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環境問題について友人がこんな提案をしてました。

『植物細胞にある葉緑体を動物細胞に入れることができれば
 二酸化炭素を減らせるし、地球温暖化防止にも役立つのでは?』

面白い意見だと思ったのですが、実際にこんなことは
できないですよね?
葉緑体を動物細胞にいれることができないのは具体的になぜなんですか?


どなたか教えてください!!

A 回答 (2件)

葉緑体のような細胞内小器官を持っている真核細胞の紀元は、様々な働きの原核生物が集まってできたとする「共生説」を知っていますか?もとは別々の生物だったのですから、それぞれに遺伝子(DNA)を持っていたと考える事ができます。

1つの細胞に住むようになってからは、遺伝子を核に渡して仕事をまかせるようになりました。
しかし、ミトコンドリアと葉緑体は今もまだ自分達で遺伝子を持ち続けています。ですが、一部を核に渡してしまったので残っている遺伝子だけでは、その機能を維持していく事ができません。ですから、動物細胞に葉緑体を入れる事は不可能とされています。

ある植物細胞の遺伝子配列を全部明らかにして、葉緑体に関わっているものを切り出し、動物細胞のDNAに組み込む事ができるなら、葉緑体を動物細胞に入れる事ができるかもしれませんが。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました!
大変参考になりました。
もっと生物学を勉強していきたいと思います。

お礼日時:2002/08/21 09:49

その葉緑体は体にもともと在ったものではないのだから、細胞中に感染したウイルスと同じに免疫システムによって破壊されるでしょう。

タクロリムス等の免疫抑制剤を使用しても体細胞中に定着はしないでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

では、葉緑体の膜表面に免疫システムから攻撃を受けないような
(つまり、細胞内の他の小器官ミトコンドリアなどの膜表面にあるような)構造
を作り出せればどうでしょうか?

ご回答よろしくお願いいたします。

お礼日時:2002/08/20 19:21

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