No.2ベストアンサー
- 回答日時:
ロシア革命による建国以来、ソ連は資本主義列強と、常に緊張関係にありました。
諸国で社会主義革命を起こし、やがて世界を支配しようとの構想は、スターリンによって現実に進められ、第二次世界大戦後、社会主義国の全政界的な増加を招きました。ソ連の覇権拡大に対抗し、封じ込めようとしたのが、もう一つの超大国アメリカでした。朝鮮戦争という熱い戦争を経て、米ソが核戦争を回避しつつ対立を続ける冷戦構造が、できあがります。
スターリン死後、社会主義陣営の大混乱の後、冷戦構造には談合による世界支配という側面もあるように思います。
きっかけとしては、スターリン独裁下でソ連の覇権が拡大したから、とまとめてよいでしょう。冷戦を避けるには、スターリン独裁を防がないといけなかったでしょうね。
この回答へのお礼
お礼日時:2007/01/25 23:18
ありがとうございます。助かります。
冷戦のきっかけである、スターリン独裁を防がないといけなかった。とありますが、そのスターリン独裁についてもう少し詳しく教えて頂ければ嬉しいです。
もし宜しかったらお願い致します。
No.7
- 回答日時:
当時は帝国主義が終わり、世界が次の体制を熱望してました。
共産主義への現在の評価は、発足時点に限っては正しくないです。
ロシアでは帝政で貴族以外はすべて農奴。
一部の人に金や権力が集まり、他の人は使い捨てみたいに
朝から晩まで身を粉にしても食べるのに困る状況です。
一部に金が集まるのが問題で、皆が平等にお金を分配したら皆が幸せで豊かになれる。
夢のような国家を求め、世界で(特に貧困であえぐ国で)社会主義革命が起こり
次の世界の主流は共産主義だという流れが起きました。
資本主義国家では、こんな思想が広まったら何時自国にも革命が起こり
現在の政府が倒され権力を奪われるか分からない。
また資本家は今までの資産財産没収されて特権を奪われる。冗談じゃない!
等、共産主義の広まりに強い警戒を示しました。
今は結果が出てるのでどちらが正しかったか分かった状態での議論ですが
当時は世界がどっちの方に向くかの勢力争いでの対立でした。
お互いに(主にアメリカVSソ連)核を持ったため、直接対決=お互いに破滅。
ですから冷戦となりました。
No.6
- 回答日時:
冷戦はアメリカを中心とする自由主義国とソ連を中心とする共産主義国のあいだで起こった対立のことです。
両者はほとんど相容れない政治姿勢を持っていましたから、むしろ冷戦が起こったこと自体が自然だといえるのではないのでしょうか。むしろ問題なのは、なぜ冷戦がない時期があったのか、ということです。
所謂鉄のカーテン演説以前についていえば、それはごく単純な理由によるもので、第二次大戦のあいだに枢軸国と連合国という区分が完成し、アメリカとソ連に共通の敵が存在していたからでしょう。戦争に勝ち、共通の敵がなくなったからこそ、今度は勝った側で対立が生じるという例は、古今東西を通じて枚挙に暇がありません。
No.5
- 回答日時:
イデオロギー(政治的考え方が異なる国々)が、グループを作って対立することは、良くあることですが、冷戦と言われるようになったのは、ベルリン封鎖(1948年)からでしょう。
それまでも、チャーチルが演説で使った、「鉄のカーテン」(1946年)という言い方もありましたが、ベルリン封鎖でこれが具体的になったわけです。
ベルリン封鎖は、武力行使はなかったものの、兵糧攻めによって西ベルリンの獲得を狙ったものですから、戦いと考えていいと思います。
No.4
- 回答日時:
二大強国があれば、いつかは戦争によって決着を付けようとします。
それは、歴史が証明しております。
直接戦争をしないで、強国が並立した時代はありません。
米ソにおいては、核兵器を持ち相互確証破壊により、実際の直接交戦ができませんでした。それで冷戦になったのです。
No.3
- 回答日時:
冷戦を防げたのか?という疑問について、納得できる答は出せそうにないですが。
ソ連という国は、レーニンのころから秘密警察と軍の力で国を支えてきた寡頭支配体制ですので、スターリン独裁を防げばトロツキー独裁になったでしょう。まあ、スターリンでなかったら大粛清は、やらなかったでしょうし、欧米との協調路線を選ぶ可能性も、なくはないかも。
ソ連が、末期のロシア帝国に酷似した警察国家として成立した時点で、すでに遅いかもしれません。ただ、対立自体は必然でも、対立をひどくした原因はスターリン独裁にあります。
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