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絵画の有名どころの作風や雰囲気を大雑把に知りたいのですが、おしえてもらえませんか?
ゴッホ、セザンヌ、ルソー、ルオー、マネ、ダリあたりはどんな作風なのでしょうか?これから絵画を見に行ったり、話をする機会が増えそうなのでよろしくお願いします。(ただ知るだけでなく、一緒に楽しめるくらいにならないと意味がありません)

私の絵画についての知識にですが、私は大概の絵は1回見ても分りません。そもそも絵を見る事自体が少ないです。フィーリングの会う絵の場合はその世界に入れますが、パッと見ても分らないものが大半で、何回も見たり、何十分も考えてようやく心に触れれた気になる程度です。それも世界に入れるわけでもなく、なんとなく分る程度。分らない方が多いです。

唯一すんなり意味やその世界に入れたのは、真珠の耳飾りの少女、ゲルニカ、山下清の貼り絵です。よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

私は15年以上油絵も描くし、絵画展にも数多く行ったりしましたが


よくわからないほうが多いです。ただ知識だけを詰め込むのは簡単
ですが、会話が続かなくなってしまったりして
すぐ化けの皮がはがれるので相手にあきれ返られるのが落ちです。
分からないものを分かったフリをせず、詳しい相手に気軽に尋ねて
相手の会話を引き出してあげればいいような気がしますが・・・

ゴッホ・・・厚塗りで強い色の対比、浮世絵の影響を受ける
    初期の頃は暗い農民の絵。後に明るい画面の絵に変わる
    美術史上の分類は後期印象派。ゴーギャンとの比較を
    してみると色々発見はあると思う。

セザンヌ・・・ 風景画、静物画が多く、人物画は少なめ一説によると
      極度の人間嫌いだったとか、動く人間は納得いく
      ポーズを続けられないとの理由らしい。
      のちの芸術家たちに多大な影響を与える。
      ピカソのキュビズムはセザンヌの理論から
      着想を得た。現代美術の始祖といわれる。
      美術史区分は後期印象派だが、印象派の
      何人かと親交はあった。ルノワールなど
      フランスの山セントビクトワールの風景
      を数多く残す。

アンリ・ルソー・・・税関の役人のかたわら絵を描く。
        ちゃんとした美術教育は受けていなかった。
        当時の学術的な人々には受け入れられなかったが
        前衛芸術家に評価される。ピカソ、アポリネール
         などが描かれた詩と絶賛する。
        恐ろしくピュアな人で色々馬鹿にされたり
        からかわれたりしたエピソード多数
        絵画史区分は素朴派。素朴派の始祖。

ルオー・・・   極太の輪郭線に強い色彩が目立つ作品
        ステンドグラスの技法から着想を得る
       師匠はギュスターブ・モロー象徴派の大家
       題材はキリスト教の宗教色のあるものが多い。
       絵画史区分はフォービズム
       ほかのフォービスムの画家
       アンドレ・ドラン ブラマンク マティス

マネ・・・   初期印象派の大家。草上の朝食やオランピアといった
       作品が伝統的な作品を否定とみなされ非難される。
      (神話以外の題材で女性の裸体を描くにはタブーと
       されていたため)
       作品は平面的で筆のタッチを意図的に残すなど
       当時のフランス画壇では革新的な絵だった。
       オランダやスペインの画家にタッチを生かした
       作品から着想を得たのではないかといわれる。
       (ハルスやベラスケスなど)
       ギュスターブ・クールベも初期印象派の画家
        逆にブーグロやジェロームはアカデミックな
        作家と比較してみると面白いです。

ダリ・・・  写実的なんだけれど幻想的な絵を描く。
      普通ではありえない夢のような作風。
      シュールレアリスム(超現実主義)と呼ばれる
      手法を用いたが、後に同じシュールレアリスム
      の画家からダリはシュールレアリスムではないと
     批判される。妻の名はガラで、よく作品中に登場する。
     同じ時代のシュールレアリスト(デ・キリコ
                    アンドレ・ブルトン)
     古い時代の幻想画家と比較すると楽しい。

と大雑把に書いてみましたが、いちど西洋美術史の本を読むことを
お勧めします。時代は新古典主義からピカソ、シュールレアリスム
までの時代をじっくり読めば、会話には困らない程度の知識は
得られると思います。あと画家の伝記などを読んで、エピソード
などの話を知っておくと役立つのではないでしょうか?
なんにせよそれで美術に興味をもっていただけたなら幸いです。   
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この回答へのお礼

ありがとうございます。知らないことはちゃんと聞くので心配無用です。絵画になじむ為に色々と雰囲気をつかみたいと思ったので質問しました。
どうも古典の見所はその時代を知らないと分りそうにないですね^^;今見るとしょうもない絵にしか見えないですけど、その時代では2Dを3Dにしたような、それくらいの驚きのあることなのでしょうね。私達はその時代に返って思いをはせて見るというのが楽しい見方なのかと感じました。シュールレアリスムは一見アホにしか見えないけど、今の社会でアイディアの源としてかなり利用されているのかな?とも思います。アートは時代の色を作っているのですね。興味深いです。

よろしかったら、もう少し画家についてのお話を聞かせてください。私は会話といいましたが、それは感性での会話という意味です。知識の会話ではありません。ご安心下さい。

いま分らないのはアンディ・ウォーホルとダリです。私にはマスコミみたいで下品にしか感じられないです。彼らの魅力は何ですか?一発芸人みたいな物ですか?

お礼日時:2007/09/18 01:25

以前も紹介したことがありますが


「巨匠に教わる絵画の見方」視覚デザイン研究所編
という2000円弱の本があります。

画家同士が批評をしています。カラーの写真もふんだんにあり、この一冊を読むと、なんとなく分かったような気になります。あまり、知ったかぶりをすると痛い目に遭いますが 
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この回答へのお礼

面白そうな本を紹介していただきありがとうございます。

お礼日時:2007/09/18 16:24

>私は大概の絵は1回見ても分りません。



それが普通です。
絵を見るときは深く考えずに、好きか嫌いか、綺麗かそうでないか、面白いかどうか、細かいか否かなどの単純な基準で考えてみるとよいです。

しかし、19世紀後半からは単純な考えでは分かり難い絵が多くなってきます。
そういう絵を見て楽しみたいなら予習をしましょう。
でも、何度も美術館に行って解説などを読んでいればわかるようになってきますよ。本や聞きかじりの知識で知ったかぶりをしても、会話の相手に見抜かれます。

やはり基本は、その絵を気に入ったか否かです。

No.1さんに補足する形で特徴を書かせていただきますと、
ゴッホ---野外での製作が多い。気が短いので絵の具が乾く前にどんどん色を乗せる。(普通は油絵の具の感想は1~2日はかかる)
乾く前に色を乗せるので厚塗りになる。盛んに描き始めてからの絵の数から計算すると、1日一枚以上のペースで描いていたらしい。
私の意見としては、作品に当たり外れの大きい作家だと思う。良い作品は発色も素晴らしくすごく綺麗だけど。出来の悪い作品も多い。(そんな絵でも高い値段は付きますけど)
初期は暗い絵が多いが、後期は明るい色になる。

セザンヌ---ゴッホは直感的な絵だが、この人は理屈っぽい。絵の要素を図形に置き換えて考えていく。目の前のモノを写すのではなく、画面の中でのバランスや色合いを大事にする。

ルソー---超素晴らしい美術史上最強のド素人。はっきり言ってヘタ。形も変。構図も変。だけどすごく印象に残るストレートに心に残る絵を描く。

ルオー---ごめん。解説パス。

マネ---印象派の元祖なんだけど。そんなに印象派っぽい絵では無い。アカデミックな画法。でも印象派の作家たちをバックアップした人。
描き方よりも考え方が新しかった。

ダリ---ピカソと並び20世紀を代表する画家。ありえない変な絵を写実的に描く。絵も奇抜だが本人もすごく奇抜。本人についてのいろんなエピソードが残っている。
面白い絵や人をびっくりさせるような絵が多いが、キリスト教をテーマにした絵はすごく綺麗。


西洋の歴史の大雑把な流れから勉強するといいです。
初期のローマ帝国以前はローマ・ギリシャ神話の彫刻などが主流。キリスト教が広まると異教であるそれらの作品は壊されたり川に沈められたり。
中世の時代はプロの作家ではなく僧侶が宗教画を描くことが多い。ギリシャ・ローマの時代から比べて技術は後退している。
ルネサンス期には宗教改革・技術革新・科学の新発見などが行われて人々の考え方が変わる。ギリシャ神話の絵や彫刻も認められるようになる。この頃から西洋絵画は計算された写実的な絵になる。
19世紀になると写真が開発されて写実的な絵画の存在意義が考え直されるようになる。
印象派の登場。日本を始めとした外国の(写実的じゃないけど素晴らしい)作品の影響も受ける。
どんどん理屈っぽくなっていく。
ピカソが「計算して描くのはやめね?」(とは言わないだろうが)てなかんじで直感的な絵を描こうと模索する。子供の絵や原始美術の写実的ではないがパワフルな絵の影響を受ける。
心理学が発達し、人間の認識や思考の過程なども絵に表現しようとする。
哲学運動とも連動した美術作家たちが出てくる。こうなってくると絵画がすごく理屈っぽいものに。
一方、それらの芸術と平行して、印刷技術の発達や工業化のなかで「デザイン」分野が発達する。挿絵やCMポスターのための絵画も発達。
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この回答へのお礼

そうなのですか?けっこうパッパと見ていく人が多いのでそれが普通なのかと思っていました。歴史から見るのは興味深いです。写真で写実がすたれ、心理哲学で直感がすたれ、その次は、キャラ設定が確立しているアニメによって心理哲学が廃れそうですね^^;
その次は、平面から抜け出して、動的な立体造型や3次元的な映像が来そうだな。。なんて思います。アートって面白いですね。

お礼日時:2007/09/18 18:34

他に書かれている方と同じ意見ですが、応援メッセージということで私からも一文添えます。


美術館に通っていると(こんなことを書いては怒られそうですが)、明らかに違うことを喋っていたり、解説を読んで絵の名前を見て絵自体は結構なおざりな人(すごーく多い!)・・・そういう方を人間観察する場所にもなります^^;
知るだけではなく楽しくならないと意味がないと書かれていますが、そう考えておられるのは楽しむ第一歩として大変よいかと思います。
美術館通いは高尚なたしなみの面もありますが、そもそもは内面からこみ上げる表現したいという気持ちを表した生々しくて感情鮮やかなものに接するチャンスなんですよね。
そいういったドキドキ感を楽しんでもらいたいって思います。
良い絵画を見て興味を持てれば知識はあとからついてくるものですし、知識があれば絵が見たくなるという循環に入っていくと思います。
何回見てもわからない絵もふとした折に見直すと染み渡る絵もありますから、ちょっと見ではわからなくてじっくり見たい絵をじっくり見るというのは素晴らしい見方だと思います。
なぜなら人の感情の吐露というのはそんなに簡単に理解できるものではないので、じっくり味わい絵と語り合う(想像の範囲で^^;)というのが堪能する秘訣だと思うんです。
好きな絵を中心に勉強するとよりその絵が何故生まれたかわかり知識も自然に派生して気づけば薀蓄をかたっているかもわかりませんよね。
ゲルニカならなんでこの絵は強烈に訴えてくるものがあるのかというのはスペインの内戦は何故そんなに悲惨だったのかを知ることによって当時のピカソの気持ちに肉迫できます。
内戦前のピカソの絵や同世代の画家の作品と比べたり・・・
他の方も書かれてるように、知ったかぶりはすぐ見破られアホっぽいので是非水先案内人の方に謙虚に聞かれるほうが、はるかに好感が持てます。
私が水先案内人になるときに薦めているのは、NHK教育テレビの日曜美術館(毎日曜日朝9時~10時または同夜8時~再放送有)です。絵が描かれた背景や画家の人生などとりあげてますが、知識だけではなく絵への接し方のようなものまで伝わってくると思います。
これを三ヶ月見ていれば、手っ取り早くご立派な入門者になれると思います。
そうすれば段々自分と同じことを考えていたような画家を見つけられて「ここに俺がいる」なんて縄文土器を見て言ってしまう岡本太郎画伯の気持ちになるんじゃないなと思っています。
是非楽しまれてくださいネ!
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この回答へのお礼

ありがとうございます。実は、美の巨匠などを見ていた時期があり、絵画を見に行っていた時期もあります。けど、どうも高尚な扱いを受けている気がして、10代だった私には生活の一部には取り入れられませんでした。日曜美術館みてみますね^^

お礼日時:2007/09/19 16:43

NO1のllamaです。

お返事ありがとうございます。
ダリとウォーホルですね。知識は抜きにいて
話しますと、まず私のダリの印象は「なんだこれ?」
というのに付きます。しかし絵を描くにあったって
重要なのは人に新鮮な驚きを与えるというところが
あります。人が振り向いてくれなくては絵は意味
が半減してしまいますからね。それと
ダリの絵から発散している雰囲気はときに不快感
を伴うものもあります。しかし不快な気持ちを誘う
というのだから裏を返すと私たちの心の深いところに
影響を及ぼしていると取れなくはないでしょうか?
シュールレアリスムの絵画のテーマは不安や恐れ
不快や不条理といった表現するところにあります。
一種のサブリミナルの映像といえるでしょう。
現代で言うホラー映画やサイコサスペンスまたは
SF映画を見ている感覚に似ていますね。

ウォーホルについてですが、私が持つ印象は
「難しい絵じゃなくても芸術は楽しいよ」
「部屋に飾るとおしゃれじゃない?」
といった感覚ですね。商業デザインでも芸能人でも
よいものはよい。と言いきっているところに
ある種の爽快感を感じます。
それとウォーホルの作品には一つ一つに意味を
持たせているのだそうです。
こういったものの総称をコンセプチュアルアート
といいます。つまりはじめに意味や概念ありき
で作品を制作するんですね。
ウォーホルの作品にキャンベルの缶詰のラベル
を並べたものがありますが、あれは大量生産
大量消費の社会を皮肉っているのだそうです。
あの作品はなにがいいたいのだろうか?と
考えるもよし、図柄がきれいだなと純粋に作品
を眺めるもよしといった作品群がウォーホルの
芸術の真骨頂じゃないかと私は思うのです。

live0さんは二人の作品を一発芸の芸人と例えて
いましたがわたしは
ダリは三輪明宏でウォーホルはビートたけしや
爆笑問題かなと思っています。
気味悪い人と皮肉屋で思いつくのはこれくらいでした。

私自身、私の友人は絵に造詣が深い人はほとんどいない
ので、美術の話をするときはよく身近なもので
表現することが多いですね。ダリやウォーホルから
感じたものを言葉で表すのは難しいですが、
「この絵は何の音楽が合うのかな」
ということを考えながらよく絵を見たりします。
ダリとウォーホルに合う音楽と考えると
ダリはマリリン・マンソンや北欧のハードロック
のスローバラードかな?
ウォーホルは実は音楽もプロデュースしていました。
ベルベット・アンダーグラウンド&ニコという
バンドです。興味がありましたら一度
聴いてみて下さい。
私はジミ・ヘンドリックスかフランクザッパ
マイルス・デイビスなんか合うんじゃないかな?
と思っています。
言葉で説明しづらいものは、よく音楽や身近なもの
で相手に伝えたり、自分で勝手に似ているもの
と決めたもので説明したりしています。
感性で会話するといっても私はこの程度なので
参考にならないかもしれないですけど、
何かのお役に立てれば幸いです。
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