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高分子のスピノダル(Spinodal)分解ってどういうことでしょうか?
また、対の言葉となると思いますが、バイノダル(Binodal)についても教えていただくと助かります。

A 回答 (3件)

スピノーダル分解とは、ガラスのような非晶質(これはポリマーについても当てはまると思います)の分相現象です。

成分の拡散によって分相が進み、二相が絡み合ったような構造となります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
2種類の結晶性ポリマーを溶解混合した後、スピノダール分解が生じるというような場合の事を知りたいですので、ポリマーが溶融している状態では非晶質として振舞いますので、ご回答の内容が当てはまってるように思います。
ただ判らないのは、非相溶系の2種のポリマーの場合、分相するもなにも、元から溶融状態で海島を作っており、改めて分相するというのは、どのように考えたらよいのでしょうか?
アドバイスをいただきましたら、ありがたいのですが・・・

お礼日時:2007/04/18 19:45

高分子が専門でないのでアドバイス程度ですが・・・


高分子同士を混合させ溶融させるとは、加熱して溶かすという意味ですか?それならば、ある温度以上では相互に溶解するが冷却していくと不混和領域に入り分相してしまうという考えでどうでしょう?
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
その通り、加熱して溶かすという事です。2種以上のポリマーをいづれの融点以上の温度まで加熱し、強い剪断を与えて混合します。一般には非相溶系のポリマーアロイといわれるものです。

確かに、温度により相溶性が変化し、高温では相溶している物が温度変化に伴い、析出してくる事はありうりますね。
塩などの飽和溶液を温度を下げる事で結晶を取り出すなんて事を良くやります。これもスピノダルのひとつと考えてよい。という事でしょうか?

お礼日時:2007/04/19 08:26

それは塩の結晶核が生成しそれが成長するもので再結晶であり、スピノーダル分解とは異なります。

スピノーダル分解とは、単一相の過冷却液体が二つ以上の液相に分かれる現象をいいます。ようは二種類以上の非晶質が絡み合った構造のことです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
だんだんと判ってきたような気がします。
一旦、単一相になり、これが温度のきっかけで分相し、各々が連続し絡み合ったドメインを形成するという事ですね。

小職がはじめ思った、非相溶の2つのポリマー間(例えば、PETとPA)ではスピノーダル分解は生じないという事ですね。
ある程度相溶可能なPETとPCと言った組み合わせの場合に生じる現象なのでしょうね。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/04/19 20:00

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