作可能で7月ごろ刈り取れば11月までに十分育ちますね(^^) 出荷目指せば手間にあわないけど(連中は人雇って収穫する農業資本家です(^^))
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