No.7
- 回答日時:
#4,5です。
不詳ながらの説明であるにも関らず、お礼を頂いて嬉しい限りです。
>再度、本を見直しましたがこのような定義はやはり記載されてません。
数学基礎論の文献に関してはあまり詳しくは分かりませんが、これは
既知の事実としては知られているようです。
詳細:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%AB%E6%84%8F
また、導出過程においては、真偽値表を用いると簡単になります。
xorなどの排他的論理和などもこうした方法によって導出可能になります。
xorに関する真偽値表は以下のとおりになります。
P Q P xor Q
F F F
F T T
T F T
T T F
ここで、P xor QがTになるようなケースに着目すればよいわけです。
もし、P = T ならば、P, P = F ならばP'と表現されるわけです。
Qの場合も同様にこのような形で表現されます。
よって、「PかつQ'」または「PかつQ'」の場合に排他的論理和の値が真
になりますので、これを式で表現すれば、P'∩Q∪P'∩Qになり、
P xor Qに対しても、and or notのみの式で表現できる事が分かります。
排他的論理和の詳細に関しては、以下のURLを参照して下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%92%E4%BB%96% …
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
数学基礎論の本は、初見ではわかりにくいですよね。
⇒の定義は、前節に本当に載っているのかもしれませんが、「これが定義か?!」と思うような定義がなされているのかもしれないと想像しました。以下、「否定」を「~」で、「または」を「ou」で、「かつ」を「et」で表します(この記法に慣れているので)。また集合の合併を∪で、共通分を∩で、集合aの補集合をa'で表します。私見ですが、⇒の定義は、以下の三段論法と関連付けないと、わかりにくいと思います。
C1(三段論法):PとP⇒Qが真なら、Qは真.
まず、Pが真であることをどうやって確認するかを考えます。Pが対象xに関する性質を述べる事をP(x)と書きます。P(x)の真偽はふつう、現実との比較テストです。この判断は具体的に実行可能としますが、P(x)は真にも偽にも成り得ます。一方P(x)⇒Q(x)ですが、これはこの推論C1の要です。P(x)⇒Q(x)は任意のxで常に真だからこそ、C1は成り立つと考えられます。このことをここでは、普遍的に真と呼んでおきます。そこでP(x)⇒Q(x)には通常、命題理論から得られた恒真関係を使います。典型的にはP(x)⇒P(x)みたいな奴です。P(x)⇒P(x)のxには、何を代入しても成立します。そうするとC1を使うためには、P(x)⇒Q(x)の定義を、普遍的に真な形に整えておかないと議論を進めづらいです。
P(x)⇒Q(x)が普遍的に真である事の定義を考えます。Pを満たす対象全体の集合(素朴な意味での)をp,Qを満たす対象全体の集合をqとします。またp,qを含む全体集合(だから素朴な意味ですって!)をXとします。P(x)⇒Q(x)の意味は、p⊂qが成り立つという事です。ベン図を描くとすぐわかりますが、これはp'∪q=Xと同じ事です。補集合'や∪と、論理記号~やouとの対応を考えると、p'∪q=Xは、~P(x)ouQ(x)が全体集合Xで成り立つ普遍的に真な関係ということになります。直下では、同値記号⇔を素朴な意味で使いますが、
P(x)⇒Q(x) ⇔ p⊂q ⇔ p'∪q=X ⇔ ~P(x)ouQ(x)が普遍的に真.
という図式から、~PouQをP⇒Qで「略記」する事にします。これがP⇒Qの「定義」です。同様な発想でPetQは、
~((~P)ou(~Q))
で、P⇔Qは、
(P⇒Q)et(Q⇒P)
の「省略記法」の事だと定義できます。これらの定義のもとに、命題理論のシェーマを適用すると(以下は厳密な⇔の使用です)、
(P⇒Q) ⇔ (~PouQ) ⇔ ~(Pet(~Q))
を証明できます。なを三段論法C1が有効なのは、P(x)が真の場合のみです。そこで現実との比較テストによりP(x)真を確かめよ、というのがC1の前半の趣旨だと思います。
参考URL:http://home.p07.itscom.net/strmdrf/basic_com1.htm
No.4
- 回答日時:
「PならばQ」が成立するのは、「PかつQ」、「PかつQでない」、
「PでないかつQでない」の3つの領域のみです。
これにより、「PかつQ」または「PかつQでない」または「Pでないかつ
Qでない」が「PならばQ」の定義領域になります。
ここで、「PかつQ」または「PかつQでない」は全てQに含まれる事
が分かりますので、なので、「Q」または「PでないかつQでない」
になります。
これらを式で表すと、
P⇒Q = Q ∪ P'∩Q’になります。
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