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指の名称にも様々なものがありますが、「薬指」が別名「名無し指」と呼ばれるのはどうしてでしょうか?
「薬指」の語源は本で読んだことも、人から聞いたこともあり、こちらでも拝見しました。が、その別名としてある「名無し指」は、なぜそう呼ばれるのかがわからないのです。先週、人から尋ねられたものの、お互いに首をかしげるばかり。その人は教え子から問われたらしく、なんとか今昔物語集まではたどりついたものの、そこからはそういう呼び名があったことはわかっても、語源はわからなかったとか。
日本語として第四指をさす「名無し指」という名称があったらしいのですが、それが何による呼称なのかが、幾人かに尋ねてもわからずじまいです。
どなたかご存じの方、教えてくださいm(__)m

A 回答 (5件)

 NO.2,3です。

今日図書館へ行って13巻もある「小学館日本国語大辞典」を見ましたら、参考になることが書いてありました。

【ななしの指】と【ななしゆび、名無指、無名指】の2項目があり、後の【ななしゆび・・・】に方言の記載がありました。
 「ななしいび(奈良県吉野郡)」・・・「なあなんびゃあ(沖縄竹富島)」などと、いろいろ方言の例が沢山出ていました。
 今でもその地方の老人は使っているんじゃないでしょうか。
 まるで柳田国男の「方言周圏論」そのものですね。
 そしてこの項の最後に『語源説』として
  「日常の任務に携わらない指の義」(信州随筆=柳田國男)
 と、ありました。
 なんだか小生のNO.2、3と似ているような気がします。
 ご友人も、年金食い逃げ中で無為徒食の、名無し指のような無名の老人のでっち上げ説では、信用してくれないでしょうが、柳田國男大先生の説ならば話は別かもしれません(笑)。
 『信州随筆=柳田國男』は、大きな図書館ならあるかも知れません。
 なお、「名無し指」という言葉を使った古い書物は沢山あると思いますが、「それらの中の一番古いものが言い出しっぺで、それが由来や語源である」・・・ということはないと思います。その古い書物で「これこれこういうわけで名無し指となった」という記述があれば別ですが、そんなものが出てくるのは難しいという感じがします。
 柳田國男も大家ですが、この説を出した頃から大分経っていますので、最近は他にいい説が出ているかも知れません。
 
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この回答へのお礼

わざわざ図書館でも調べてくださったとのこと、本当にありがとうございます。小学館日本国語大辞典ですね。調べてみます。
何度もご回答くださり、ありがとうございました。

言葉の由来と一言で言っても、言葉は日々変化をしているものですし、由来をこれだと特定するのは難しいと思います。今回のことは、知人からの質問&ヘルプコールからこちらに質問をさせていただいたのですが、私自身とても勉強になりました。

今まで回答をしてくださったお二人とも、本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/05/13 20:11

No1です。


私は、参考URL掲載文中の、
『氏によれば、かつて第四指を魔法の指と見なす考えが世界中にあり、』
との記載を「そうか」と受け止めたので、
名前を呼ばない指とする発想に合点が行きました。
それ以上の疑念を持ちませんでしたので、申し訳ありません。

『ラースロー・マジャル氏の論文、
Digitus Medicinalis - The Etymology of the Name』http://semmelweis.tripod.com/digitus.html
を解読されました?
そこには、 『第四指を魔法の指と見なす考えが世界中にあった』
と言う根拠や証拠が記載されていませんでしたか?
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この回答へのお礼

たびたびの回答をありがとうございます。
今回教えていただいた論文までは目を通せていませんので、近いうちにぜひ読んでみたいと思います。

お礼日時:2007/05/09 00:40

 NO.2です。


 今、薬指の由来は、昔の医者が使ったということになっています。恐らく使った医者は居ただろうと思います。
 紅差し指も同じです。第四指を使った女性は多かったと思います。
 しかし、みんながみんな第四指を使ったかどうか疑問に思っています。
 第四指の機能性から考えて、どうしても第四指でなければならない必然性は感じにくいと思います。
 人差指や中指、場合によっては小指でもいいんじゃないかと思います。薬指を普段使わないので清潔だからという人もいますが、どうでしょうか。
 今、携帯は親指を使っていますが、第4指と薬、紅はこれ程の必然性はありません。
 名前が無かったから、使用頻度が大して一般的でもなかった薬や紅差しという名前が、その時点で抜擢?されてついてしまったという感じがします。
 「名無しの権兵衛」は何らかの由来があるはずです。
 しかし名無し指については、有力な根拠が出てこない限り、NO.2のような感じかなと思います。
 
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この回答へのお礼

たびたびの回答をありがとうございます。
そうなんですよね、相手が納得してくれたならそれで終わる所なんですが、…やはり何にしても大なり小なり由来はあるはずだと思ってしまい、迷路に迷い込んでしまいました。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/05/09 00:43

 むかし、なぜ名無し指と呼ばれていたかというご質問かと存じます。


 調べてもわかりませんので、現在使われている指の呼称がなにも無かったら、自分はどういう名前を付けるだろうかと考えて見ました。
 医学用語の第一指~五指のように、番号を振るような野暮なことをしないで、名前を付け易い順番に以下の通り書いて見ました。
・親指:太指(ふとゆび)、力指(ちからゆび)、大指(おおゆび)
・小指:細指(ほそゆび)、小指(こゆび)
・中指:長指(ながゆび)、真中指(まんなかゆび)
・人差指:物指指(ものさしゆび;長さを計る道具と混同するかな)、つまみ指、書き指
 と、センスが悪いですが、ここまでは何とか名前が付きました。薬指は難しいですね。
 薬指には形状的特徴がありません。また単独で何かする機能も有していないようです。物を掴むときに、人差指、中指、小指と共同して働くくらいでしょうか。
 役無し指や能無し指というのも可哀想です。
 昔の人も名前を付けるのに困った、また名前を付ける必要性もあまりなかったのではないのでしょうか。
 そこで困ったある人が冗談半分に「名無し指」と呼んだのではないでしょうか。当時、この呼ばれ方が全国的に広まっていたのかどうか、残っている史料が少ないためにわかりません。
 
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この回答へのお礼

回答をありがとうございます。
確かに、特にこれという用途がなければ何と呼べばいいのか、昔の人も困ったのかも知れませんね。紅をさすのに使うから紅差し指というのは、ある意味、とてもわかりやすい名付けです。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/03 11:07

第四指は世界中で「魔法の指」とされ、


「第四指が魔法の存在なら、その名をみだりに唱えてはならない。」
と言われ、名前を呼ばせないためにそう名付けられた様ですが、
その説明がここに書かれています。

参考URL:http://www.sf.airnet.ne.jp/ts/language/yubi.html
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この回答へのお礼

回答をありがとうございます。
実は、教えていただいたページをこちらに質問するよりも前に拝見したのですが、なぜ、第四指が魔法の指となったのかがわからず、すこし疑問の残る状態なのです。「名を隠す=存在の所有権を奪われないようにする」というのは、みだりに名前で呼ばなかった中国(わざわざ字があるくらいですし)や日本の古代などからも納得できます。では、なぜ、第四指は魔法の指なのでしょうか。今昔物語集で出てきた話では、確かにその人の第四指はさまざまな不思議、災厄を呼んでしまっていたようです。日本でもこの他にも同じようなことがあったか、この話が本になって名が付いたのでしょうか。他の国でも同様のことがあったのでしょうか。もしもご存じなら教えてくださると本当に嬉しいです。
我が儘を申し上げましたが、わざわざお返事いただき、ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/03 11:15

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