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最初に出来たマグマ(本源マグマ)は玄武岩質なのに、地表に近づくにつれて玄武岩質ではなくなる場合があるそうです。
これはなぜですか?

A 回答 (1件)

橄欖岩や玄武岩などは、複数の鉱物から構成されています。


そのため、ある組成の部分では融解を起こしやすく、またある組成の部分では
融解しにくい(結晶化しやすい)、という性質があります。

たとえば、マグマは元々マントルからその一部が融解して生じるわけですが、
この時点でも「橄欖岩質→玄武岩質」という組成変化を起こしています。
これは、二酸化珪素の比率が高い方が、融解しやすいためだったと思います。
(玄武岩は塩基性岩、橄欖岩は超塩基性岩で、玄武岩の方が二酸化珪素の
 比率が高い=融解しやすい、と。で、融解しなかった部分(塩基性鉱物の
 比率が高い部分)はマントルに残されるため、両者は組成が異なる)

マグマが地表に近づいた場合はこの逆で、温度低下とともに、結晶化しやすい
二酸化珪素分の比率が低いところ(=塩基性鉱物の部分)が先に結晶化し、
結果として、液体状態で残ったマグマの塩基成分は減少するので、
安山岩質などの、より塩基性成分の少ないマグマに変化することになります。

参考;
http://georoom.hp.infoseek.co.jp/7old/3litho/21m …
(ページ上段~中段の「図2」と「写真1」の間の本文を特に参照)
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございました**
サイトも分かりやすかったです。

お礼日時:2007/07/08 19:03

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