プロが教えるわが家の防犯対策術!

あくまでテレビの時代劇がネタ元ということご了承ください。
女性名で「たえ」「きぬ」という人を呼ぶとき「おたえ」とか「お」をつけますね。おそらく「御」で敬語、謙譲語の類でつけるのだとばかり思っていました。
でも、違うような気がしてきました。
まず、悪党らが女性を呼ぶときにも「おい、おきぬ、テメエ・・・」
というように、謙譲語を使うようなシチュエーションでないのに「お」と付けている事です。
また、
男性で「しん」「きん」という名前の人には「しんさん」「きんさん」と呼びます。まず「おしんさん」とは呼びません。
でも、女性であったなら「おきぬさん」と「御」と「さん」を付けます。
当時はどちらかといえば男尊女卑の風潮が根強かったと思います。
そう考えると、男性に「さん」しか付けず、女性に「御」と「さん」二つつけるのはおかしいと思いますので、女性につける「お」は別の意味があるのではないかと思ったのです。
今日見た時代劇では、母親が娘に「おきぬ」と呼んでいました。
この女性名に付ける「お」は「御」ではなさそうです。
これはどういうものだったのでしょうか?
よろしくお願いします。

A 回答 (8件)

質問の答えになっていませんので、 ごめんなさい。

やり取りで引っかかるものがあったので、 横は入りをします。

No. 3 さん、農村部では男尊女卑だったなんて、とんでもないことを言わないで下さい。

お武家さんは戦争の専門家だったので、女の出番がほとんど無くなってしまったのは止む終えませんが、農家では田植えどき女性がいなかったら、あんな田植えなんてできません。

男性は1時間も前屈みになっていると、もう駄目です。私は男なので良く分かります。ところが、うちの家内を見ていても、女性はこのことに関しては体力的に抜群で、女性なら何時間でも田植えを続けられます。そのため、昔から田植えをするときは、男は畦から苗を投げるなどの、手間使いばかりさせられ、ときどきそんな男どもを田んぼの中に引き下ろして泥まみれにさせるのが、彼女達の遊びの一つでした。

男達も、この女性の体力を尊敬しており、刀自(とじ)とよばれる一家の主婦などは、絶大な権限を持っていました。お武家さんの数などはお百姓さんの数と比べて圧倒的に少数だったのです。

そもそも男尊女卑などという言葉は、明治時代になって西洋の習慣から学んだか、あるいは、お武家さん達が中国から学んだ、日本には馴染まない言葉だったと思うのですが、どうでしょうか。
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お(於が通常)は中国より伝わった、単なる接頭語で敬称ではありません。


お菓子、お皿を見ればわかります。  丁寧語ではありますが。
昔は女性は弱い愛すべきものの観点から、「お」を名の前に付ける習慣になったと考えられます。
お万の方、お万様の、方、様が敬称です。
江戸時代でも正式な書類(取調べ判決文など)では「お」は付けません。  個人の手紙の宛名には「お」を付けます。   個人的に呼ぶ時も同様でしょう。
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出雲阿国の「お」は阿ですが、


中国語で、名前の前に阿をつけると「~ちゃん」という感じの意味になります。
「呉下の阿蒙にあらず」がその用法です。
これが日本で、女性一般に使う語になったのでは。
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『日本の女性名』(角田文衛著)という本があります。


そこに、谷川士清(たにがわことすが 1709~1776年)という学者が「お竹」、「お仙」のように、婦人の名にお字をつける習わしに注目し、
「婦人の名におを冠らしむは、中古よりの事なり。西土の阿女、阿嬌など云るに効へるなるべし。唐より始ると云。我邦にては太平記の、オ妻始なりとも云り。・・・」
と女子名の接頭語としての「お」に注意を払っている。
と書かれています。どうやら、「お」のいう接頭語は元々中国に起源があるのかもしれません。日本では太平記の菊亭殿の女房であった御妻(おさい)という人物が文献上の初出のようです。(御妻は固有名詞ではないとの説もあるようです)

南北朝時代の用法では、二音節の女性名に接頭語の「お」を付け、尊敬、親愛の気持ちを表しているとのことです。
その後、江戸時代になると世話物で男女2人の名を対にした例が多く見られるようになったようです。そのときに女性名に「お」をつけることが例となったようです。

なお、ひらがなの「お」は漢字の「於」を崩したものが基になっています。ほかに「御」、「阿」を用いることも多いです。
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 話し言葉では、実証は困難ですよね、でも、有名な戯曲で『切られ与三郎』の有名なセリフで『え、ご新造さんへ、お富さんへ、いやさ、お富、久し振りだな~』と言うのがあります。

最後は呼び付けに近いのに、『お』を付けてますよね。
 ということは、『お』+『実名』+『さん』が最上級で、次が『お』+『実名』、最下級が『実名』だったんじゃないでしょうか。
 手紙を書くときの署名は最下級の『実名』で、あるとは思います。

また、男性に『~さん』付けしているのは、ドラマの演出だと思います。商人であれば屋号、職人であれば『~公』『~の字』『~っあん』
の可能性の方が高いと思いました(出典は落語からです。根拠としては、江戸時代から連綿として受け継がれた話芸なので、TVに比べれば信頼に足りる、という程度のものです。冒頭書いたように、話し言葉の実証は難しく、当時の黄表紙本を丹念に追っていく必要があると思います。)尊称であれば、『親方』『師匠』があったと思います。

推測ばかりですが、母親が『お』を付けたなら実の子供で、『~さん』と呼べば嫁のような感じを受けました。
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当時、農村部は、男尊女卑でしょうが、お江戸は、女性の比率が少ないので、大事にされたのです。


新興開拓地ですから。
アメリカの西部で、レディファーストが発達したのも、少ない女性に逃げられては困ると、大事にしたからです。
今だって、乳児の死亡率が下がったことにより、女性の比率が少ないせいか、女性に気を使う傾向にありますでしょう?
戦争などで、男性の比率が下がった場合は、男尊女卑になります。
悪党の「おたえ」は、やりすぎですが、身についちゃってるのかもしれませんね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。そういう理由があって、レディーファースト思考が根付いたのですか。いい事教えてもらいました。ひとつ知識が増えてうれしいです。それに「身についちゃってる」と言うのなるほどです。現代でもなにか怒った表現で「俺は怒ったゾ」と言うところ、普段から丁寧な言い回しが身についてる人は「わたくしは怒っています」みたいに、字面ではちっとも怒ってないようなのありますしね・・・

お礼日時:2007/07/24 21:57

 特に詳しいわけではないのでほんのお目汚しとして。



 「お」というのはおそらくはやはり敬称だと思います。
 豊臣秀吉の正室、北政所「ねね」も手紙などで「おね」さまと呼ばれたりしています。
 時代劇はかなりいい加減なものが多いのでそんなことすら判らずつい付けてしまったのではないでしょうか。
 何も時代劇に限らずTVの脚本家は全般に相当いい加減でとんでもないことを平気で書いていることも多いです。

 また、この「お」は他人に対して付けるものですから謙譲語ではありません。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。謙譲語ではありませんでしたか、すみません、その程度の者です。確かに劇、テレビの脚本と言うことですね。現代ものならそのいい加減さにも気づくのですが、時代考証を知らない身として、素朴に疑問を持ってしまいました。

お礼日時:2007/07/24 15:10

単なる慣習のようなもので、深い意味はないと思いますけど‥


答えになっていなくて、すみません。

強いて意味づけすると、近親や知り合いのの女性に対して親しみ・愛情の気持ちを込めたり、
目上の女性に対しては尊敬の意もこめて「お」をつけた、というあたりで。
少し前までは、子供に対しては性別に関係なく「おチビちゃん」と言ったりもしていましたし‥

ちなみに、私の知る範囲では、文献上は「於」の方をよく目にしますね。ただ、活字に落とす際に
「お」をひらがなではなく「於」のくずし字と判断して漢字に変換しただけなのかもしれませんが。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。あっ、感じでは「於」なんですか?知りませんでした。親しみ・愛情と言うのは理解できるのです。そうなると、悪党が捕らえた女性に対して「お」を就けるのが理解できなくて・・・

お礼日時:2007/07/24 15:07

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