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No.2
- 回答日時:
ある統計の平均値と別の統計の平均値が、かなり違っているような気がするときに「偶然の差か、それとも意味のある差か」を考えます。
現実の差をtとします(注1)
pはtの関数です。pは「本質的な差がないのに、偶然にtだけの差が出る」確率を表します。この関数は、計算がめんどうなので、ふつうは数表を使います。
実際の差tから求めたpが5%未満であれば「この差が偶然と考えるのはあやしい」という結論(帰無仮説棄却)となります。もっと慎重な判断を要するときは5%でなく1%を使います(差が大きいときだけ棄却)。
(注1)tは「単なる平均値の差」ではありません。これに加工を加えたものです。加工をしないと、データのバラツキや測定単位などを考慮するために数表がたくさん必要になってしまいます。バラツキや測定単位に関係なく1枚の表で間に合わせるために「正規化(標準化)」という処理をしたものがtです。
No.1
- 回答日時:
t値とは横軸の値のこと。
p値とは面積(=確率)のこと。例えば、自由度10のt分布は、横軸は0を中心として左方向(マイナス方向)へ-1, -2, -3, -4とあり、逆に右方向(プラス方向)へ1, 2, 3, 4と広がっていますよね?この横軸の値がいわゆるt値であるわけです。
一方、p値とは、例えば「t=0のとき、上側確率(つまり0よりも右半分の面積のこと)は0.5」なわけで、この0.5という値がp値です。
> t値は有意水準と照らし合わせて仮説の是非を判断するのに対し、p値はそれ単体で仮説の是非を判断できるということなのでしょうか?
こういう機械的な理解の仕方は危険なのでやめたほうが良いです。できれば、Rなどのt分布を簡単に描くことができ、t値からp値を、p値からt値を求められる関数機能をもった統計ソフトを使用すると良いです。基本的に自分で図を描いて確認しないと分かりにくいです。
この回答へのお礼
お礼日時:2007/09/12 23:06
ご回答ありがとうございます。かなり頭がすっきりした気がします。
統計ソフトは授業でJMPを使っているので、これでおっしゃったような図を描いてみようと思います。
教科書等ではt値とp値は単独での説明はあるものの、両者を比較した説明が見つからなかったのでいまいちピンとこなかったので、今回の回答は大変ありがたいです。
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