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初めて投稿します。よろしくお願いいたします。
ある本を読んでいて出てきた言葉なのですが、いろいろ調べても載ってません。
太平洋戦争中の米軍艦の対空砲の弾丸に「TV信管」(当時の最新兵器だったらしい)がついていて、かなり威力を発揮したらしいのですが。。。
このTV信管とはどんな信管なのでしょうか?

A 回答 (2件)

それは「VT信管(近接信管)」ですね。

通常は航空機を撃墜するには高射砲が使われ、この弾丸には2つに信管が使われています。1つは触発信管と言われ、弾丸が航空機に命中したショックで爆薬を爆発させるもの。もう1つは時限信管と言われ、発射から航空機に到達するまでの時間を予測して爆発させるもので、命中しなくとも爆発の断片で航空機を撃墜しようとするものです。
 
しかし、高速で飛び回る航空機に弾丸を命中させることは大変難しく、まして航空機までの到達時間を予測するのは更に至難の技です。もし、航空機に命中しなくとも、航空機のそばを弾丸が通過する時必ず爆発するように出来たら、航空機の撃墜率は飛躍的に向上するでしょう。

 VT信管の原理は、ドップラーレーダーの応用です。すなわち発射された弾丸は先端から電波を発射しながら進んでいきます。航空機に近づくと航空機で反射された電波が受信されます。この受信電波の周波数は、弾丸と航空機が急速に近づいているため、発射された送信電波の周波数より高くなっています。いわゆる、物理の時間に勉強した「ドップラー効果」ですね。弾丸が航空機のそばを通りすぎる時、送信電波と受信電波の周波数差は一瞬0となります。この瞬間を検出して弾丸の爆薬を爆発すれば良いわけです。

参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

VT信管が正解のようですね。
詳しい解説ありがとうございます。非常に参考になりました

お礼日時:2002/05/17 14:05

VT信管のことですね。

前方に電波を発信、戻ってきた電波を捕らえて標的に近づいたことを察知して爆発する信管です。命中しなくても標的の近くで爆発する。時限信管と違って発射前に爆発タイミングを計算/設定の必要が無いので大量に連続発射できるメリットもあります。もとも時限信管との併用もあったようですが。
砲弾の中の信管の中に真空管式簡易レーダーのようなものを組み込んであるのですが。よく発射時のG(加速)に耐えたものだと、そっちの方を感心します。
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この回答へのお礼

どうやらVT信管が正解のようです。
ご回答ありがとうございます。スッキリしました

お礼日時:2002/05/17 14:04

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