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高3の受験生です。
教科書などを見て何故だろうと思いました。
やっている問題集には「第一分裂 核相が2nからnに半減する」
「第二分裂 核相はn→nで変わらない」とあるのですが、ここで疑問を感じました。
もとの細胞が2n=4だとすると、間期の間に染色体が複製され、
4n=8になり、後期で相同染色体が分離して、第一分裂が終わった時点では、2n=4になるように思うのですが。。。
ですので、2nからnになるというのがよく分からないのです。
もちろん、染色体数が半減するというのは分かっています。
また2n=4の細胞が第二分裂により、n=2になると思うので、「nからnで変わらない」という事もよく分からないのです。。。
受験生として焦っています。詳しい解説をお願いしますm(_)m

A 回答 (2件)

まず核相の理解が間違っています。

核相は相同染色体の種類数です。染色体の本数ではありません。2種類あれは2n,1種類しかなければnです。父方の相同染色体をA,母方の相同染色体をA'としますと体細胞はAA'ですから2種類ありますから2nです。教科書等は相同染色体が色分けされて示してあると思いますが,核相を理解しやすくするためです。

今2n=2と相同染色体を1組しか持たない生物で説明しますと,減数分裂に入る際には,相同染色体は複製されてAAA'A'になります。これの核相はAA'と2種類の相同染色体を持ちますから2nです。2n=4となります。

第1分裂は,二価染色体の相同染色体が対合していた面から分離しAAとA'A'になります。これはどちらも相同染色体は1種類ですから核相はn=2となります。つまり第1分裂で2n→nと減数されます。

第2分裂は,さらに染色分体が分裂します。AA→AとA,A'A'→A'とA' これらは皆n=1です。

下記を参考にしてください。
http://www.fujijuku.net/biollec/10.HTML
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n, 2nなどの表現は、核相を現すのに使われるときと、倍数性・染色体数を現すのに使われるときがあるので、混乱してしまいますが文脈をを見て判断しましょう。



核相については#1さんのとおりです。
ちょっと補足すると、核相というのは「核相交代」という言葉で使われることが多いですが、これは二倍体世代(2n世代)つまり受精卵から生じた個体の世代と、半数体世代(n世代、最近は一倍体というように指導されているようですが)である配偶子の世代が交代して生命が連続していくということです。2n世代であっても体細胞分裂の直前は染色体数は倍増しているわけですが、二倍体世代か半数体世代かということを問題にしている場面ではあくまでも2n世代です。

いっぽう、倍数性を表す場合、
たとえばヒトだと2n=46ですが、nは23種類の染色体からなる基本セット(狭義のゲノムに相当する)を表し、2nは二倍体になったときの染色体数を表します。
ショウジョウバエだと2n=8ですが、これは第1から第4までの染色体構成で2倍体であることを示します。植物などだと多倍数性のものがありますが、そのばあい4nとか6nなどで表せます。

さて、核相ではなく倍数性として減数分裂を表現すれば、
第1生殖母細胞のときにDNAの複製が起こり、2nから4nになります。
第1減数分裂によって生じた第2生殖母細胞はそれぞれ2nで、複製が起こらず第2分裂を起こすので、出来た生殖細胞はそれぞれnになります。
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