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源氏物語を読みたいんですけど、訳をする人によって話ってちょっと変わってきますよね?
なので、おすすめを教えてください。

A 回答 (5件)

訳は本当に読む人の好みがあるので、難しいですね。



私は、文学者の間ではどうも評判の良くない谷崎潤一郎の訳が一番好きです。やわらかい言葉で、語りかけるようにつづられていく物語は、独特の雰囲気を醸し出していますが、源氏物語のイメージを損なってはいないと思います。装丁も古風な函入で美しく、帖ごとに薄紙が挟まれているのに、風情を感じます。

与謝野晶子は2番手ですが、すっきりした硬質な美しさが特徴でしょうか。帖ごとに添えられた晶子さんの短歌が素敵で、一読の価値はあると思います。

円地文子も、わりと好きな訳かもしれません。読みやすいです。

橋本治は、源氏物語とは言えないような気がしますが、初めて読んだときは非常に面白く感じました。一番に読むのではなく、他の訳を読んでからのほうが楽しめると思います。
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通読したのは、与謝野源氏だけ。

だからあまり偉そうなことはいえないのですが、まあ、そこそこの訳ではないでしょうか。専門家ではないので、事実関係に関しての誤りは指摘できないですけれど、気になる言葉があります。末摘花などについて、「醜い女」と表現していること。それはそうでしょうけれど、「醜い女」はないでしょう。「ブス」のほうがよほどいい。ちなみに、我が愚妻に聞いたところ、「醜い女には逃げ道がない。ブスならまだかわいらしさが期待できる」との答えでした。しかし源氏は偉い。自分の関係した女を、御所まがいの別宅を建てて皆住まわせててしまうのですから。甲斐性というものでしょうか。
 ついでに言えば、紫式部の自画像とも言うべき明石は、個人的には好きになれません。鼻の大きい末摘花のほうが、よほどいい。源典侍も魅力的なばあさん。源氏が十代のころ、確か「ないしのすけ」は五十代ではなかったでしょうか。いいですね、こういうばあさんは・・。
 本題から離れてすみません。事実関係の齟齬、誤解はこの際、無視。与謝野源氏が読みやすいのではないでしょうか。
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フェイントなお勧め


「あさきゆめみし」大和和紀さんのまんがですが、やはり視覚に訴えるのが強みです。今と違う風習・生活は文章だけだとわかりにくいですからねぇ。まぁ、顔に対する先入観が出来てしまうのは困り者ですが(特に末摘花とか花散る里)。漫画でも美人は美人ですから。
 瀬戸内源氏も秀逸です。ただし女性に対する肩入れがちょっと強いような気がします。文章は読みやすいように思います。
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原文に忠実に訳しているものを読まれたいのであれば、今泉忠義さんの「源氏物語 全現代語訳」がお勧めで、物語として楽しみたいのであれば瀬戸内 寂聴さんの「源氏物語」がお勧めです。




両方読みましたが、個人的には瀬戸内 寂聴さんの方が読みやすくわかりやすかったです。
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正統派ではないかも知れませんが、下記など読みやすいかな?と思います。


橋本治著「窯変 源氏物語」
全部で14巻あったと思います。文庫化されていますが、図書館へ行けば単行本もあると思いますので、一度現物を読んでみて、読めそうだったらチャレンジしてみてください。

http://www.amazon.co.jp/%E7%AA%AF%E5%A4%89-%E6%B …
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