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不可侵条約と中立条約の違いを教えてください。

不可侵条約は、相互に相手国に対して侵略行為を行わない事で、一方の国が戦争状態になった場合にはその交戦国に対して一切、援助を行わないこと (wikipediaより一部引用)

中立条約は、相互不可侵および、一方が第三国の軍事行動の対象になった場合の他方の中立などを定める(wikipediaより一部引用)

つまり、どちらも、同じことだと思うのですが、
何がどのように違うのでしょうか。

A 回答 (4件)

そもそも日ソ中立条約は、日独伊にソ連を引きずり込もうという意図のもと始まったので、独ソ開戦で破綻をきたした条約です。

それでも東に敵を抱えるソ連と、アメリカを潜在敵国としさらに中国で戦う日本が利害が一致したため、ソ連側が日ソか日独伊かの選択を迫らなかっただけのことです。満ソ国境に置く軍をよそで使えるのは双方にメリットがあるし、日米開戦まではウラジオストックが、アメリカからの物資を入れる貴重なルートでした。

 つまり、不可侵条約は何であるか。中立条約は何であるかを考えるには最悪の例であり、それでも双方の利害が一致したため1945まで行き当たりばったりで残ったのが(スターリンにとっては計算ずくだったのかも)、日ソ中立条約です。

wikipediaから不可侵条約と中立条約の違いを考えると、”軍隊、船舶、武器、弾薬”等が伴わない通称や資金以外の援助が中立条約では認められうる(もちろん個別の条文しだい)のではないでしょうか?
具体的にいうと中立条約の場合、食糧支援や食料、日用品、被服皮革等の売買は、認められるのではないでしょうか?

ただこう考えると、瑣末な部分ですが日本側も中立条約は違反しているんですよね。ドイツと多少の交流や、基地の提供がありましたから。
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wikipediaの不可侵条約の項目には


「不可侵条約と似た条約に中立条約があるが、その効力の範囲に差があると考えられている。」と書いてあるし、
wikipediaの中立条約の項目には
「ただし、紛争発生時に限ってのみ適用される事や中立条約の規定及び国際法上における中立義務に違反しない範疇における第三国支援は可能である(常時適用及び遵守の対象とされ、一切の第三国支援が禁じられるのが一般的とされる不可侵条約よりも効果は低いとみなされている)。

て書いてあるじゃん。

質問者のブラウザーでは表示されないのですか?
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この回答へのお礼

わざわざwikipediaを調べて下さったみたいでありがとうございます。
初学者の私には単語の節々が難しく、できたらご説明いただけないかと
思ったのです。

あなた様は、「自身あり」とのご回答を下さいました。そこで、
もう少し簡単にご説明をお願いしたいのですが。
例えば、

(1)
「不可侵条約と似た条約に中立条約があるが、その効力の範囲に差がある」と書かれていますが、効力の範囲は両者とも、どの程度でしょうか。

(2)
中立条約に「不可侵条約よりも効果は低いとみなされている」と書かれていましたが、なぜでしょうか。

よろしくお願いします。

お礼日時:2007/04/18 17:12

不可侵条約は、あんたのとことは一緒には戦争しないけれど敵にもならないよ、ってこと。


 たとえば、第二次世界大戦中、日本とソ連は不可侵条約を結んでいましたが、日本はドイツと同盟関係で中立ではありませんでした。
 中立だと敵国との非同盟が条件になりますから、ドイツがソ連を攻めた時点で、ドイツとの同盟を破棄するか、ソ連との中立条約を破棄するかという選択がせまられます。不可侵条約だから直接に日本が攻めない限り有効になったわけです。
 ただし、いずれも軍事条約ですから経済関係や文化交流などには影響できません。
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この回答へのお礼

レスをありがとうございます!参考にさせて頂きます☆

ただ私の理解不十分で大変申し訳ないのですが、もうひとつだけ教えて頂ければ幸いです。

日本は第二次世界大戦時、日ソ不可侵条約の締結を模索していたが、しかし、実際に締結したのは、日ソ中立条約と解釈していたのですが、
それは間違いでしょうか。日ソ不可侵条約でしょうか??

また、あなた様は、「不可侵条約だから直接に~」とかかれていらっしゃいましたが、
私自身、一方が第三国の軍事行動の対象になった場合に、その交戦国に加担することは、間接的に侵略行為とみなされ、禁止されている(不可侵条約、中立条約のどちらにおいても)、と解釈していたのですが、それは違うのでしょうか。あくまで、直接的な行為についてだけでしょうか???

つまり、、当時は
(1)ドイツと日本は同盟を結んでいる(日独伊三国同盟)
(2)ドイツとソ連は不可侵(日ソ不可侵条約)
(3)日本とソ連も中立(日ソ中立条約)

このような条件下で、ドイツがソ連に対して(2)の独ソ不可侵を破棄して攻め入ったとすると、日本は自らがソ連に攻め入らないとしても、ドイツが同盟国である以上、ソ連の敵国=ドイツに間接的に加担していると考えられ、つまり(3)の日ソ中立条約を犯していることになるのではないでしょうか。

お手間おかけして申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願い致します。

お礼日時:2007/04/15 19:49

不可侵条約の場合、2国間の問題であり、中立条約は多国間の条約と考えてよいのではないでしょうか。


日本とアメリカと中国を例とした場合、日本とアメリカで不可侵条約が結ばれていた場合、「日本と中国が戦争となっても、アメリカは中国の味方はしないよ」という事になりますが、「日本が中国を攻める場合アメリカは味方してもいいよ」という事ですが、中立条約の場合、日本が中国を攻める場合でもアメリカは味方できないよ」という事になるのだと解釈しています。
両条約とも、日本とアメリカは戦争はできない事は、共通ですが。
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この回答へのお礼

早速のレスありがとうございます。
また、分かりやすいご説明を大変ありがとうございます。
とても助かります!!!
不可侵と中立の違いは、
「日本が中国を攻める場合アメリカは味方してもいいよ」
というように、不可侵条約を結んでいる一方の国が、第3国を攻め入る
場合に、他方の国が加勢できるかの違いに現れているんですね!!
納得です!!
ありがとうございます!

お礼日時:2007/04/15 17:11

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