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しょうもない質問で申し訳ないのですが、地面とか、地震とか、
「地(ち)」の字の読みが濁音になる単語は、そのままで考えると
「ぢめん」が正しいように思うのですが、文書入力のソフトでは、
「じめん」と入力しないと正しく変換されませんし、国語辞典などにも
「じめん」と表記されています。
ところが、同じような例で「新妻」「人付き合い」などは、
「にいずま」「ひとずきあい」と入力しても正しく変換されません。
「沼津」「木更津」なども、「ず」では変換されませんでした。
冒頭の「地」の字の単語は、思いつく限りすべての単語を試して
みましたが、すべて「じ」で入力しないと変換できませんでした。
理由をお分かりの方、いらっしゃいますか?

A 回答 (8件)

これ、よく勘違いしちゃうんですよね。

私も最近までそうでした。「地」だけは違うんですよ。

>「地(ち)」の字の読みが濁音になる単語は、そのままで考えると「ぢめん」が正しいように思うのですが、
・そもそも、このご認識が、間違っていらっしゃるのです。
実は「地」は「チ」だけでなく「ジ」という読み方もあるんです。
これは意外に知られていないので、ついつい「『地面』や『地震』の『地』の読み方は、『チ』から発音しやすく『ヂ』と濁らせているんでしょ」と勘違いしているのです。漢和辞典を引いてみましょう。

【地】-常用漢字
[画数]6画
[区点]3547[JIS]434F[シフトJIS]926E
[音訓]チ・ジ・つち
[名乗り]くに・ただ・つち

ね。[音訓]のところに「チ」のほかに「ジ」もあるでしょ。
例えば「鼻血」の場合、「血」は

【血】-常用漢字
[画数]6画
[区点]2376[JIS]376C[シフトJIS]8C8C
[音訓]ケツ・ち
[名乗り]ち

のように、「ケツ」と「ち」しか読み方がありませんので、仕方なく発音しやすいように「ち」を濁らせて「ぢ」と読み、振り仮名もそう表記します。

でも、「地」は違うのです。「地」を「ji」と発音する場合は、必ずもともとある「ジ」を採用するため、「チ」を濁らせることは絶対に(!)ありません。

つい先日も(9/20)、類似の質問がありましたので、ご参考まで。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3362187.html
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これ, しばしば出る疑問ですよね. FAQ といっていいかな.


回答は既に出ているので #6 の上級編のおまけ:
お/を, わ/は, え/へ は全て (後者が) 助詞であり, 「意味を付加するマーカ」として使われるので残したんじゃなかったかなぁ.
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この回答へのお礼

確かに皆さんのご意見を拝見する限り、私が質問前にもっと下調べをするべきでした。
それでも、たくさんの方のご意見を参考にできて勉強になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/10/04 06:31

#2さんと#3さんの回答で終わっていますが、わたしなりの回答をさせて


くださいませ。

#基本編・学校教育編#
じ、ず、ぢ、づ、の表記に迷った場合は、以下のようにして考えをすすめていきます。

基本的には、すべて「じ」「ず」が原則なので、まず最初は「じ」「ず」で考えます。
ただし、これには二種類の例外があります。
(1) 同じ音が重なる場合
  例: ちぢむ、つづみ、つづる
(2) 二つ以上の言葉を合わせて一語にした場合(連語の場合)
  例: はなぢ、こぢんまり、いれぢえ、
     にいづま、ひとづきあい、こづかい
なので、上記(1)(2)の場合のみ、「ぢ」「づ」とすればいいわけです。

--基本的には、#2さんご紹介の『国語施策情報システム』内の↓ページの内容のままです--
http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=show&i …

このことから、単語の最初の文字に「ぢ」「づ」がくることはない、ということもわかりますよね。これによっても「地震」が「ぢしん」にはなりえないと考えるのもいいでしょう。

また、「地」の読みは、音読みとして「チ」と「ジ」のふたつがあります(訓はありません)。つまり、そもそも「ヂ」という読みはないのです。ということは、「地震」の「地」が最初の一音である限り、濁る(連濁する)ことはありませんので「ジ」しかない、ということもいえます。

#上級編#
現在の「じ」と「ぢ」は同じ発音です。しかし、昔は「じ(ji)」「ぢ(zi)」と違う発音をしていました。そして、地震は「ziしん」、地紋「ziもん」などと発音していたようです。つまり書くときは「ぢしん」「ぢもん」だったのです。
ところが、江戸時代頃から「じ」と「ぢ」はどちらも「ji」と同じように発音するようになりました(「ず」と「づ」もほぼ同様)。そうなると、同じ発音であるにもかかわらず「じ」と「ぢ」のふたつの表記があるのは、学校教育上面倒なことになるので、前述のような基準に定めたのです。
しかし、同じ発音なのに「お」と「を」、「わ」と「は」は例外ながらも残されました。「ぢ」「づ」の例外も、これと同じような趣旨なのです。
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この回答へのお礼

言葉は時代を経て、様々な変化を遂げるものなのですね。
現代では、割と真面目な題材をあつかうテレビ番組などでも、普通に「やっぱし」とか「はんぱじゃない」とか耳にしますよね。
これらも正しい日本語として認知されるかもしれませんね。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/10/04 06:28

(それをよしとするものではありませんが、)現代仮名遣いのきまりなのです。



蛆(うじ)/氏(うぢ)
葛(くず)/屑(くづ)
のように発音の同じものを語源によって区別することをせず、「じ・ず」と書くのが大原則。

例外は二つだけ
(1)二語の連合
鼻(はな)+血(ち)→鼻血(はなぢ)
横(よこ)+綱(つな)→横綱(よこづな)
(2)同音の連呼
縮む(ちぢむ)、続く(つづく)は「ちじむ」「つずく」と書かない。

「すぐに地が出る」「~を地で行く」の場合、単独で[ジ]と読む。
もともと[チ]と[ジ]の二つの音がある。
(「血」「綱」は単独で[ジ][ズナ]と読むことがない)
【前に何かが付いたために】濁音になったのではないから、例外(1)に該当しない。
「地面(じめん)」、「頭痛(ずつう)」

ということなのです。

さらに、
訓読みの場合、
「沼津(ぬま-づ)」 (ローマ字綴りは「NUMAZU」)
「宝塚(たから-づか)」(ローマ字綴りは「TAKARAZUKA」)
「津」「塚」は単語であり、その前に言葉が来て「つ」が濁音になったので「二語の連合」に該当する。

音読みの場合、
「心中(しんじゅう)」
「融通(ゆうずう)」
「中」「通」は単語ではない。「心中」「融通」がそれぞれ一つの単語であって分解できないから、「二語の連合」に該当しない。
* 「中」「通」という漢字に「ジュウ」「ズウ」の音は無いのに!
ただし「悪知恵(わるぢえ)」の場合は「悪」「知恵」に分解できるので、「二語の連合」に該当する。

「電(いなずま)」を「稲妻」と書くのは当て字だから(?)、「いなづま」と書いてはいけない[当初のきまり](※)。
「東(あずま)」を「吾妻」「吾嬬」と書くのは当て字だから(?)、「あづま」と書いてはいけない[当初のきまり](※)。
「蹄」は「爪(つめ)」を含んで、分解しやすいから「ひづめ」と書く。「ひずめ」と書いてはいけない[今も同じ]。
「絆」は「綱(つな)」を含むが、分解しにくいから「きずな」と書く。「きづな」と書いてはいけない[当初のきまり](※)。
「纜」が「綱(つな)」を含むのは明らかだから、漢字は一字でも「ともづな」と書く。「ともずな」と書いてはいけない[今も同じ]。

あまりに評判が悪かったので、数年前の改訂で「世界中」「稲妻」を「せかいぢゅう」「いなづま」と書いてもいいことになりました(前掲※の例外許容)が、本則は「せかいじゅう」「いなずま」です。


なお、
食べてはいけない→食べちゃいけない、食べてしまった→食べちゃった
飲んではいけない→飲んぢゃいけない、飲んでしまった→飲んぢゃった
のような類推もしてはいけません。
「飲んじゃいけない」「飲んじゃった」と書くのがきまりです。
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この回答へのお礼

その語が分解できるか、そうでないかというのは、とても理解しやすかったです。
「使いにくいから」などの理由で使用法が決まっていくことってほかにもありますよね。
丁寧にご説明いただいてありがとうございました。

お礼日時:2007/10/04 06:08

役所が 経緯を無視して勝手に決めて、使用を強制しているからです(60年位前に)



今は廃れてしまいましたが、その頃は 漢字を廃止してかなだけにしよう とか かなも止めて ローマ字にしようとか の運動もありました

コンピュータで、漢字がまともに使用できるようになってから、その手の運動は影を潜めました
コンピュータで漢字がまともに使用できるようになったのは 二十年くらい前です
一般的になってから、まだ十数年しか経っておりません
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この回答へのお礼

急速に普及して、今や家庭にあって当たり前の存在になったパソコンですが、
確かにまだ歴史は浅いですよね。
役所が勝手に決めて使用を強制…
なんか戦時中の英語使用禁止を思い出しました。野球の審判とか、結構滑稽だったのをアニメかなにかで見た記憶があります。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/10/04 06:03

「新妻」の場合,


妻「つま」の前に「新」がつくことにより,
「つま」の音が変わっています。
この場合は「づ」です。

しかし,「地」の音読みにもともと「ち」と「じ」の2つあります。
鼻血「はなぢ」のように,「ち」が「ぢ」になるのは前に別の語が着く場合です。
「地面」は先頭に「地」がありますが,「じ」と読んでいるように,
「じ」という音読みが存在し,「ち」が濁ったのではありません。

実は,昔は土地「とち」,地面「ぢめん」だったのですが,
前に語がつくことにより,濁るのでない場合は
「ぢ」「づ」を用いず,「じ」「ず」を原則と決めたのです。

http://www.bunka.go.jp/kokugo/frame.asp?tm=20071 …
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この回答へのお礼

なるほど。「地」の音読みはもともと「ち」と「じ」なのですね。
だから前に字がつく単語である「生地」も、「きぢ」ではないのですね。
時代を経て変化してきた国語的な約束事って、ほかにもいろいろあるのでしょうね。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/10/04 05:57

>理由をお分かりの方、いらっしゃいますか…



そのように決められているからです。
小学校で習いませんでしたか。
http://www.bunka.go.jp/kokugo/frame.asp?tm=20071 …

日本語に関して詳しくは、主務官庁である文化庁の『国語施策情報システム』をどうぞ。
http://www.bunka.go.jp/kokugo/
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この回答へのお礼

>小学校で習いませんでしたか。
すみません。もう30年以上前のことなので、習ったすべてのことを記憶
していません。成績も良い方ではなかったので。
リンクを貼っていただいてありがとうございました。

お礼日時:2007/10/04 05:51

ただ単に『地面』は「じめん」と書くのが正しいからだと思います。

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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2007/10/04 05:48

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