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フォーミュラニッポンで下方排気が使用されていると聞いたことがあります。F1のような上方排気は実際に目で見えるので分かりますが、下方排気とはどのように排気管の取り回しをしているのかわかりません。上方排気を逆転させただけなのでしょうか?また、下方排気を採用することによりどのように性能が変わるのでしょうか。教えてください(T_T)

A 回答 (1件)

Fポンを詳しく知らないので(車輌や規則)ちょいと想像の域もありますが。

。。
なので排気システムが解り易く変化していったF1の例で考えてます

1.フロア下に排気
2.フロア上に排気
3.ボディ上に排気
4.煙突で排気

と言う風に変化してきました。
1番のフロア下に排気というのはリアディフューザー内に排気を流し込む方法です。ディフューザーは空気の流速を変化させる事で効果を得ている事はご存知だと思います。そしてソコへ排気を流し込む事により流速変化を増大させ、より大きな効果を得られるようにとディフューザー前端にエキゾースト開口部を設け排気を流していたのです。このことは当時(90年代前半以前)の車輌をみるとフロア下からアフターファイヤやブロー時にオイル煙を吹いている事を見れば解ります

2番のフロア上排気と言うのはディフーザーの上、つまりはサスアームの間にエキゾーストを通してカウル後端から排気する方法です。これはなぜかと言うと日進月歩で進化しているF1の世界。空力システムも高度に進化しました。高度に進歩した故に非常に繊細な状況になってしまいました。ココまで来てしまうとディフューザー内に排気した場合にアクセルのオン/オフによる排気量の増減を拾ってしまい非常に不安定な車輌になってしまいました。よってディフューザーに影響を与え難いフロア上から排気を行うようになりました

3番のボディ上から排気って言うのはつい最近の事なので解り易いですね。ボディ後端表面にエキゾースト開口部を設け、排気をリアウイングに当てる事によりリアウイングの効率を上げてやろうと言う目論見です。この時からサスアームに排気を当てたくないと言う考えもあったようです(本当はコッチが本命らしい・詳しくは次項)

4番の煙突で排気と言うのはフェラーリが始めて投入して以来、他も追従して採用した今最新の方法ですね。これは空力改善の目的もあるようですが実はレギュレーション対策らしいという事を聞いた事があります。と言うのはレギュレーションが車軸よりも後方(車体中心30cmを除く)にエキゾーストを伸ばしてはいけないと言う風に変更されたからだと言われています。ここで単純に車軸前でエキゾーストをぶった切ってしまえばモロに排気がサスアームに当たりその熱によって最悪の場合は折れるなどのトラブルを引き込む事になってしまいます。もちろんボディワークやサスアームの設計を工夫して排気が当たり難くするとかヒートガードを行う等の対策も行われましたがもっと手っ取り早く解決するには排気を煙突でちょいと上に流してやれば良いのでは?と言う事になり煙突付きのエキゾーストが考案されました
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