
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
戦場での通信の方法は、おおざっぱに分けて三つの方法があるといえます。
ひとつが「無線」です。短波とかモールス信号とかあとは現代でいうところのトランシーバーのような音声通信これらを全部ひっくるめた無線通信です。
無線通信の長所はなんといっても「使いやすい」「便利」ということです。特に音声無線通信機器は会話によって速やかにコミュニケーションが取れるので第二次大戦を機にまたたく間に世界中に広まりました。
欠点はなんといっても傍受されやすいこと、そして場所などの影響で安定した使用ができないことです。例えば戦場で使う出力が小さい無線機では地球の裏側まで電波は送れないし、地下などにいるとこれまた電波が繋がらなくなります。
ちなみにこの無線通信は日本軍は最も世界から遅れていた技術のひとつで、音声無線機はとうとう「使い物になる無電機」は作れませんでした。同じ時代にドイツ軍は戦車に音声無線機を搭載していました。戦車という荒っぽい使い方をするところで壊れず、騒々しい車内でも音声がクリアに聞こえるようなものを作る技術が日本にはなかったのです。通信の技術とレーダー技術は多くの部分で重なっているので、レーダーも同じく貧弱なものでした。米英独のレーダーが「どの方向から高度どのくらいで、どのくらいの規模のものか」さらに「それが敵か味方か(IFF技術)」が判別できたのに、日本のものは「反応(つまりレーダーに映った)」「無反応(影なし)」の二種類のみで、しかも敵か味方かも分かりませんでした。そのうえ技術的信頼性が低く、誤動作も多かったという全く使い物にならないものでした。「気が向いたときだけ音楽が流れるラジオ」ですね。たまに「八木アンテナ」の話が出て当時の日本の技術も捨てたもんじゃないっていう意見もありますが、アンテナなんてのは部品のひとつに過ぎませんからね。ブレーキだけよく効く車を優れた車とはいいません。
ソ連もこういう技術は非常に苦手にしているのですが、第二次大戦中は当時世界一の信頼性を持つメイドインUSAの無線機が大量に貸与(という名のプレゼント)されたので主にそれを使っていたようです。
もうひとつの方法が有線電話で、これの長所はなんといっても電話線が見つからない限りは傍受されないことです。さらに電話線を引くことで、地下などでも確実に使うことができます。信頼性という点でははるかに高いわけです。
欠点は、「電話線が切れたら使えない」ことです。なにせ戦争ですから、砲爆撃で、あるいは戦車に踏まれてなど電話線が切れる理由には事欠かないわけです。切れたらどうすんのかというと、電話線を背負った通信兵がいちいちたぐって切れたところを探して繋ぎなおすのです。
これについてもご他聞にもれず我らが日本軍は性能いまひとつで、それはケーブルの質の低さに尽きるんだそうです。サビや熱に強く切れにくい強度を持つケーブル。そんなものは作れませんでした。これはもう民間工場の金属加工技術が低いのでどうしようもありません。
三つ目の方法は、残された最後の方法です。つまり、「伝令兵」です。最後はこれに尽きます。誰かにメッセージを託して、直接持って行かせます。戦場では兵士にやらせますが、重要な事柄では将校が託されることもあります。彼らことを連絡将校といいます。
特にヨーロッパでは昔からこの連絡将校というのはある種のエリート兵でした。日本では超ドマイナーな競技である近代五種は、商業至上主義となった現代の五輪でも外されることは決してありません。元々は連絡将校としての能力を競うものなのです。
長所はなんといっても科学技術が不要(笑)で、それでいて単純な命令から微妙なニュアンスを含むものまで融通無碍でしかもその運用にも多少の慣れは必要でも人間なら誰でもとっつきやすいという柔軟性です。
欠点は、まあ戦争をしているとその連絡・伝令が行方不明になることもしばしばということと、無線と比べても有線と比べても時間がかかるということです。
No.10
- 回答日時:
まずはモールス信号でしょうね。
電話もあったでしょうが、国によって違うでしょう、戦地からはお手紙も届いていたみたいです。時代ごとの戦争映画をピックアップして比較検討してみてください。日本が遅れていたことや、真空管が今でも売っている理由等がよくわかりますよ。おためしあれ。
No.9
- 回答日時:
周波数は判りませんが
電信です
それを暗号電文にして、送って居ました、
第一次大戦ではヨーロッパでは、鳩が使われていたようですが、第二次大戦では、電信が使われていて終戦近くになって、アメリカは電話タイプも有ったようです、
二イタカ山登れも、トラトラトラも電信で送られました、≪第二次大戦の開戦当時です≫
山本五十六が撃墜されたのも、電信で送っていた暗号文を、受信解読された為に、撃墜されました
残念ながら周波数は、極秘情報でしたので、現在公開されていません
No.8
- 回答日時:
短波による無線通信でしょうね。
文章を暗号に変更する暗号機という
機械が在りました。日本でも輸入さ
れ使われました。いろんな種類が在った。
外務省に、陸軍に、海軍にそれぞれ別の
暗号機が使われていました。これらの
暗号機には自動乱数発生器を備えた物も
在り解読には数百万通りの文章となる
暗号機も在りました。大変に複雑で困難
な解読を必要とするものでした。
暗号の運用は外務、陸軍、海軍とも情報
交換は無く互いのレベルは未知でした。
敵国からまず狙われたのは外務省暗号でした。
解読され情報は筒抜けとなりました。イタリア
の日本大使館から暗号機の情報が現地スパイに
より盗み出された事も痛手となりました。
次に通信量の多い海軍の暗号が解読された。
高強度の暗号も通信量の多さで解読。
ついで陸軍も。ようやく対策会議が開かれて
外務省暗号の幼稚さに陸軍が驚いても後の祭り。
幼稚さを認めない外務省暗号係りに暗号を作らせ
別室で数時間で解読した文面を見せてようやく納得。
暗号機の能力を過信した海軍もしかり。
対戦末期には陸軍の最高強度の暗号も解読され
つつありました。日本の3組織とも何種類もの
暗号機を用いていましたが敵国は機械式や
電子式の暗号解読機を用い数百人が組織的に
取り組んで成果を上げて行きました。
戦時中は暗号による無線通信が最速の手段。
各国の日本大使館には暗号係りが居て外務省
やその他と通信をしていました。
う~ん。タリングエンジン?を検索しても出
ないですね・・・
No.7
- 回答日時:
ANo2です。
最も遠距離通信が期待出来る短波は、10~20MHz程度の周波数帯です。
モールス信号による無線通信が主流だった事は間違いないです。
和文のモールス信号は、欧文で完成されてたモールス信号をアレンジしたものです。
イ=A(・-)
ロ(・-・-)
ハ=B(-・・・)
二=C(-・-・)
ホ=D(-・・)
このように、欧文モールス信号をパクって和文モールス信号にしてました。
実際のモールス信号はイ(・-)ならピピーと受信側に聴こえます。
暗号は乱数表で作成しますが、トラトラトラやニイタカノボレが乱数表で作成されたかは疑問です。
短波通信の泣き所は、電波を反射させる電離層の状態に左右されるところです。
太陽の活動により黒点が増えるとイオン密度が高くなるので減衰量が少なく電波伝搬しますが、イオン密度が少なくると減衰量が多くなり遠距離通信が難しくなります。
時間帯によっても電離層の状態が変わります。
AM(中波)ラジオでは夜間に海外放送が聴こえる事がありますが、中波でも電離層伝搬する事があります。
戦時中のサンスポット(黒点)数を調べてませんが、11年周期で太陽の活動が変わりますので、その時の電離層の状態で短波周波数を変えてたはずです。
自宅近くにKDD小山送信所と八俣受信所がありましたが、短波アンテナはロンビック・アンテナでした。
日本の八木秀次博士が発明した八木アンテナは米軍に利用されてミッドウェー作戦の時は、レーダー・アンテナに利用されて日本軍の行動は筒抜けだったそうです。
当時の日本は無線通信技術は低かったようです。
No.6
- 回答日時:
短波帯無線通信は小電力送信機でも電離層の電波の反射で地球の裏側でも通信できます、電鍵を手でたたく、モールス通信です、しかし敵国にも傍受されますので、ナチスドイツ軍ではエニグマ暗号機というタイプライターのような形をした暗号作成解読器ヲ使い、高度に複雑な暗号化したため、解読が不可能でしたが、イギリス軍は人海戦術で解読に成功しました、日本で諜報活動をしたロシアのスパイ、ゾルゲは、秋葉原の電気部品街で購入した真空管UY-807で自作した無線機で本国へ乱数表ヲ使って暗号化した電文を送っていましたが、電波の発信源であるアジトがつきとめられ、逮捕され処刑されました、欧州の大使館と日本の政府とは戦時中は、短波通信による暗号化されたモールス信号でした、、戦地からも本国へも通信は短波帯野モールス信号でした、日本の暗号電波は米国に解読され筒抜けであったことに気づかなかった、戦後はこれらの経験が半導体電子産業を育てた、
参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%8B% …

No.5
- 回答日時:
無線通信です。
短波帯で電信(トンツ-)でしていました。電鍵(キ-)で長音と単音を発生させ、
その二つを色々に組み合わせて文字にして送る。
例えばトツ-=イ、トツ-トツ-=ロのように、
アンテナが必要なわけですが短波帯は波長が長く効率の良いフルサイズの
アンテナは10メ-タ単位くらいになります。
大本営は高いタワ-を作りアンテナのワイヤ-等を張り巡らせていました。
軍艦にもマストにアンテナを張っていました。
電波は電離層などで反射され地球の反対側に届くわけです。
電波には減衰がありますので音声よりも単純な電信の方が遠くに届くので、
主な通信手段というか(遠隔地の通信手段はこれしかなかったでしょう)になっていました。
電波は誰にでも聞けますのでそのまま送れば傍受されみえみえです。
そこで「暗号化」して送ります。映画で知られている「トラトラトラ」
「ニイタカヤマノボレ」これを受けた側は暗号表で解読するわけです。
その結果、攻撃せよとかになる訳です。
大部分の通信はアメリカにより最後のほうは解読され見え見えだったそうです。
原始的なコンピュ-タでも人間より数百倍のの威力があったのでしょう。
無線電信はプロの世界から消えて久しいのはご存知の通りで、今はアマチュアの
世界だけになってしまいました。
トツ-トン(トトツ-トン?)でした。

No.3
- 回答日時:
当時の話を本で読んでいると「無電」という言葉がよく出てきます。
無線電話とか、無線電信のことらしい。モールス信号(符号)など。
「前線より戦果拡大中との入電あり」のような言い方。
こういう感じです。
http://www.page.sannet.ne.jp/mori-y/nihon2.html
飛行機からは無線電話があったそうす。
http://okwave.jp/qa/q6190820.html
とても詳しい無線電信電話話題を発見。
http://okwave.jp/qa/q5055020.html
といいつつ電信電話技術に詳しくないので私もイマイチ分からないんですが、とりあえず、ヨーロッパ各地の大使館などとのやり取り場面では電報が登場します。平文(ひらぶん。暗号化されていない)もあれば、暗号文もあり。公式の電報は公電と呼ばれる。
No.2
- 回答日時:
短波無線通信です。
戦時中の日本は、一般人は短波放送を傍受する事は禁じられてました。
私は、昭和40年(1965年)から短波帯でアマチュア無線を楽しんでましたから、無線通信の国際電話を傍受出来ました。
時には、商社の商取引と思われる内容の国際電話も傍受しました。
現代では考えられないですが、そのような時代でした。
No.1
- 回答日時:
海底ケーブルによる電信・電話ですが…
厄介なのがケーブル所有国に盗聴される事です。
日露戦争の講和会議でも日本から米国に電信を用いてます。確かその経由ルート上にフランスのケーブルがあって樺太の北半分と賠償金放棄が漏れたはずです。
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