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高3の受験生です。
私は美大の油絵科に進学したいと思っています。
最初の頃はデザイン系のほうが就職率が高いということで、そちらを目指していたのですが、途中から油絵を描きたい!という気持ちが就職への心配でごまかされていたことに気がつきました。
せっかく両親も「やりたいことをやっていいよ」と言ってくれているので(本当にありがたい...)受験する科を変更しました。

しかし、そう決めたあとでも時々就職のことが気になってしまって仕方ありません。
主に油絵科に進学した後の就職状況を出来るだけ詳しく(具体例もあれば嬉しいです)、教えていただけませんか?
どんな職種に就いたのか、そのためにしたこと、取った資格など、できれば少数派の方々の話ではなくて、多数派の話が参考になると思います。

迷いを振り切るためにも教えていただけたら嬉しいです。

A 回答 (5件)

東京造形、多摩美、武蔵野美大の油画を卒業する人は、概ね


次の様な進路をとります。
A
中高の美術教員(非常勤含む)
公的.私立の美術指導員
福祉団体職員

B
企業のデザイナー
文化・芸術事業のスタッフ
雑誌や書籍の編集
木工や家具等の職人
造形制作スタッフ
雑貨やアパレルの販売員・・・等。

ここまでで、全体の70%ぐらい。

C、作家的な進路に行く人は
陶芸、版画、立体作家
イラストレーター
大学院、大学に残り助手

D、その他としては
自動車や量販店の販売員、営業職
家業の跡継ぎ
家事手伝い
テレビ局のAD・・・等。

油絵で純粋に食べて行こうとする人は、0.5%もいないです。
というか、全体の80%は油絵の道具に二度と触れない人生を歩みます。

Aの進路に進んだ人は、
たいがい「油絵画家になる夢」を持ちますが
多くの場合5~6年で日々の仕事に埋没していきます。
地方の自治体が行っている公募展には常連になりますが、
作家だけの収入で生活するレベルには、たいがい達しません。

美術教員を目指すのでしたら、大学に入ったら計画的に教職の単位を
取りましょう。
しかし、現在は、
少子化の影響もあり、教員になるのも難しく
たいがい親族のコネがないと出身地で正教員になれず、
見も知らない土地で美術教員になることも少なくありません。

予備校の講師は、基本、芸大出身者がメインです。

Bの進路に進んだ人は、
最も割合的に多いタイプです。ただし・・・
デザイナーになれても、たいがい中小企業やデザイン面では
マイナーな企業がほとんどです。
やはりデザイン科に比べると不利ですね。
景気が良かったら、この手の就職口は意外にあります。

雑誌の編集や造形制作スタッフは、たいがいバイトからの流れが
多いです。
卒業後に自分達で起業する人もいます。
ここを目指すのでしたら、大学に入ってすぐ関連するバイトを
見つけてがんばってください。

木工や家具等の職人も、みんな一様に進路として考える方向なの
ですが実際には意外に進む人は少ないです。

文化・芸術事業のスタッフや雑貨やアパレルの販売員は、
女性に多い進路ですね。

Cの進路に進んだ人は、
作家を目指しながらも、油絵以外の作家が多いです。
特に立体関連は少なくありません。
ただ、やっぱり生活面で不安定なため、Aとの兼業やBに流れて行く
人がほとんどです。
たまにいますよ、イラストだけで食べてる人も。かなり稀ですが。

武蔵野美大卒業生では、国分寺周辺に学生の時に住んでいたアパート
にそのまま居着いている人がよく見かけますね。
東京造形、多摩美卒業生は福生や横浜周辺でよく見ます。
つきあっている恋人と同棲したまま、あるいは彼女の実家にお世話
になるタイプはこのCの進路によく見られる傾向です。

Dの進路に進んだ人は、
たいがい「もう絵なんか描きたくない」的な人が多いです。
建築や何らかの資格を目指す人も稀ながらいます。

・・・・・
ただ、ここに列記した内容は、卒業から5~6年の範囲です。
その後多くは進路を軌道修正していきます。
Dのタイプの人も10年後には自分の工房を持つ人もいます。
Cのタイプに進んだ人も、美術指導員となって多くの教え子に慕われて
いる人もいます。
Bに進んだ人も、自分の店を持ったり、主婦になったり、会社幹部に
出世したり・・・。
しかし、
Aに進んだ人は10年後もあまり変化はありません。やっぱり堅実な
職業だからでしょうか。

だらだらとつまらない事を書いてきましたが、一番言いたいのは
美大に入る前に卒業後の就職にビクビクするんじゃなく、
自分のやりたいことを一所懸命やってくださいということです。
デザイン科に進んだ人達も、80%は10年後デザイナーをやってません。
彼らだって卒業時にデザイナーになるのは多いですが、だいたい企業に
残る道を選びません。
第一、企業に残っても、30代後半は管理職ですから。

概ね美大出身者は、何科卒業であろうとも10~20年後には全く進路に
垣根がありません。
大学卒といっても、もともと高卒や専門学校卒とそんなに立場は
変わらないのです。
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ファイン卒業者です。

広告関連?です。

まず、絵に関わる仕事につきたいですか?
美術で食べるにしても、山ほどのお仕事があります。
画廊、オークション会社や画材屋さんだって、、、。
就職できるか、ではなく、何の職につきたいか、も併せて考えると
いろいろ話は広がりますが、
基本的には余り変わらないというのが印象です。

美大で学べる、社会に直接役立つことって余りないです(笑
フォトショもイラレも、フラッシュだって自分でやります。
デザイン科の人も結構そうでした。
学校によっては違うでしょうが、基本的には自由に課題を制作するので
専門学校のような、フォトショップを教え込むとか、
デッサンを叩き込むなんてのもないです。
(今はどうかわかんないですが

でもまあ、普通大の人も、実社会で直に役立つ事ばかりを
学んでいるわけではないでしょうし、その辺りは
「ファインだから潰しが利かない」なんてのは少ないと思いますよ。

卒業後五年ほど経ち、見回してみると
@学年に一人は、良く聞く大手ゲーム会社、キャラ会社、代理店クリエイティブ、のどれか
@若干名、教員やら学芸員、教育関連?
@大抵はウェブ関連、広告、出版
@画廊だったり、画材店、美術運搬など。
@作家としてやりたい人は、派遣、登録制バイトなどなど、、、。
人によっては、税理士、公認会計士になっているなんて人もいますがw
あ、あとは女の子で主婦ですね。でもパートなんかもしていたり。
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油絵自体を仕事にできている人はほとんどいない。

ということを理解した上で
就職活動をまじめにやれば(選り好みしたり大手ばかり狙ったりしなければ)「職がない・・・」ということには(たぶん)ならないと思います。

教員になる人はわりといます。しかしファインアートの人は学科の勉強が苦手な人が多いのでなかなか採用試験に受からず、ずっと非常勤講師とかをやっている人が多い印象を受けます。
本人次第なんでしょうが。
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昔の話ですが、自分の経験では


一番わかりやすいのは教員、といっても学年で何人かのレベルです。
作っている作品の種類によってはデザイン系の仕事に就く人もいます。
イラストレーター、デザイナーですね。
画廊勤務とか、テレビや劇団の大道具、マネキンの顔描きをやっていた人もいます。変わり種は着ぐるみ制作かな。
もちろん美術とは関係ない販売、営業職に就いた人もいます。

実は意外かもしれませんが、ある意味特殊技能を身につけているわけで、働く気さえあれば、そんなに就職に困ることはないようです。
ただ、油絵がそのまま仕事にはなりませんから、就職する気のない人は多いです。
デザイン科に比べて就職が悪いというのは、そのへんの事情もあるのですよ。
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一例としてですけど、うちの姉も油絵ですけど、教職課程をとり、卒業後は教員をやっています。


音楽や美術、書道などは色物教師で、学校行事ではいろいろ重宝され、姉も学校のポスターを任されたりしていますけど、肝心の油絵の道具は埃をかぶり朽ち果てるに任せています。
姉をこの道に引き込んだ小学校の担任だった先生はその後校長で定年退職、町の文化教室の講師として素人に絵を教えています。
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